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こんにちは。絵本ナビ編集長、イソザキです。
先号でも少し触れましたが、映画「ミス・ポター」を観てきました!
切ないストーリーや美しい湖水地方の風景に心を奪われながらも、一番興味深かったのは、ピーターラビットの絵本が作られている様子、ビアトリクス・ポターの意志の強い生き方そのものでした。
帰りの電車では思わずビアトリクス・ポターの伝記を読んでしまったり・・・。
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「ピーターラビットのおはなし」
←記念すべき第1作。
ポターが実際に飼っていたウサギがモデル。
映画ではアニメになって動き出す場面があります! |
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「ピーターラビットの絵本」シリーズは100年以上も前に出版された超ロングセラーです。これだけ長い間世界中の子供達を魅了し続けているこの絵本。
定番として定着し、沢山のグッズも身近で目にする事も多いのでは?
でも、だからこそ可愛らしい動物のキャラクターというイメージが先行し、意外と「読んだことがない」という方も多かったりするのではないでしょうか?
「それは勿体ない!」
今号では是非もう一度手にとって欲しい・・・という思いも込めて特集してみます。
そしてこの時代に女性ながら自立して生きてきた、ポターの人生そのものもとても魅力的なのです。
今号のコンテンツは・・・
(1)ピーターラビット特集・・・作者、絵本、そしてグッズも紹介しちゃいます。
(2)絵本クイズ・・・絵本のクイズに答えてポイントもゲット!出題絵本は勿論・・・。
(3)編集後記・・・乗り物好きキッズ達、待望のオープン!
どうぞ最後までお付き合い下さい。
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(1)ピーターラビット特集 |
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>>> 「ピーターラビットの絵本」シリーズはこちらから
>>> ビアトリクス・ポターの作品はこちらから
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◆ ロンドンで育ったポターの子供時代 ◆ |
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ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターは1866年、ロンドンの裕福で厳格な家庭に生まれます。
この時代のイギリスは産業革命により、経済的にまさに絶頂期。ポターもブルジョアジーの名家の娘として育てられたのです。
学校へ行く事もなく、家庭教師のもとで勉強を学んでいたポター。必然的に子供時代のその殆どを家の中で過ごしていました。そして彼女の友達はたくさんの小さな動物達、ウサギ、カエル、ハツカネズミ、ハリネズミ・・・。後に絵本の中に登場してくるキャラクター達は彼女のペットがモデルだったんですね。
彼らを観察し、スケッチする時間はたっぷりあったのです。またお話好きの乳母の影響もあり、空想力も
育てていきました。お話の内容も、実はこの頃から温められていたのです。
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◆ 豊かな自然との出会い ◆ |
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裕福だったポターの家では、夏は3ヶ月程避暑地で過ごすのが通例でした。
生涯暮らす事になる湖水地方に出会ったのも、避暑に出かけた時でした。
自然の観察が大好きなポターがここでの生活に夢中になったのは言うまでもありません。観察やスケッチを繰り返し、また知り合いの子供達に宛てたイラストやお話の入った絵手紙も、この地から多く送られていたそうです。(それらはみんな大切に保存されていたそうです。子供にとっては最高のお手紙ですよね。)
20代の頃には、キノコや菌類に魅せられ、学者顔負けの観察力を発揮していたようです。その後、論文も書き上げますが、女性が働く事自体疎まれていたこの時代の中、学会には一切認められなかったのです。
でも、結局この事が絵本作家として生きていくポターの道を作ったきっかけとなったのかもしれませんね。
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「ピーターラビットの野帳」
スケッチが200枚以上載っている、ポターの気迫が伝わる本です。
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◆ 「ピーターラビットのおはなし」の出版 ◆ |
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30代になると、挿絵やポストカードのイラストなどの仕事をしていたポター。
元家庭教師の息子が病気になった時に送った絵手紙をもとに絵本を作ろうと考えます。
出版社にいくつも売り込みをしますが、いずれも断られてしまいます。
そこでポターは私家版をつくり、自費出版という形で売り出します。
そして、私家版が好評だった事もあり、「フレデリック・ウォーン社」から連絡をもらったのです。
その際「子供が気軽に手に取れる大きさと価格」と、ポターは小さいサイズとモノクロ版にこだわりました。結果、カラー版で実現し、出来上がったのが第1作「ピーターラビットのおはなし」。ポター37歳でした。
