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いろいろたべもの

いろいろたべもの(偕成社)

シルエットから食べものをあててね!『おせち』が大好評の作者の最新刊!

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 知らないことだらけ   投稿日:2025/06/19
神社のえほん
神社のえほん 作・絵: 羽尻 利門
出版社: あすなろ書房
神社の行事や、働いている人、建物などの構造や働き、存在意義などを教えてくれる絵本。

2022年刊行。小さいころから、近所に神社があって、何かと神社に行く機会も多かったが、改めてこういう本を読むと、知らないことがたくさんあった。
見慣れてた景色になってしまうと、敢えてその意味を考えたりしないので、いい機会になった。

昭和生まれにな特に懐かしさを感じる、素敵な絵だ。
人物も、人物ではないものも、実に生き生きとしていて、体温や湿度、匂いまで伝わってきそう。
神秘的な世界にちょっと入ったような臨場感があった。

外国の人や、神社関係のの文化や習慣を知らない人にもおススメしたい。
大人が読んでも十分に楽しめ、かつ勉強になる一冊。
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自信を持っておすすめしたい ちょうどこんな感じの小学校時代でした   投稿日:2025/06/19
びゅんびゅんごまがまわったら
びゅんびゅんごまがまわったら 作: 宮川 ひろ
絵: 林 明子

出版社: 童心社
学校の近くにある山の中を「遊び場」にしていた小学生たちが、「遊び場」を閉鎖されてしまった。新しい校長先生と交渉して「遊び場」を取り戻すお話。

1982年刊行。

私は昭和の後期に、ちょうど小学生だったので、ここに描かれているような雑木林のようなところで、遊んだ経験があります。誰かの所有している山林の一部を、学校が許可をとって、子どもたちのために開放していたようです。
アスレチックと当時は呼んでいましたが、自然の樹木を活かした手作りの遊具がいくつかありました。今思うと、なかなか危険な遊具でしたが、当時の小学生は大喜びで元気よく高いところに登ったり、危険な遊びを楽しんでいました。

だから、この絵本で出てくる少年が、無茶をしてけがをする場面の子どもたちの心情がよくわかります。
自然と戯れる遊び場には、人間が作った公園とは違った魅力があり、代用が効かないものでした。

そんな懐かしい思い出が、妙にリアルに感じられました。

ただ、本書にでてくるような天邪鬼でやんちゃな校長先生は、見たことがないです。
型破りで、やや独善的とも言える校長先生ですが、そんな大人と渡り合う子どもたちも、充分に曲者で、なかなか面白いお話でした。大人になっても、それぞれ活躍しそうな頼もしさがありました。

いろんな意味で、昭和的な絵本だと思いました。
昭和世代、特に田舎で育った方は、懐かしい場面が多くあるのではないかと思います。
なかなか、大人むき。

今の現役の子どもたちは、「危険な」遊具は全面禁止らしいし、自然と触れ合う遊びや、学校の在り方なども変わっているようなので、どう感じるのでしょうか?
今の感覚と違うから、意外と新鮮に感じるかもしれません。
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自信を持っておすすめしたい 子どもたちの戦争   投稿日:2025/06/12
タケノコごはん
タケノコごはん 文: 大島 渚
絵: 伊藤 秀男

出版社: ポプラ社
第二次世界大戦中、小学生だった少年が体験した戦争に行く身近な大人たちと、その家族の様子。少年が大人になってから作文に書いたものを絵本化。

2015年刊行。巻末の後書きによれば、小学校で、父母に戦時中の体験を作文に書いてもらうという宿題が出された時、父の大島渚(映画監督)が忙しい中、すぐに書いてくれた、という。
息子の武は、当時はその作文に込められた思いなどがあまり理解できずにいた、という。

しかし、このような形で世に出た。
父が体験した戦争の、辛い出来事と、戦争はしてはいけないという強い思いが、そうさせたのだと私は思う。

ここで描かれていることは、爆撃や実際の戦場の悲惨な様子ではないが、とても残酷で辛い体験だ。家族が兵隊にとられた人たちのその後の様子が、淡々と語られている。ダイナミックな絵でもって、台詞がない部分にも、多くの言葉や思いが表現されている。
間接的な表現だからこそ、余計に伝わってくるものがある。

