ウサギがある日出かけている間に、自分の家を何者かに占拠されてしまい、その事態に、いろいろな動物がおせっかいを焼いてくれるという、民話です。お話自体、民話らしいくり返しの多用で愉快ですが、絵も独特の色彩で目を引きます。マサイ族が動物の仮面をかぶって劇をしているという設定もおもしろい。
そして、アフリカ人が使う言葉ををそのまま標記しているという表意音。カエルが「せむ」としゃがんだり、ジャッカルが「くぴどぅ、くぴどぅ」と逃げていったり、ゾウが「がむ、がむ、がむ」と歩いたり。
最初は「?」だった表意音の数々が、だんだん口に馴染み、とってもそれらしくなってきました。
刺激的な絵本です。