|
6月19日(土) 晴れたぜっ! 19日レポート:安藤パパ
前日(18日)/初日(19日)/最終日(20日)/カレーレシピ
6時?分、「ドンドン」。ログのドアを叩く音がする。どうやら隣のログで寝ていたコータ君が僕らを起こしに来たらしい。「もうちょっと寝かせてくれー」。
7時26分、鳥の鳴き声で目が覚める。金柿パパはまだ爆睡中。田中パパはどうやらコータ君とすでに出掛けたらしい。
7時27分、痛む腰を庇いながら二段ベッドから降りドアを開けて外に出ると・・・、「やったー、晴れてるぜ!」。思わず一人でガッツポーズ。これで当日ドタキャンも出ないだろう。やっぱり「フダンノオコナイ」がよかったせいだよな(オイオイ)。そうだ、てるてる坊主(テルノ作)にも感謝!
7時33分、管理棟脇のコインシャワーへ。フー、さっぱり!腰もだいぶ軽くなったぞ。
8時02分、いったんログに戻って身支度してると金柿パパが起床。「晴れてるよ」と言うと、「やりましたねー。やっぱりフダンノオコナイかな(オイオイ)」。
8時12分、イベントハウスへ。「おはよーす」。田中パパは早くもキッチンブースで朝食の支度。
「安藤さん、珈琲入ってるよ」「わお、サンクス」。クー、こういうパパ、うちにも一人欲しいな。BGMはリッキー・リー・ジョーンズの「POP POP」。
8時48分、自宅に電話。
「あ、パパ?」
「おはよう、テル。軽井沢晴れてるぞ。早くおいで!」
「わかった!飛んで行くからパパ待っててね。ねえねえパパ、きのうは寝袋で寝たの?」
8時52分、2杯目の珈琲を飲み終えて、ライブの準備に取りかかる。まずは腰に気をつけながらクルマから機材類を下ろし、田中パパとセッティング開始。あれ、もうビール飲んでるの?
9時15分、鎌倉から参加の井上ファミリー(パパ&ママ+男の子2人で参加)を迎えにクルマで軽井沢駅へ向う。井上パパこと、いのうえちはる君は僕と同じ歳で、仕事はデザイナー&イラストレーター。地元鎌倉では有名なグルメガイド『かまくら楽食日記』の著者でもある。また奥さんの井上ママは僕の7つ前の会社・リットーミュージックの先輩で、20代から30代にかけて演っていたブラコンバンドのメンバー。きょうは7年ぶりくらいに演れるので楽しみだね、堀内さん!(←旧姓)。
9時58分、軽井沢駅着。改札で井上家と落ち合う。
「お、Sクン、Gクン。来たかー」。
「ねえ、コータくんはどこ?」と小1のGクン。今年のGW、井上家に田中パパを連れて遊びに行ったとき、田中さんちのコータくんと井上家の子ども達はすっかり仲良しになっていたのだ。
「コータくん、キャンプ場で待ってるよ。さあ、行こう!」
10時39分、SGに戻る。キーボードプレイヤーの西村さん(ママ+お子さん2人で参加)も既に到着済み。早速、ライブのリハーサルに入る。澄んだ空気の中、浅間山を観ながらギターをかき鳴らし唄う。野外ライブは20年ぶりか?気持ちイイぞー!
11時10分、リハ押し気味。Myファミリーの迎えを金柿パパに頼む。
12時35分、リハ終了。「まあ、こんなもんでしょう。本番ガンバロー」とビールで乾杯。
12時37分、宿泊棟の方へ戻る。
「あ、パパー!」とテルノが僕を見つけ走り寄って来た。
「おー、来たか。待ってたぞー」と娘をハグ。
「パパー、ボクモ ボクモ!」とヒロシも元気一杯。顔をくっつけて髭をこすりつける。
「ヒロシ、新幹線乗ってきたのか。よかったなー」
「ウン!パパ、アノサ、カルイザワッテ、ドコナノ?」
「ん?ここが軽井沢じゃないか」
「ソッカー!ママ! ココガ カルイザワ ダッテサ!ワーイ、ヤッタァ ヤッタァ」と、妙にハイ状態のヒロシ。
12時56分、先に持ち込んでいた荷物を今夜泊まるコテージに移して、子ども達とイベントハウスに向かう。
「ア、 タナカ パパ ジャン」とヒロシ。
「お、来たな〜、ヒロシ」と酒焼けスマイルの田中パパが出迎え。
13時02分、「どうする?」そろそろ開会式の時間だが、来ている家族はまだ6ファミリーほどだ。
「もうちょっと待ってみようか。しかし主催者がユルイせいか、参加者もノンビリしてるねえ」
14時00分、やっと10ファミリーくらいが揃ったので、開会セレモニーのスタート。
「みなさん、きょうはパパ‘s絵本プロジェクト結成1周年のイベントに参加いただきありがとうございます。心配していた天気もよくなりホッとしています。楽しんでいってください」と田中パパが挨拶。簡単な注意事項のあと、「じゃあ安藤さん、よろしく」と振られたので、
「えー、せっかくなので子どもはなるべく放牧して、親は親で飲んで楽しみましょう!」と、アバウトスピーチ。
14時12分、SGのスタッフHさんの誘導で、だだっ広い場内を散策&案内。今回、上は10歳から下は0歳まで17名ほど子どもが集まった。それにしても子どもは友達づくりの天才。小学生以上はすぐ仲良くなって、アスレチック広場でもう走りまわっているぞ。
「パパー、アノコ ト カタナ デ アソブ〜」。ヒロシも小川さんちのIクン(4歳)と打ち解けた様子。Iクンも人ナツッコイいい子だのぉ。
14時48分、場内をひと回りしてイベントハウスへ戻る。
14時50分、約1時間遅れで、ワークショップ(1)「おはなし会スペシャル」のスタート。今日はせっかくの絵本イベントなので僕らパパ‘sだけでなく、参加者の皆さんから絵本を持ち寄ってもらい子ども達の前で読んでもらうのだ。まあ皆さん、自分の家でやってはいるだろうけど大勢の前で読むのは初めてのはず。ちょっと緊張してるかぁ??
