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ぼくは松葉杖のおじさんと会った」 ヒラP21さんの声

ぼくは松葉杖のおじさんと会った 作・絵:ペーター・ヘルトリング
訳:上田 真而子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1988年11月
ISBN:9784037264109
評価スコア 4
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  • 家族の絆と、それ以上の人間愛。
    これほどの思いやりがあるのだろうか。
    終戦直後のウィーンで、混乱の中で母とはぐれてしまった一人ぼっちの少年トーマスが、親戚のおばさんの家を訪ね歩いてきます。
    家は戦禍で形もなく、玄関跡に座る女に邪険に追い立てられるようにしてさまようトーマス。
    そんなところで知り合ったのが松葉杖のおじさん。
    胡散臭くも思えるあやしいおじさんが、トーマスの母親探しとトーマスが生きるために、ここまでできるのだろうかというほどの、愛情を注ぎ、母親との再会までの旅を共にしてくれます。
    読んでいて涙が出てきたのです。
    戦後の混乱の中で、生きるための生々しさ。
    その中で、「松葉杖」はトーマスのことを考え続けます。
    「松葉杖」の人間臭さと、博愛とが、様々な出来事の中で、トーマスとの絆を深めていきます。
    最後のシーンで、トーマスは母親と再会します。
    けれど、振り向くと「松葉杖」の姿はない。
    戦争を経験し、自ら悲しい思いを持っているヘルトリングだから、ここまでかけるのでしょう。
    戦争は遠い過去になりました。
    でも、「絆」という言葉の意味が再認識されている今、この本の入手が難しいことがとても残念です。

    投稿日:2012/08/29

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