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作: うえだ しげこ  出版社: 大日本図書 大日本図書の特集ページがあります!
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白井音子さんの公開ページ

白井音子さんのプロフィール

その他の方・60代・新潟県

白井音子さんの声

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自信を持っておすすめしたい 夢は自分で  投稿日:2016/09/21
夢は牛のお医者さん
夢は牛のお医者さん 作: 時田 美昭
絵: 江頭 路子

出版社: 小学館
テレビ局が夢ヘの歩みを取材し続け
映画になったと耳にしていました。
それが絵本と児童書になり図書館に入ったので
早速、借りてきました。

子牛を入学させてくれた校長先生
強子たちを出荷まで育ててくれた岡本さん
応援団のお父さん
まわりの大人たちが
ともみさんの夢の種をまき、育てたのでしょうね。

牛の治療に無制限にお金をかけられないこと
乳牛のお母さんに赤ちゃんがいないと肉にされてしまうこと
残酷とも思える現実に
それを食べて生きている人間としては
突き付けられるものがありました。
それと真っ向から向き合うともみさんは
まさに「強くてやさしいお医者さん」です。

15分という朝の読み聞かせには少し長め、ギリギリで
それでも是非聞いてほしくて、6年生に読みました。
奥付のページにある現在のともみさんのお勤め先も読んで伝えると
「えー、ほんとの話!?」
私たちの暮らす上越の診療所なので
子ども達は実話ということが実感できたのではと思います。

私自身も
夢は「叶いますように」ではなく
「自分で叶えるのだ」と教えられました。
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自信を持っておすすめしたい ほんとに  投稿日:2016/09/09
わんわん わんわん
わんわん わんわん 作・絵: 高畠 純
出版社: 理論社
あれ!?
左ページのなき声と、右ページの動物たちが、おんなじ位置!
文字の大きさで、声の大きさまでわかります。
なき声を読んだだけなのに、どうぶつ語の通訳になれた気分でした。

動物たちの白、黒、ピンクがシンプルで
バックの色がとてもきれいに映ります。
1羽と5頭が勢ぞろいでなくページは
バックの色も色とりどりで、にぎやか、にぎやか。

めへーめへー
やぎさんのとぼけた表情と
力の抜けたなき声に思わずクスッ。

ぞうさんが向こうからやってきて一同「ん!?」
でっかい「プオーン」を見送るまで無言。
その後、なき声爆発、大騒ぎ…にもクスクスッ。

「くすくすえほん」って、ほんとだなぁ。
「くすくす」えほんを楽しんだチビッ子ちゃんはきっと
「すくすく」育つんだろうな。
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自信を持っておすすめしたい 文字がスキップ  投稿日:2016/07/18
ぼくの ベンチに しろいとり
ぼくの ベンチに しろいとり 作・絵: 葉 祥明
出版社: 至光社
うちの本棚にあるのは、題名『Jake』の英語版です。
学生の頃、葉さんの絵がそれはそれは大好きで
最初の絵本『ぼくのベンチにしろいとり』を探すも出会えず。
ある日見つけた『Jake』…きっとこれがそうだよね と。

今回、ン十年の時を経て
ためし読みで、比べながら読ませていただきました。

翻訳前の日本語で、気持ちが弾んだのはここ!
「ベンチ ベンチ ぼくのベンチ」の文字がスキップするよう。
「ち ちち」「わん わん わん」は
とりのさえずりと、ジェイクの吠える声が
あっちとこっちから聞こえてくるのが文字の踊り方でわかります。
「ぱた ぱた ぱた」も
とりが羽ばたくように散らし書きされ
読んでいて楽しくなりました。

ぼくのベンチを横取りしちゃって―と最初はおかんむりだったのに
話を聞いてあげ、
一宿はないけど一飯を提供し
一緒に仲間を探して、見送って…
最後のページ
ベンチに丸まり、ため息つきそなジェイクの表情。
ベンチを分け合いたいなって。

しろいとり
きっと、また来るよね、ジェイクに会いに。
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なかなかよいと思う オレンジ色は仲良しのしるし  投稿日:2016/03/20
ぼくだよ ぼくだよ
ぼくだよ ぼくだよ 作: きくち ちき
出版社: 理論社
自分がこどもだった頃にも、息子たちが小さかった頃にも
よく、でくわしましたね、こんな自慢合戦。
自分のネタが尽きると
「オレんちのお父さんなんか○○できるしぃー」
「オレんちの犬なんか…」と次々広がっていったものですが
木になったり、ワニになったり とはおそれいりました。

ヒョウVSライオン
両者、負けん気が強そうですもんね。

木の上から見下ろすヒョウとちっちゃいライオン
空を飛ぶライオンとちっちゃいヒョウ
木の高さや空の高さを感じます。

黄色が赤を覆ってグルグルかきまわして「おおあらし」
赤が黄色にかぶさって「たいよう」
そして混然一体になって「きもちいいね」
ページいっぱいに黄色と赤が広がって
ヒョウもライオンも笑顔、笑顔。
目玉の位置に、こちらも笑顔。
言い合えば言い合うほど仲良し!

