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そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!

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話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

地球っこ

ママ・50代・、女の子26歳 女の子23歳

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地球っこさんの声

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自信を持っておすすめしたい たくさんのきらきらした星がこぼれおちる  投稿日:2015/09/29
星どろぼう
星どろぼう 作: アンドレア・ディノト
絵: アーノルド・ローベル
訳: やぎた よしこ

出版社: ほるぷ出版
星を一つ、いつもポケットにいれておく。
それは、誰にも知られてはダメ。
わたしだけのヒミツ。
それからね。
その星は、夜になると、いつもわたしを星の国へ連れて行ってくれるんだ‥‥なんてわくわくしながら、空想の世界に浸っていた幼い頃を思い出した。

星どろぼう。
それは、わたし。夢の中では、わたしも星どろぼう。
たくさんのきらきらした星が、こぼれおちる。
アーノルド・ローベルの描く星が、とっても素敵。
しゃらしゃらと可愛い音をたてて、きらきら輝いている感じ。
なんども見返したくなる絵本。
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なかなかよいと思う ムーミンママに乾杯!  投稿日:2015/09/21
ムーミン谷の彗星
ムーミン谷の彗星 作・絵: トーベ・ヤンソン
訳: 下村隆一

出版社: 講談社
ムーミントロールが小さいスニフと彗星のことを調べるために遠い天文台へ旅にでる。途中で、スナフキンや、スノークのおじょうさんたちと出会い、怖い思いをしながらも、無事にムーミン谷まで帰ってきた。ちゃんと宇宙と彗星のことを理解してね。

ムーミンの世界って訪れるたびに心に響く言葉や、キャラクターが変わってしまう。だから、何度も読み返したくなる貴重な物語だ。

このお話では、ムーミンの成長や、スナフキンの名言など大好きな場面は多々あるのだけれど、今回わたしはムーミンママに乾杯!

いつ地球がこわれるかわからないときに、ムーミンママは、ムーミントロールを旅にだしちゃうの。それが、ちょっといってらっしゃいよと、近所にお使いを頼む感じなんだ。当然、ムーミントロールは、こんなときにイヤだよと断っちゃう。だけど、ママは天文台で宇宙や彗星のことがちゃんとわかったら、みんなが助かるし、ママも安心するわと言ってね。
こんなふうに言われたら、男の子ならきっと勇気をだしちゃうよね。だいすきなママが不安じゃなくなるならなら、ぼくはがんばる!って。

ママは、おなかのくすりやウールのズボンなどなど持ちきれないほどの旅の準備をしてくれる。かわいい子には旅をさせよとの諺もあるよね。本当は、ママもこんなときに大好きなこどもと離れたくないのだろうけれど、地球が滅びることしか考えられなくなっているムーミンたちを、どんと背中を押すように旅へだしちゃう。
おいしいグラタンをつくって待っているよ、日曜日には、おうちに帰ってくるのよってね。その言葉のとおり、ママは彗星がどんどん近づこうが、地球が滅亡すると世界中がパニックになっていようが、いつものようにおうちしごとを続けるの。くちぶえをふきながらね。ムーミンたちを出迎えるために、しょうがビスケットをやき、デコレーションケーキをしあげながら。ちゃんとおうちで、ムーミンたちを待っている。

ムーミンママが、子どもたちの帰るおうちなんだよね。
ママの笑顔は太陽だ。
わたしもママというおんなじ立場として、子どもがどんなに困難なことや、災難に見舞われようとも1日のおわりに、おうちにかえろうと言ってくれたら。それが一番どんなにうれしくてほっとすることでしょう。
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なかなかよいと思う あの頃のわたしへ  投稿日:2015/09/19
くまの子ウーフ
くまの子ウーフ 作: 神沢 利子
絵: 井上 洋介

出版社: ポプラ社
小学校低学年のとき国語の授業に登場した『くまの子ウーフ』
今日もう一度ウーフに再会するまでのとてつも長いあいだ、わたしにとっては正直苦手なくまの子だったんだ。
ウーフが苦手って珍しいかな。
なんにでも疑問をもって、そのくせ知ったかぶりしたり。
すぐキツネ君(そうだツネタだツネタ)にだまされて。
じぶんはおしっこでできてるのかなって不安になったり。
このくまの子くんがあまりにも無邪気に素直にじぶんの気持ちや疑問を
相手に尋ねたりじぶんで考えぬいたりするのが、とっても苦手だった。

わかってるんだ。
人見知りで自分の気持ちをうまく表せない。おまけに表情も乏しくてすぐに泣いてしまう。そんな幼い頃のわたしには眩しすぎたんだ。眩しすぎて目を背けてしまうことしかできなかった。

もう一度手に取った今日。
読み終えたわたしにウーフは意外にもとっても愛らしい笑顔を見せてくれた。いや違うな。今のわたしには当然のように愛らしいくまの子ってわかっていたと思う。ウーフは全く変わっていないのに、今度はウーフとちゃんと目を合わせられるわたしがいる。

ウーフのおかあさんのおおらかさとあったかさに反省と尊敬の念を抱くほどわたしは年をとった。あの頃のわたしは何とか頑張ってきたのだ。今更ながらそう思う。

ずっとずっと待っててくれる世界。それがウーフの本の中にあること気づいた。可愛いウーフ。やんちゃなウーフ。ウーフは子どもにとって、やっぱり必要な友だちなんだと思う。
そしてかつて子どもだったママたちにもね。
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自信を持っておすすめしたい ミルクキャンディーの出会い  投稿日:2015/09/18
岸辺のヤービ
岸辺のヤービ 作: 梨木 香歩
画: 小沢 さかえ

出版社: 福音館書店
大好きな梨木香歩さんの児童書がでたぁ。
箱に入った美しい製本。それだけで心躍るのだ。
まずは、ストーリーに入る前に、表紙にうっとり。
とっても可愛い表紙のコ(ヤービ)とうっそうと茂る草木の色合いやタッチがすごく好み!
表紙をめくると物語の舞台となるマッドガイド・ウォーターの岸辺付近の地図が。あれ?まんなかの湖(三日月湖)なんだか琵琶湖に似ているぞ。(全然違ったらごめんなさい!あくまでわたしの第一印象なので・・・・・)あとで知ったんだけれどこの絵を担当されてる小沢さかえさん、生まれ育ったのは琵琶湖畔みたい。そういえば、梨木さんも滋賀県に住んでおられたことが。うわぁ、なんだか身近に感じる。それだけでわたしにとって大切な物語になる。
児童書なのですぐに読めるんだけれど、もったいなくてゆっくり時間をかけて読んだ。
ヤービというちっちゃなちっちゃなはりねずみのようなおとこのことウタドリさんという大きい人(人間)とのやりとり。ヤービたちクーイ族の生きる術。自然や生物とのかかわり合い。たんなるファンタジーではない。わたしたちの周りでも起きていることがこのマッドガイド・ウォーターでも起きているのだ。
この物語から大切な何かを見つけ出せるようなきがする。
とってもうれしいことにこれから物語は続いていくよう。壮大に広がっていきそうな予感。楽しみ!
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