がらくた屋で見つけた古い机を修理すると、
開かなかった引き出しから手紙が1通。
それはジムからの最後の手紙。
そこには戦場の様子が綴られていたのです。
第1次世界大戦のさなかのクリスマスの朝、
イギリス軍のジムは、敵であるドイツ軍からの「メリークリスマス!」の声を聞きます。
やがて両軍の兵士達はクリスマス休戦とばかりに一緒に宴会を始めるのです。
兵士は誰だって戦争が終わって家族のもとに帰りたい。
そんな想いが手紙に切々と書かれてあるのです。
「ぼく」は宛先のジム・マクファーソン夫人である101歳のコニーを訪ねます。
実話に基づいたお話ということでとても説得力があります。
戦争の中での真の人間の想いが伝わってきます。