混ざりあったオレンジ色の中
同じくらいの大きさの影をのばして、しみじみ〜
…かと思えば 
まだ自慢合戦は続いていて クスッ

「もう、絵の具、使ってる?」に、うなづく1年生に読みました。
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なかなかよいと思う 命のおおもと  投稿日:2016/02/29
海辺のジェイク〜JAKE’S BEACH〜
海辺のジェイク〜JAKE’S BEACH〜 絵・文: 葉 祥明
訳: リサ・ヴォート

出版社: Jリサーチ出版
そのむかし
公園で白い鳥と、ともだちになるジェイクに出会いました。

いま、再び出会ったジェイクは、浦島ジェイク!

ちょうど、天童荒太さんの『ムーンライトダイバー』という
被災地の夜の海に潜り
月明かりを頼りに遺品を探す小説を読み終えた直後でしたので
ジェイクの行く海と共鳴し合って
満月の光に照らされる海に
美しさだけでなく
畏れや祈りが感じられました。

いつか父の法事の時
住職さんが話されました。
「亡くなられた方は、月の光になってみなさんを照らしてくださっているのですよ。」と。
静かで澄んだ月の光を見つめていると
たしかにそう思えてくるのでした。

ひとの誕生と臨終も
月の満ち欠けや潮の満ち引きと密接だと聞きますし、
もともと生物が海で生まれたことを思うと
月光に照らされる海は、命のおおもと、
私達の魂が安心してかえっていくところなのかもしれません。
貝の中で眠るジェイクにもそれを見るようでした。

さて10年後
みたび、どんなジェイクに会えるのか
私も楽しみです。
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なかなかよいと思う ひとりもいいけれど  投稿日:2016/02/23
ベルナルさんのぼうし
ベルナルさんのぼうし 作: いまい あやの
出版社: BL出版
誰に遠慮もいらないし
好きなことを好きなようにやって過ごせるし
ひとりって気軽で好き―と私も思っています。
でも、ときには
誰かと同じものを見て笑いたい。
大勢で同じ歌を歌いたい。
それがどんなに楽しいか知っているから。

ベルナルさんの中にも
きっと両方の思いが住んでいたんじゃないかと思います。
後者にはまだ気づいていなかっただけで。
それが鳥たちには、わかったのかもしれません。
鳥たちのほうが先にベルナルさんと仲良しになりたいなと思ったのかな。

「ぜんぜん心配なんかしてないぞ」って
毎日外をながめているベルナルさんが好きだな〜。
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自信を持っておすすめしたい ほっぺがキュッと  投稿日:2015/12/20
じゃむ じゃむ どんくまさん
じゃむ じゃむ どんくまさん 作: 蔵冨 千鶴子
絵: 柿本 幸造

出版社: 至光社
どんくまさんとの出会いは30年以上も前。
大学時代
新宿の駅ビル内の山下書店さんが
道草と待ち合わせの定番だった頃。

今回のレビュコンで再会できました。
あーどんくまさん
ずーっとずっと 愛され続けてきたんですねぇ。

どんくまさんのおはなしは
どれもクスッと笑っちゃう失敗が憎めず
めでたしめでたしで終わるので安心してページをめくれます。
そんな中で『じゃむ じゃむ どんくまさん』は
絵がいいなぁとうっとりします。

頭に落ちていくりんご。

ゆすれ ゆすれ
ものすごい勢いでりんごが落ちてきて
読んでいる私にもぶつかってきそうです。

山盛のりんごを抱えて運ぶどんくまさん
影もまた山盛のりんごを抱えて。

じゃむを煮る鍋の湯気の向こうに
どんくまさんのそれはそれは大きな手、太い腕。

背中の壺についてきたかわいいミツバチたち。

叱られるどんくまさんのまるまった背中
申し訳なさそうな上目遣いとお膝に揃えられた手。

みーんなニコニコしちゃう絵だけれど
一番魅かれるのは
再びじゃむを煮るページ。
どんくまさんもおじさんも
まさにりんごじゃむ色のベールに包まれて
どんくまさんの表情のなんと恍惚としていることでしょう。
私のほっぺの内側も思わずキュッとなっちゃって。

最後のページのジャムの瓶
手作り感にあふれてて
私もひと瓶ほしいなぁ。
できたら、ラベルが鏡文字になってるのが欲しいなぁ。
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なかなかよいと思う この本にも  投稿日:2015/11/30
命はどうしてたいせつなの?
命はどうしてたいせつなの? 著: 大野 正人
絵: ハラアツシ

出版社: 汐文社
読み進めながら浮かんできたのは
5年ほど前に読んだ『いのちをいただく』でした。
ほんの数ページの短いお話に
思いがけず涙があふれ
いただくいのちは
昨日までは誰かが大事に育てていて家族同然だったのだということ
そしていただけるまでに
その間で大変な仕事をされている方がいるのだということに
気付かせてもらった本でした。

