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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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にもまみい

ママ・50代・神奈川県、男の子24歳

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にもまみいさんの声

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自信を持っておすすめしたい 読み聞かせしてみました  投稿日:2012/07/14
いるのいないの
いるのいないの 作: 京極 夏彦
絵: 町田尚子
編: 東 雅夫

出版社: 岩崎書店
6年生の読み聞かせで読んでみました。
でも、きっと嫌いな子もいると思い、あらかじめ「怖い話が嫌いな子は、耳だけ傾けてね。聞く自信のある子は、前に集まって」と話しておきました。

心の中の漠然とした小さな不安が、だんだん大きくなっていく様子がリアルに描かれていて、子どもたちは目が釘付け!
そしてクライマックスのあのシーンでは、まんまと悲鳴があがり、してやったり、という感じでした。

このような怖い本に賛否両論あるかと思いますが、私はこの絵本を含む怪談えほんシリーズの企画監修をされた文芸評論家の東雅夫氏が本の帯に書かれたことに共感し、読み聞かせに踏み切りました。
「幼いことから怪談に親しむことによって、子どもたちは豊かな想像力を養い、想定外の事態に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらには命の尊さや他者を傷つけることの恐ろしさといった、人としての大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。…後略」

簡潔な文章と、それにぴったりの絵で、たちまちおばあさんの住む古い家に引きずり込まれます。
読み進めるにつれ、だんだんその世界が絵本の世界なのか、自分が幼いころ経験した記憶なのかがあいまいになってくるような気がします。
ただ怖さを煽るのではなく、日本人の心の原風景をも抉り出しているようで、怖いけど、ページ一つ一つをじっくりと見たくなります。

でも、最後のページは…やっぱりじっくり見ることができません^^;
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 4年生の読み聞かせで読みました  投稿日:2010/10/13
あのときすきになったよ
あのときすきになったよ 作: 薫 くみこ
絵: 飯野 和好

出版社: 教育画劇
お話しは1年生の設定ですが、友達関係でちょこちょこトラブルがある4年生のクラスで読み聞かせしました。

やや小ぶりの絵本ですが、飯野和好さんの絵にインパクトがあることや、本の右側に文章が書かれているので読みやすく、読み聞かせ向き、というか読み聞かせを意識してるのかなと思いました。

教室で何度かお漏らしをしたために、ちょっと疎まれている「しっこさん」。「わたし」もなんだか近づきたくなかったけど、クラスの金魚を死なせた男の子に憤慨したしっこさんに共感したときから、二人の距離がどんどん縮まっていきました。

子ども達も、自分達がよく使いそうな言葉が沢山でてきて、ゲラゲラ笑いながら聞いていましたが、「しっこさん」が「わたし」のお漏らしをカムフラージュしてくれた件では、驚きのまなざしを見せてくれました。

「偏見」は相手のことを良く知ろうとしないからもたらされ、それを崩していくのは「共感」であり、「寛容」であるのかなということを、子どもの目線での語り口の中からそっと教えてくれる良書だと思いました。
参考になりました。 6人

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