14時51分、「じゃあ、これからいろんなパパやママが絵本を読むよー」と、このコーナー担当の金柿パパが先陣を切って、センダックの『かいじゅうたちのいるところ』を読む。
「たべてやるから行かないで!」。…ふむふむ、子どもも大人も集中して聴いているぞ。「野外で絵本読み」ってちょっと変かな、と最初は思っていたが、なかなかどうしていい感じだ。ページの上をさわさわと涼しい風が流れて、絵本の主人公たちもゴキゲンみたいだ。
15時01分、続いてシングル参加の大江さん(元保育士)が紙芝居で「ロボット・カミィ」。紙芝居って珍しいのか子どもたちは絵本とは違う感じで見入っている。
3番手はbk1の馬場パパ(2人の女の子&奥さんと参加)が、僕も好きな長新太の『キャベツくん』に挑戦。
「ブギャ!」お、ウケてるぞ。なかなかやるじゃん、馬場クン。
15時09分、続いてベネッセのメディアで僕らを取材してくれた木村ママ(お子さん2人と参加)が、国松エリカの『おこりんぼ フンガくん』。この絵本はうちの子も大好き。ママに読んでもらうとひと味違うか?ヒロシ。
そして5番手は小学館PSの小川パパ(2人の男の子&奥さんと参加)が『おばけのウー』。
さすが辣腕営業マンだ。これで宣伝バッチリだね!
15時36分、そろそろ子どもたちの集中力も切れてきた様子。フフ、眠たそうな目の子もいるぞ。だが、ずっと見ている側にいた僕もついに我慢できなくなり、金柿パパに頼んで一冊読ませてもらう。10冊ほど持ってきた絵本の中から、アウトドア系ビロー絵本『かえるのフリッツ』をセレクト。クライマックスではサングラスを外し、「さあ、みんなで“Puuuu〜”って、フリッツを呼ぶんだよ」と子どもたちを誘い、「Puuuu〜」と大きな声で山に向って叫ぶ。あー、サッパリした。
15時44分、ワークショップ(1)「おはなし会スペシャル」終了。「明日もあるからねー」
15時57分、ワークショップ(2)「火起しに挑戦!」スタート。
SGのH隊員からまずレクチャーを受ける。木と紐を組み合わた何種類かの火起し道具があり、希望を募り4グループに分かれる。コータくん始め小学生男の子組はもうやる気満々の目だ。
16時17分、「じゃあ、始めます。スタート!」
「とりゃー!」「うおぉーー!」「もっと擦って!!」「あ、煙が出た!」。もうみんな真剣。あちこちから奇声歓声が沸き起こる。「パパ ボクモ ヤルー!」というのでヒロシにやらせるも、3歳児はスピードがなく火は点かず。「ナンデ ツカナイノ、パパ!?」。もう、パパのせいにするなよー。ゴシゴシ…「アッ、パパ、ケムリ、ケムリ!」
16時33分、火起し終了。BBQ用のカマド2基に木をくべて、火起しで生まれた火を大きくする。
16時36分、続いてワークショップ(3)「バウムクーヘンを作ってみよう!」。
H隊員から作り方の説明を聴く。まず菜箸のような長細い棒にアルミ箔を巻きつける。それをボールに溜めたホットケーキ用の粉を溶かした液状のものに浸し棒に絡ませる。そしてそれをカマドの火で焼く。固まったら、また材料を絡ませて焼く。これを何度も繰り返すと、だんだん棒は太くなってバウムクーヘンの出来上がり、というわけだ。「へー、バウムクーヘンって、そうやって作るんだ」。
16時39分、スタート。誰が早く美味しそうに焼けるかが勝負なので、またコータくんが燃えて張り切っている。しかしこの少年(10歳)の野生パワーは大したものだ。なんかこう「真っ直ぐ育っている感じ」がイマドキには好感。まったくもって将来、どんな男になるかが楽しみだ。そんな息子を、育ての親・田中パパはキッチンスタジアムからビール片手にニコニコ見ているだけだぞ。
16時58分、そろそろ皆のバウムクーヘンも太くなってきた。僕は顔が熱くなって堪らず8巡目でリタイア。クーヘンはビールのツマミで食べてしまった。