この本にあるように
「自分の手で命を取り上げなくても、食べることができるようになって」
私たちはそのことを忘れかけているのでしょうね。

食事の前にお祈りをすることはあっても
「いただきます」と手を合わせるのは日本だけ
と聞いたことがあります。
日本の誇らしい文化だと思います。
「いただきます」はいのちをわけていただくということ。
食べ物の形にしてくれた人への感謝もこめて
忘れぬよう、日々三度三度くり返したいです。

後半の「つながり」
いま、「つながる」ことが上手くできずに
箱に入りそうになっている子どものことで
私自身もまた、箱のふたをあけたくなるようなことがあるのです。
考えれば考えるほど、鏡は鏡を映して
悩みはどこまでも続くように思えていました。
けれど、「ありがとう」をくれた多くの人達を思い出すことで
下がりがちな口角もまた上げられそうです。
そして、生まれてきてくれて「ありがとう」という気持ちがある限り
この子を「ひとりぼっち」になんかするもんか と力がわいてきました。

からだと心をつくってくれた命に
「いただきます」と「ありがとう」
文章にも命が宿っているのなら
この本にも「ありがとう」と伝えたい。
ひとは、ありがたい と思うことで
自分を幸せにできるような気がしています。
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自信を持っておすすめしたい おにいさんが大好き  投稿日:2015/11/16
ちいさな はくさい
ちいさな はくさい 作: くどう なおこ
絵: ほてはまたかし

出版社: 小峰書店
白菜が鉢巻を巻く頃にも
白菜大活躍の鍋物の季節が過ぎて−はる―「はるまっさかり」にも
大好きなこの本を読み聞かせに持っていきます。

好きなのは、トラックのおにいさん。
柿の木のように
ずっとそばで見守る人も必要だけど
八百屋に並ぶには規格外だった白菜に
トラックに乗れなくたって楽しみはあるよと教えてくれたおにいさん。
白菜の頭をぽんとたたいたその掌は
きっと大きくてあったかだったと思います。

以前、伸びすぎた春菊が黄色い花を咲かせ
あんまりかわいかったので
切り花にして飾ったことがありました。
野菜って食べ物としての生き方だけじゃなく
花を咲かす、種を残す、枯れて土の栄養になる…
いろんな生き方があって、
その一つ一つに喜びがある。
人の生き方もきっと同じ。

この本は絵も大好き。
おにいさんが、あたまをぽんとたたくところ
ほんとにやさしさ伝わるし
ひとり残されるページは、空がひろくひろく
独りぼっちを感じます。
雪はあんなふうに降り続くし
あふれるように咲くページときたらどうでしょう
もうまぶしくてまぶしくて、ひかりが飛び散るようです。

一昨日の晩
工藤直子さんの講演会に行ってきました。
講演後、本にサインをしていただいたとき
「『ちいさなはくさい』が大好きです」と言うと
直子さん「うれしーい!」と。
「おにいさんが大好きです」と言うと
これにも「うれしーい!」
私もお伝えできて、とても嬉しかったです。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 「トモダチ」も「ともだち」  投稿日:2015/11/04
ともだち
ともだち 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: 玉川大学出版部
子どもが小学生になった頃だったでしょうか。
学生時代の友達が手紙に書いてきたことがありました。
「○○ちゃんのお母さん」になって
”知り合い”は、いっぱいできたけど
”ともだち”は、なかなかできない。と。
その時、私は納得したけれど…。

『ともだち』―。
和田さんの挿絵の右端で語り掛ける谷川さんの言葉は
易しくてシンプルだけど
その言葉に
たしなめられたり、うなったり、苦笑いしたり。
それでは、あの人は、私のともだち?
私は、あの人のともだち?…と考える。

けれど終盤
挿絵が写真にかわり
車椅子の少年のまなざしに射すくめられたその後で
写真には重い現実が見えるけど
なにか人の持つ大きなやさしさが私を包みました。
「あったことが なくても このこは ともだち」に。

そして、ふいにうかんできたのは
震災直後のアメリカ軍による”トモダチ作戦”でした。
遠くに暮らしていても、会ったことがなくても
トモダチとして手を差し伸べてくれた人達。
直接、被災はしていなくても
日本人として
誰もが、その行動と思いに
心を動かされ、感謝しましたよね。

ともだちに、細かい条件や定義は要らなくて
相手を助けたい、力になりたいって思うだけでじゅうぶん。
それだけで、ともだち!

長く「○○ちゃんのお母さん」をやってきて
知り合えた多くの人たちの何人かは
確かに「ともだち」と、今、思えるのです。
会う機会もほとんどなくなってしまっても
「元気でいるかしら」と思いはせたら
それって、ともだち!
「そばにいないときにも いま どうしているかなって おもいだすひと」
ですもんね。
参考になりました。 0人

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