現在、福音館書店から出されている新装版。
「ピーターラビットのおはなし」
両手のひらに収まる小さなサイズに愛着が湧きます。
新装版のカバーを取ると、原書版により近い装丁に
なってます!(写真右側)
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◆ ユニークなキャラクター達。 ◆ |
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「ピーターラビットのおはなし」は翌年には5万部以上を売り上げる大ヒット作となりました。
沢山のお話のネタを持っていたポター。次々と新しいキャラクターを登場させ、絵本をつくっていったのです。ユニークなお話の展開に、リアリズムも混じり、決して可愛いだけでは終わらないストーリー。(何といっても第1話でピーターのお父さんがマクレガーさんにつかまってミートパイにされてしまった、というエピソードが出てくるのですから。)だからこそ、何回読んでも、どの世代でも楽しめるのかもしれません。今にも走り出しそうな動物達の絵が魅力的なのは言うまでもありませんね。その観察力をじっくり味わってください。
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ベンジャミン・バニー |
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ベンジャミン・バニーはピーターの従兄弟。
マグレガーさんに追いかけらてかかしにされたピーターの服を
取り返しにでかけますが・・・。
チラッと出てくるベンジャミンのお父さんが凄い!
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こねこのトム |
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お客様を迎える為によそゆきの服を着せてもらう仔猫達。
そのまま外に出て大人しく出来るはずもなく・・・。
むりやり可愛い服を着せられているトムの姿がたまらない!
あひるに服を取られる展開も何だか変。
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あひるのジマイマ |
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ちょっと世間知らずでずるいきつねの紳士に騙されてしまう
あひるのジマイマ。スカーフと帽子を身に着けて、よちよち歩く
愛嬌たっぷりなその姿、性格。何だか、あひるそのもの。
リアルなんです。
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かえるのフィッシャーどん |
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かえるが子供向け絵本の主人公なのは・・・と敬遠されて
いた「ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし」。
今、カエルが主人公の絵本が多いのはこのお話の功績
かもしれませんね。釣りであたふたするフィッシャーどん。
これでもか!の不運続きに笑いが止まりません。
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こぶたのピグリン・ブランド |
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ポターが実際にプロポーズされた後に創られたお話の為か、
まるで二人が主人公のような静かな恋のお話。
作品群の中でも異色かもしれませんね。
でも、2匹のブタが寄り添う姿がとてもいいのです。
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トム・サムとハンカ・マンカ |
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ちょっとインパクトのあるこの題名。モデルはポターが
実際飼っていたねずみのトム・サムとハンカ・マンカです。
お話の中に出てくる人形家は映画での恋のお相手
担当編集者ノーマン・ウォーンの姪が持っていたものです。
2匹のねずみもそんなに悪くはないようですよ。
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◆ 湖水地方での暮らし ◆ |
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1905年、ポターは絵本作家として大ヒットさせた自らの財産で湖水地方のヒルトップ農場を購入し、念願の田舎暮らしに入ります。ポターが凄いのはここから。開発の危機にさらされた湖水地方の自然を守る為、
次々と土地を競り落としていきます。そしてその全てが「現状維持」されたのです。
晩年はファーマーとしての農力も発揮し、自然保護に全力を注ぎました。そして彼女の死後、
4000エーカーもの土地は全て「ナショナル・トラスト」(自然保護団体)に寄贈され、現在も私達はその美しさを眺めることができるのです。
こんなお金の使い方・・・格好良すぎます!自由のきかないこの時代に女性として自立した人生。
決して自己主張の強いタイプではなかったであろう彼女が、その信念、絵本作家としての「才能」、作品の質の高さだけでここまで夢を実現させてきたのは、現在に生きる私達の励みにもなります。
興味を持たれた方は是非伝記を読んでみてくださいね。↓↓↓

