(1) 特集1・・・
母から子へ読み継がれてきたロングセラー「モモちゃんとアカネちゃんの本」
◆「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズ(小学1年生から)
『ちいさいモモちゃん』から始まり、30年にわたって書かれた壮大なドラマ「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズは、モモちゃんの誕生の日のお話からはじまります。
★モモちゃんが小さい頃のおはなし
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「ちいさいモモちゃん」
ちいさいモモちゃんのママは、はたらいています。
ですから、モモちゃんは、「あかちゃんのうち」で大きくなりました。
この本は、ちいさいモモちゃんが三つになって「あかちゃんのうち」を卒業するまでのお話です。
モモちゃんが生まれた時のお話、ねこのプーとのお話、水ぼうそうになるお話・・・。
元気でおしゃまな女の子、モモちゃんの日常が軽妙に描かれています。
※野間児童文芸賞受賞 |
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「モモちゃんとプー」
ちょっと大きくなったモモちゃんは、ねこのプーやジャムとも大のなかよしです。
ともだちのコウちゃんといっしょに大かつやくします。
そして、アカネちゃんという名前のいもうともできたのです。 |
松谷みよ子さんの上の娘さんが4歳の時、「わたしの赤ちゃんだったときのお話をして」とねだられた事がきっかけで生まれたのが「ちいさいモモちゃん」なのだそうです。当時は、まだまだ「赤ちゃんを保育園に預けるなんて・・・。」という偏見も強かったでしょう。
でも、モモちゃんを見ていれば、毎日を生き生きとたくましく成長していく子ども達の様子が伝わってきますよね。
そして、それは読者である子ども達にもちゃんと受け入れられたのです。
表紙と数ページ差し込まれている人形を使って作られた写真はとても素敵ですし、イラストのやわらかい雰囲気も松谷さんの言葉の雰囲気にぴったりです。
★アカネちゃんも大活躍!
前作から少し時間を置いて登場した3作目も、相変わらずモモちゃんやアカネちゃんは元気です。
でも、少し様子が変わってきます。
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「モモちゃんとアカネちゃん」
モモちゃんにはいもうとができました。アカネちゃんという、とてもかわいい赤ちゃんです。
モモちゃんは、小学校1年生になりました。
でも、モモちゃんのうちでは、たいへんなことがおこったのです。
パパとママのわかれという悲しい事件がおこったのです。
※赤い鳥文学賞受賞 |
童話の中に「離婚」のお話が出てくる、これは大変なことだと思うのです。
ママは、お仕事をしながら、モモちゃんとアカネちゃんを育て、「心の痛み」にも向き合っていくのです。
でも、ねこのプーやおいしいものの好きなくまさん、アカネちゃんの親友でもある靴下のタッタちゃんとタアタちゃんなど、童話だからこその登場人物が3人をあたたかく助けてくれます。
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「ちいさいアカネちゃん」
新しい家に引っ越したモモちゃんとアカネちゃんとママ。
森のくまさんやタッタちゃん達にあたたかく後おしされながら、小さく素直な心が成長していくアカネちゃんの様子を描きます。 |
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「アカネちゃんとお客さんのパパ」
アカネちゃんももうすぐ三さい。
モモちゃんもすっかりおねえちゃんです。
色々な楽しい事件が起こります。
また、アカネちゃんは「おおかみパパ」に出会います。 |
★大きく成長するふたり。
そしていよいよ最終巻。悲しい「おわかれ」がやってきます。
でも、涙をいっぱい流しながら乗り越えて、大きく成長するモモちゃんとアカネちゃんの姿に、子ども達も大人だって
とっても元気づけられるのです。
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「アカネちゃんとなみだの海」
アカネちゃんはもうじき1年生。
アカネちゃんの小さな胸は、ときどき、だれにもいえないさびしさや悲しさでいっぱいになるときがあります。
そんなときは、なみだをいっぱい流しながら、つらいことをのりこえ、大きく成長していきます。
※野間児童文芸賞受賞 |
◆青い鳥文庫版「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズ(小学1年生から)
青い鳥文庫版は、小さいサイズが手軽です。少し大きい子や大人にはオススメかもしれませんね。
イラストはハードカバー版と同じ、1〜4巻までが菊池貞雄さん、5〜6巻が伊勢英子さんです。
灰谷健次郎さんや寺村輝夫さんなどの解説文も見逃せません。
最終巻には、松谷みよ子さんのあとがきが載っています。
子ども達に「ほんとうのこと」を伝えようという意思が伝わってきます。そしてその先に見えてきたものとは・・・。
是非、実際手に取って読んでみてくださいね。
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(2) 特集2・・・
小さい頃のモモちゃんが主人公!「ちいさいモモちゃんえほん」
◆「新装版 ちいさいモモちゃんえほん」シリーズ(幼児から)
『ちいさいモモちゃん』が絵本版になっていたのはご存知でしたか?