やっぱり、どうやっても戦争はやらない方がいい。
改めて思う。
戦争を知らない世代に、伝わりやすい表現ではないだろうかと思う。

ショックな出来事があった後、心が傷付き、行動がすさんでいく様子や、心の変化が言動に表れる様子もよくわかる。画家の圧倒的な表現力に、しびれる。
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自信を持っておすすめしたい 外国の文化のかほり   投稿日:2025/06/05
ミステリーセレクション(10) ミステリーは芸術を愛する
ミステリーセレクション(10) ミステリーは芸術を愛する 編: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
芸術のコレクションや、彫刻などが謎解きのカギとして出てくるミステリー4篇を収録。

「トロイヤの馬」エラリー・クイーン 1939年
 スポーツの試合中に起きた宝石の盗難事件を推理する話

「キリコ・キリコ」北森鴻 2001年
 絶縁していた親族からの遺品相続に関する謎解き

「ローマン・キッド」ポール・ギャリコ 1961年
 古代の遺跡にまつわるミステリと恋愛

「六つのナポレオン」コナン・ドイル 1904年
 シャーロックホームズが挑む、奇妙な盗難事件

 2つの作品は、外国の文化や歴史などに明るいと、よりお話が楽しめると思った。外国人の感覚が新鮮で、謎解きよりも、男女の恋愛の作法や、強烈な差別意識などに触れるのが面白かった。
 キリコ・キリコは、日本人作家が書いたものなので、情景が想像しやすく、感情移入もしやすくて、よりリアルな感じで楽しめた。

 いずれも大人向けの作品だと思った。中学生以上なら、楽しめるかもしれない。洋楽や洋画が好きな人向け。
文字が大きく、物理的には読みやすい。
異文化を試したい人におススメします。


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自信を持っておすすめしたい あんまりちいさいと不思議な感じ   投稿日:2025/06/02
小さな小さなせかい−ヒトから原子・クォーク・量子宇宙まで
小さな小さなせかい−ヒトから原子・クォーク・量子宇宙まで 著: かこ さとし
出版社: 偕成社
1/10ずつ小さくなっていくと、どういう世界が見えるのかを教えてくれる科学絵本。

1996年刊行。工学博士、技術士でもある筆者が、丁寧にわかりやすく描いた極微細な世界。最初は人間の子どもや動物など、身近なものから始まり、アメーバーやウイルスなどを経て、分子や原子といった世界に突入し、最終的にはもっと小さい世界になっていき…
自分の見知っているものが一つも出てこない極省の世界は、不思議な世界でわけがわからない。こういうことを発見したり研究しているのが同じ人類とはとうてい思えない。
よくわかったなあ〜と感心する。

この極微の世界の技術が、これからどういうふうに生かされていくかが楽しみだ。
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自信を持っておすすめしたい 本当に木の葉っぱにそっくりでびっくり   投稿日:2025/05/26
虫から環境を考える(6) 亜熱帯林にかくれるコノハチョウ
虫から環境を考える(6) 亜熱帯林にかくれるコノハチョウ 監修: 海野 和男
写真・文: 湊和雄

出版社: 偕成社
沖縄で見られるコノハチョウの住んでいる場所や、卵から成虫になるまでの様子、暮らし方などを取材した写真絵本。

2005年刊行。著者は子どものころにみた「昆虫図鑑」でコノハチョウの魅力に取りつかれ、コノハチョウに会いに行くために大学を沖縄に選んだという。このどもの頃の憧れを追い求め続けて、人生を豊かで素敵なものにしていったなんて、素敵だ。

植物の形に似せて身を守ったりする昆虫は、たくさんいるらしく、本書でも一部の蝶や蛾などが紹介されている。
本物の植物みたいでビックリする。写真で見ると止まっているから、余計にビックリ。これは実際に見てみたい!
特にコノハチョウは、羽がボロボロになると、余計に枯れ葉に似てくる。弱ってきて、更に防御力が高まるような気がして、自然の素晴らしい知恵や愛情に触れた気がした。

生き物が豊かに住める自然環境が守られますように。
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自信を持っておすすめしたい 実話。本当に実話ですよ。   投稿日:2025/05/26
ねこのえきちょうさん たま
ねこのえきちょうさん  たま 作・絵: 羽尻 利門
出版社: 金の星社
和歌山電鐵「貴志川線」の、貴志駅で飼われていた猫が起こした奇跡を、絵本で紹介。