16時59分、「こんにちはー」。おっと、絵本好きの小児科医・北原さんファミリーも到着だ。北原さんとは今年3月のパパ‘s絵本プロジェクト長野遠征で知り合った仲。その後、長野でやはり3人の父親でパパ’s絵本プロジェクト・伊那支部を結成し現在活動中だ。残念ながら今日はほかの2人のパパは不参加だが、北原さんには明日ぜひ絵本を読んでもらおう。
17時10分、バウムクーヘン終了。やはりコータ君が優勝。表彰式でまるでアメリカンドッグのようなクーヘンを高らかにかざして嬉しそうな表情が天然でいいぞ。準優勝はきれいな形に焼いた西村さんちの小学4年生ゆりちゃんだった。その後、クーヘンを食べた子どもたちはキャンプサイトでサッカーやフリスビーに興じて遊ぶ。大人たちは夕方の涼しい風の中、夕食の準備などしながらアルコール片手に談笑。ああ、ゆったりしたいい時間だ。こんな時のBGMはこれ。イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』から「♪ラスト・リゾート」で決まりだ。
18時00分、待ちに待った夕食タイム。キッチンスタジアムでは、田中パパがフル回転の活躍。うちのカミさんや数人のママも炊飯や配膳で大忙しだ。
18時05分、みなで乾杯後、各自の食器皿に特製カレーをよそってもらい食べる。「うまい。うまい」とあちこちから好評の声。やったね、と改めて田中パパと乾杯。「さあさあ、タンドリーチキンも焼けましたよー」。
(★リクエスト多し!田中パパ風インドカレーのレシピはこちら!)
19時02分、夕日も山陰に隠れ、そろそろオナカも膨らんできたところで、西村パパの「ウクレレわらべうたコンサート」開幕。まずは奥さんである西村ママと二人でパネルシアターでスタートだ。
そう、このお二人はボランティアで地元・調布市の児童館などで毎月のように「ファミリーコンサート」を開催中。僕も一度、子どもを連れて観に行ったことがあるが、その雰囲気はとってもあたたかで参加した小さい子どもたちは生演奏の音楽を心から楽しんでいる様子だった。またおそらくそれは夫妻の子育てマインドにも通じるものがあり、お二人を見てると「こんな優しい両親を持つ子はシアワセだよなぁ」、といつも僕は感じてしまうのだ。「ウーー、カンカンカン♪」。さ、子どもたち、クイズだよ。「あ、次はピーポーピーポーだぞ、ヒロシ!」。
19時19分、パネルシアターが終わり、西村パパのウクレレソロLIVE。「♪かっぱ」「♪なわとび」「♪いるか」「♪つくえ」など子どもたちにも分かりやすい詞とウクレレのサウンドが絶妙で、自然と子どもたちもタンバリンやトライアングルでリズム参加。「いやあ、西村夫妻、いい味だしてるなぁ」と始めてナマを観る田中パパも缶ビール片手に感心した様子だ。
その後、「♪いもむし」では何人かの子どもにいもむしの衣装をつけ一緒に唄う。そして何と「♪ごきぶり」では、僕も衣装をつけギターで参加したのだった。イエイ!
19時46分、僕のたってのリクエストソング、「おふろばで」。この唄は西村パパと長男の息子さん(中学生)のお風呂トークから生まれたスローナンバー。「パパがいちばん嬉しかった日はいつ?」「それはね、きみが生まれた日だよ」と、泣かせるんだよなー、詞が。会場のパパ&ママも我が子を想いながらシンミリ聴いているが、特に田中パパは次男アイクちゃんの出産時に苦労したせいか、何か感じ入るものがあるらしい顔つきで神妙に聴いているぞ。ホントいい曲だね、西村さん!
19時50分、アップテンポナンバー「♪We Are The Children」をみんなで唄いながら、西村パパのライブは終了。「もう一度、西村パパ&ママに拍手〜!」
20時03分、さていよいよ、パパ’sBANDの出番。ビートルズナンバーなので会場も盛り上がってくれるかな。うー、しかしちょっと飲み過ぎた。まあ何とかなるだろう。ドラムの田中パパは大丈夫かな?
