4歳の娘と読みました。
私と娘にとってはこれで4冊目となるどんくまさん。
正直、これまでのどんくまさんを見てると、
どんくまさんにゆうびんやさんが務まるとは、とてもじゃないけど
思えないタイトル。
出だしから自転車を一生懸命練習していても、
「どんくまさんには無理だよー」なんてうさぎさんにも言われる始末で、
やっぱり・・・と思った方も、多いんじゃないかと思います。
でも、「ゆうびんやさんになりたい」一心で、
ついに乗れるようになった自転車。
そして、「おばあさんを喜ばせてあげたい」一心で、
偽のお手紙を書いて、運んじゃうゆうびんやさん。
どんくまさんの、不器用ながらも、
とっても暖かい思いやりが伝わってきて、
うまくできなくても心は十分に伝わるということが、
ひしひしと伝わってくる一冊です。
見かけのかっこよさ、スマートさにとらわれず、
不器用でもまっすぐな暖かい気持ちを持つことの大切さを、
教えてくれる一冊です。