ベスコフの作品は本当に細部までこだわって描かれているところが好きです。
それに登場するキャラクターは、端役のトロルやトカゲまで、
ほんの小さな一コマなのに、
その表情やセリフに性格づけがきちんとされていて「存在感」が伝わってきます。
今回の物語の主役は、ドングリぼうやたちを探しに行ったハシバミの子のヌッタなんでしょうが、リスのスバンス氏の活躍も見どころも満載です。
お話会で読み語っても、特に問題はありませんが、これらの細かいところをじっくり堪能できる1人読みが、私はお薦めです。
1人で読むなら低学年くらいから。お父さんやお母さんが一緒に読んであげるのはもっとお薦めで、それなら幼稚園の年中さんくらいからでも大丈夫です。