20時06分、チューニングを終えスタート。
オープニングは、「一週間のうち8日もきみのことを愛してるよ」と唄う「Eight
Days A Week」だ。「♪Ooo
l need your love bade、Guess you know it's true~」。うん、何とか声も出てる。KeyをCにして正解だ。井上ママのベースは安定。西村パパのキーボードはさすがプロだけあって切れ味バツグン。田中パパのドラムもまず酒の影響は少ない感じだ。
MCを挟み、2曲目は映画「アイ・アム・サム」でフィーチャーされてた「Two
Of Us」。「♪On
our way home~」。メロディーは僕が唄い、西村パパ&田中パパがハモり。うん、なかなかいいぞ!
3曲目は西村パパのリードヴォーカルで「Lucy In The Sky
With Diamond」。イギリスのわらべうた・マザーグースの詩とジョンの詩をごちゃ混ぜしにした訳詞がいい味を出している。僕はギターとコーラスで参加。「♪Lucy
In The Sky With Diamond~」、サビ気持ちいいぞ!この曲はきょう参加の女の子たちに贈るぜー。
4曲目、アコースティックギターに持ち替える。西村パパのウクレレ&リードVでジョンの「ダブル・ファンタジー」から「Beautiful
Boy」。これはジョンが息子ショーンが5才のときに捧げた曲。「♪darlin’
darlin’ darlin’~」。西村パパのやさしい歌声は子どもたちの心に届いたかな?
5曲目。またエレキに持ち替え「Hey Jude」を唄う。この曲を僕が始めて聴いたのは小学校5年のとき。当時は歌詞の意味なんて分からなかったけど、40歳を越えたいま読み直すとラブソングのカテゴリを越えてそれは深く心に沁みるのだ。「♪And
any time you feel the pain Hey Jude, refrain Don't carry the world up on
your shoulders~」。テルノやヒロシが将来思い悩むことがあったら、この唄を聴かせてやろう。さあ、エンディングだ。子どもも大人もEverybody
sing! 「♪Na Na Na ,NaNaNaNa~,
NaNaNaNa~,Hey Jude!」
20時41分、平均年齢40ウン歳のバンドはそろそろ体力の限界。ラストはすべての子どもに愛を込めて「All
My Loving」。田中パパも最後の力を振り絞ってのドラミング&ハモりだ。「♪All
my loving,woo-,wo-, All my loving,- I will send to you〜!」。サンキュー!また会おう!
20時48分、ステージを降り、4人で乾杯。
「お疲れですー。いやあ楽しかった。また演りましょう!」
「ドラム、もう一度、イチから練習するよ!」
「子どもたち、飽きなかったかなぁ」
「いつかどこかで演った曲聴いたら、このイベントのこと思い出してくれるんじゃないの?」
「自分でレコード買って欲しいよね」
21時05分、広場でキャンプファイア点火!皆ぞろぞろと火の周りに集まってくる。僕もヒロシを抱っこして近くに寄る。
「ほら、ヒロシ。見たこともない大きな火だろう」
「ウン、パパ。スゴイネー。ビックリダヨ」。漆黒の天空に向け、真っ赤に燃え盛る火の手が伸びて行く様をヒロシも僕もしばらく見つめていた。しかし人間って何で火にこんなに魅かれるんだろう。
21時29分、しばらくすると火の周りで西村パパがウクレレ、若き絵本作家の二見正直クンが太鼓を叩き、アニメソングを子どもたちと合唱。みんな楽しそうだぁ。いい思い出になってくれればいいな。
22時10分、ファイア鎮火。小さい子たちはそろそろオネムの時間。「おやすみなさーい」とバラバラ解散し、宿泊棟へ向う人もいる。風邪ひかないようにねー。
23時15分、イベントハウスに残った大人たちは、また飲んで食べておしゃべり。「パラパラ」…おや、雨が降ってきたぞ。ハハ、夜ならいくらでも降れってんだ。さあ、もっと飲もう飲もう!
24時27分、腰がまた痛み出したので、田中パパに傘を借りてひと足先にコテージへ戻る。「トントン」と戸を叩くとカミさんが鍵を開けてくれた。「子どもたちは寝た?」「グッスリよ。もう終わったの?」「まだ飲んでる人いるよ」「タフねー、みんな」。
24時33分、洗顔&歯磨き後、子どもたちの寝顔を8秒見てから床につく。脳がクイックで白濁してきた。
24時37分、バシッ!と叩かれ起きる。
「パパ、いびき、うるさいわよ!」
「スマン、スマン。オール・マイ・ラヴィング。」(最終日につづく)
前日(18日)/初日(19日)/最終日(20日)/カレーレシピ
|