瀬川さんの絵は、ものすごく個性的で、インパクトがあって好きです。
この絵本は実はシリーズの2作目だったんですね〜。最後まで読んでやっと気づきました。(今度1作目の『こいぬのひな』も、ぜひ読んでみたいです。
好奇心旺盛な、子犬のひなは、天狗のたろうに出会い、一緒に遊ぶことになります。
といっても、ひなが一方的に天狗の持っているものを欲しがり、さんざん振り回して遊んで、頭巾も袈裟も衣も、袴までもみ〜んなだめにしてしまうという、天狗にとってもは散々なお話でした。でも、面白かった。
きっと、天狗もひなの、無心さが純粋で可愛くて、持ち物をぼろぼろにされているというのに、断りきれずに次々貸してしまったんだろうな。
天狗のたろうとひなの、ちょっと不思議な関係がとてもよかったです。