小さいサイズのシリーズは残念ながら品切れですが、読み聞かせにぴったりの大きめサイズ、
新装版となって再登場しました!
モモちゃんは、新しいまっかな傘と長靴を買ってもらいました。はやく使ってみたくてたまりません。
そこで、お庭で<雨降りごっこ>をすることにしました。
武田美穂さんの絵が元気なモモちゃんのイメージにぴったりです!
うみと じゃんけん ぽーん!
モモちゃんは、ママにつれられて海へやってきました。小さい頃はこわかった波の音も、いまは平気です。
でも、夜になってきゅうに空がくもり、嵐になって・・・。
モモちゃんは、おばけがほしくてしかたがありません。ある日、10円玉をひとつ持って、おばけを買いにでかけます。
ところが、どこにも売ってません、そのとき・・・。
モモちゃんらしいエピソードが大人気のお話です。
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◆「復刻版 ちいさいモモちゃん」シリーズ (幼児から)
「モモちゃん誕生40周年」の時に発売された復刻版です。
中谷千代子さんの絵と縦書きの文章の、少しレトロな雰囲気が新鮮ですね。
活発で、少々の事には動じないモモちゃん。遊びだってアイデアたっぷり!
小さな子どもの可愛さと、たくましさが詰まってます。
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(3) 絵本クイズ・・・クイズに答えてポイントゲット!!
前回は、食いしん坊なセンシュちゃんが主人公の絵本『はらぺこキャンプ』からの出題でした。
センシュちゃんがキャンプで受け持ったかかりは・・・
・・・Cの一人でごはんを炊くかかり、でした。
さぁ、今週の問題です。
今週は、新装版ちいさいモモちゃんえほん最新刊『おばけとモモちゃん』より出題します。
正解者の中から抽選で
1名様に絵本ナビポイント500ポイントプレゼント
20名様に絵本ナビポイント50ポイントプレゼント
しちゃいます!!
【問題】 (難易度★☆☆☆☆
)
おばけがほしくて仕方のないモモちゃん。10円もっておばけを買いに出かけます。
まず最初に出かけたのはおもちゃやさん。「おばけ ひとつ、ちょうだい。」
ところがおばけの人形しかありません。そこで次にモモちゃんが出かけたのはどこ?
(ヒント:立ち読みページを見てね。)
前回のクイズのポイント獲得当選者はこちらの方々です。
☆1等(1名様)☆
500ポイント進呈
「わにぼう」さん
☆2等(20名様)☆
50ポイント進呈
「☆ゆうはるママ☆」さん、「KIKOMAM」さん、「LYU」さん、「あぐりん」さん、
「アロマグレース」さん、「うさちゃんず」さん、「けいご!」さん、「ケイチッチリン」さん、
「こっこっこ」さん、「しいら☆」さん、「ちー獣」さん、「ともすけちゃん」さん、
「ぬぬちゃん」さん、「ヒロカス」さん、「まなみん♪」さん、「もここ」さん、
「ゆっきのまま」さん、「リュミエール」さん、「洪ぇ」さん、「夕璃」さん
また次回もお楽しみに!
(4) 編集後記
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