絵本ナビのレビューをみて以前から気になっていた本でしたが、
「100万回死ぬ」ということを小さい子供に見せるのをずっとためらってしまっていました。
王様、サーカス、どろぼうなどいろいろな飼い主がいて、みんながねこが死んだとき泣きました。5歳の娘は、そのたびに「かわいそう」と言っていました。でもかわいがってくれていた飼い主を嫌いだという理由はよくわからないようでした。最後に白い猫との子猫がたくさん産まれたのをみて「6匹もいる。かわいい!これはしあわせだね」とうれしそうにしていました。
うちにもとらねこを飼っています。全部読んだあとに娘が「この子が死んだら私は泣くと思うけど、この子は泣くのかな」と心配そうにいっていました。最後のことを考えると悲しくなりますが、家族の一員として大切にかわいがっている猫なので幸せだと思ってそのときを迎えてほしいと思いました。
たしかにこれは大人のための絵本かもしれないと思います。