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贈り物にも最適! |
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実は商売においてもポターは才能を発揮していたのです。 勝手な商品が氾濫するのを避ける為、自らがライセンスを管理し、ぬいぐるみや玩具などの考案もしていたそうですよ。
絵本ナビショップでは今までピーターラビットのグッズの扱いはなかったのですが、今回の特集を記念して
ぬいぐるみをいくつか取り寄せてみました。この機会に是非ご覧になってください!
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ピーターラビット M

ピーターラビット SS
まずは基本のピーターのぬいぐるみ。フワフワです。
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可愛い仲間達もぬいぐるみになっちゃってます!
  
 
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装丁の美しいこの絵本シリーズ。贈り物としても喜ばれそうですよね。
特におすすめなのが全24冊が全てセットになり魅力的な化粧ケースに入った
「贈り物セット」です。クリスマスのギフトにも最適ですね。↓

「ピーターラビットの絵本 贈り物セット」(全24冊)

「愛蔵版 ピーターラビット全おはなし集
」
全おはなしと挿絵が1冊になったもの。
図版は全て新版になって、新たに年表や索引なども加わった
改訂版が新登場!こちらも豪華。
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(2)絵本クイズ・・・
恒例!絵本クイズです。 |
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先週は「つきのぼうや」からの出題でした。
ちょっとわかりにくかったでしょうか・・・正解はCの「凧上げの凧」でした。
今週はもうちょっと簡単。今週も正解者の中から抽選で
1名様に絵本ナビポイント500ポイントプレゼント
20名様に絵本ナビポイント50ポイントプレゼント
しちゃいます!!
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【問題】
ピーターラビットの絵本3巻「フロプシーのこどもたち」は結婚したベンジャミン・バニーとフロプシーの家族がマグレガーさんの畑の横でレタスを見つけて食べるお話。ところがレタスにはウサギ達にとってある効果があるらしく・・・。さてどうなってしまったのしょう?
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A.くしゃみがとまらない!? (うさぎのくしゃみってどんなの?)
B.眠くなってしまう。 (一家揃って熟睡、大丈夫かなぁ?)
C.強暴になってしまう! (あぁ、怖い。ケンカが始まっちゃうのです。)
D.おいしくてとまらなくなってしまう。 (気をつけて、マグレガーさんが来てますよ。)

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先週のクイズのポイント獲得当選者はこちらの方々です。おめでとうございます!
☆1等(1名様)☆
500ポイント進呈
「のぽぽんぽん」さん
☆2等(20名様)☆
50ポイント進呈
「matomato」さん、「psan」さん、「あーにゃん」さん、「あっちい」さん、
「えとん、よんで!」さん、「くまくまてんてん」さん、「けいご!」さん、「とく3」さん、
「とび丸」さん、「のはらなずな」さん、「はなびや」さん、「ハレコ」さん、
「フェリックスのママ」さん、「ぶらいす」さん、「まめぞう」さん、「まりおむら」さん、
「メルモコ」さん、「モリゾー&キッコロ」さん、「ヨシまま」さん、「悠彩」さん
また次週もお楽しみに!
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(3)編集後記 |
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最後はちょっと男の子向けのお話。
先週末、10月14日についに「鉄道博物館」が開館したというニュースが
テレビなどで流れましたね。
去年、神田にあった「交通博物館」が閉館してしまい、少し寂しかったのですが、
埼玉県の大宮にスケールアップして帰ってきたのです!
ニュースで見る限り、かなり広い館内に珍しい汽車や電車がずらり。
自分で運転できる車両が5体も!そして迫力のジオラマ。
開館日、大人も子供も大興奮・・・という顔をしていましたよ。
いいですねぇ。早く行ってみたいです。(我が家では息子が微妙にブームを
通り過ぎていて、むしろ親の方が興味津々だったりするのですが。)
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>>> すぐには行けなくても電車好きな子にはこちら!
>>> 乗り物好きな小さな子にはこちら! |
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それでは、また次号でお会いしましょう。
最後までお付き合い下さってありがとうございました!
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