2023年刊行。2007年1月に、実際に貴志駅の駅長に任命された三毛猫のたま。帽子をかぶり、改札口でお客さんに愛想を振りまくお仕事で一躍大人気に。おかげで廃止が予定されていた貴志川線は、見事に復活。その後、一生を駅の業務に捧げたたまは、ホーム内に「たま大明神」として祀られ、今も皆さんの無事を見守っている、という。

すごい話だと思う。
ニュースで取り上げられた時は、一時的なブームだと思っていたが、いまだにこのように作品が出版されたり、後輩の猫駅員が誕生して、引き続き活躍したりしていて、素敵だ。

動物と人間と、仲良く豊かに平和に暮らしていける社会が実現していて、心があったまる。
素敵な話で、いつ読んでも心がきれいになる気がする。
大事にしたい実話。
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自信を持っておすすめしたい 科学がわからなくても、楽しめる   投稿日:2025/05/22
ミステリーセレクション(6) ミステリーは科学する
ミステリーセレクション(6) ミステリーは科学する 編: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
謎解きのヒントに、科学が関係するミステリを4話収録。

「凶器は資格の奥底に」柄刀一(2004)
「贋物(Phony)のPh」アイザック・アシモフ(1974)
「星空にリュクトシキップ」芦辺拓(2007)
「橙色の人」バートン・ルーチェ(1967)

凶器の隠蔽や、犯人の裏をかく計画などに、科学の知識をフル稼働させた作品ばかり。
科学が苦手な人でも、物語は楽しめる。
科学的な説明の部分をとばして読んでも、物語の理解には困らないが、一応、文字列を目で追うくらいの努力はしてみた。

発表されたのが、かなり古い作品も交じっており、
当時と今では時代も、国も文化も大いに違っているけど、
それでも普通に読み物として楽しめるところがスゴイ。

子ども向けの書籍だが、個人的には大人向けだと思った。
短編なので、気楽に読めるのがありがたい。
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自信を持っておすすめしたい 意外な展開で面白い   投稿日:2025/05/13
ミステリーセレクション(8) ミステリーのかげにペットあり
ミステリーセレクション(8) ミステリーのかげにペットあり 編: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
犬・猫が主役、または重要な役割を演じる短編ミステリー3話収録。

「マフィアの虎猫」エドワード・D・ホック 1972年発表

「正太郎とグルメな午後の事件」柴田よしき 2001年発表

「おとといのおとふ」芦原すなお 2000年発表

 個人的には猫の探偵が事件を推理する「正太郎」が印象に残った。女性のライターの主人公が飼っている猫「正太郎」は、冷静沈着な賢い猫探偵。犬のサスケと一緒に、おかしな事件を推理する話。すこし前の日本が舞台なのでわかりやすい。

 どの話も、陰惨な場面は出てこないで、軽い謎解きと、軽快な話の展開が楽しめる。ミステリ初心者も安心して読める。
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自信を持っておすすめしたい 衣類は貴重!手間がかかっています   投稿日:2025/05/13
わたしのスカート
わたしのスカート 作・写真: 安井清子
絵: 西山晶

出版社: 福音館書店
ラオスのモン族の少女が、麻を栽培して収穫し、糸を作り、布を織り、スカートに仕立てるまでを紹介する絵本。

2004年刊行。文・写真を担当した安井清子さんは、長年、タイの難民キャンプとラオスで子ども図書館活動に携わっている。

 現地の子どもたちの暮らし、女性の仕事や気持ちがみずみずしく伝わって来る。元気いっぱいに遊びまわる子どもたちは、家の仕事もあたりまえに手伝い、大人たちから教わって、伝統的な仕事を覚えていく。
 本書では現地で撮影した写真も見られ、人々の暮らしが生き生きと感じられる。

 モン族の女性は自分の着るものを、自分でつくる。
自分でスカートを作り、自分で刺繡をして、模様をデザインする。新しいスカートを下ろす時は、嬉しい気持ちで一杯。結婚式などの特別な時も、新しいスカートを下ろしたりするという。
 着る物で気分が上がる女心が伝わってきて、親近感を覚える。やっぱりお洒落は嬉しいのだ。

 いろんな環境や文化を知る社会勉強になるし、手芸やクラフトが好きな人は創作のヒントになるかもしれない。
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