ねがえり ごろん ねがえり ごろん
作: 斉藤 洋 絵: ミスミヨシコ  出版社: 講談社 講談社の特集ページがあります!
ねがえり、できたかな?

振袖柳さんの公開ページ

振袖柳さんのプロフィール

その他の方・50代・埼玉県

自己紹介
 絵本の、「読み聞かせボランティア」をしています。
 「読み聞かせ」と、「ボランティア」って似てるんです。読み手と聞き手、する側と受ける側、この両者が存在しなければ、成立しません。
 する側、又は、読み手が、理念を正しく理解していなかったり、経験不足で技術が未熟。自己満足で独り善がり……等。こんな場合、相手は、喜びや感謝の気持ちを抱くどころか、不快感を持ったり、迷惑に思ったりします。傷ついたり、被害を被る事さえあります。
 「障害者のボランティア拒否」や「読み聞かせによる本嫌い」など、善意の暴走が、悪影響を及ぼしてしまう様な、問題も起こります。
 
読み手は、学校や保育園などの依頼者以上に、子供たちを理解し、尊重し、対等に、誠実な姿勢で、相手が求とめているものを、提供しなければなりません。
 子供達は、我々の錆ついた感性では、到底敵わないような、鋭い感性の持ち主です。
 読み聞かせの目的は、「子供たちが、本を好きになる。」事で、私たちの役目は、子供たちに、本を手渡す手助けです。国語の勉強になるなど、一般的な教育的効果は、含まれてはいません。ですから、道徳的な本はあまり選びませんし、感想等は一切求めません。
 おはなし会が終わって、子供たちが、が満足感を感じ、「また、読んでほしい。」「読んでもらった本を、自分も読みたい。」と、思うような、充実した、楽しいひと時の提供に努めています。
 
 読み手は、絵本の世界に入り、聞き手を先導して、おはなしの世界に呼び込んゆく「絵本の水先案内人」です。
 善き「絵本の水先案内人」になる為、日々修行中です。
好きなもの
 絵本を読む。その行為自体が好きです。「素敵だな!」「楽しいな!」と、感じた絵本を、誰かに共感してもらいたくて、何度も、何度も、読みこむ事。それが楽しい。
 読み手が楽しくなければ、聞き手が楽しいはずがない。読み手は、まず、「この本が好き。」「この本、楽しいよ。」と、いう気持ちを、持っていかなくてはなりません。
 また、コンサートや舞台演劇を、テレビやDVDで見ても、なんか伝わってきませんよね。やはり「生」「ライブ」でなければ、迫力や、感動は味わえません。
 同じように、読み聞かせも、ライブでしか成立しません。
 読み聞かせは、絵本を介して、読み手が聞き手に想像させる共同作業です。読み手と聞き手は、どちらも同じくらい、重要な存在です。聞き手は、受け身な存在ではなく、たいせつな参加者です。
 「私が読んであげるから、静かに聞いていれば良い!」では、聞き手はうんざりですし、もう、ボランティアじゃありません。
 読み手が、集中力を高めて、先に絵本の世界に入り、聞き手を先導して、聞き手を、おはなしの世界に呼び込んでいきます。
 まさに、「絵本の水先案内人」です。読み手と聞き手は、現実とは別次元の場で、身体の制約を逃れ、その精神が、自由に活動します。読み聞かせとは一種の、集団共有幻想遊戯です。
 本を介して、読み手と聞き手が、絵本の世界にトリップする。すると、読み手が発したエネルギーが、聞き手に伝わり、それを受け取った聞き手から、何倍ものエネルギーが還ってくる。
 絵本の力と、聞き手のエネルギーによって訪れる、自分でも制御できない、至福の瞬間。
 この至福の瞬間なために、「絵本の水先案内人」は、山のような絵本を読み、七転八倒しながら、絵本と向き合っているのです。
ひとこと
 字が読めるようになった子供でも、絵本の、あの暗号のような、ひらがなの羅列の内容を理解し、自らの想像力で、絵本の世界観を楽しむ事は、まず不可能です。
 絵本は元々、読んでもらうようにできているのです。
 読み手は、あの暗号の羅列のようなひらがなを、言葉にかえ、物語に編み、耳に心地よい肉声で、その絵本の世界観を、正確に、聞き手の心に届けます。
 しかし、不用意に声色を使ったり、大げさな表現はしません。読み手の不必要な陶酔は、子供の自由な想像の世界の邪魔をし、しらけさせるだけです。
 読み手が、絵本の世界観を、よく理解したうえで、正確に、淡々と語る事で、聞き手は、絵本の世界観を楽しむ事が出来ます。
 しかし、棒読みでは、聞き手も共感しませんし、感情移入も出来ません。まず、一音一音を、はっきりと発音し、一つ一つの言葉を、ゆっくり、的確に、聞き手の耳に届けます。よい絵本の作者は、読み手に、その絵本の世界観を表現する、たくさんのヒントを、絵本の中で与えています。
 子供の前に立つときと同じように、何度も何度も、注意深く、覚えてしまうぐらい、読み込んでいくうちに、その絵本の世界観にあった、スピードやリズムが自然に身に就いてくるはずです。
 ただし、絵が重要な役割を果たすもの、ユーモアのあるものは、工夫が必要となる事が多い。が、これは各自、絵本と真剣に向き合う以外に、方法はありません。
 また、最後に「落ち」の一言などがある場合は、苦戦が強いられます。「落ち」の部分を、成功させるには、その部分を、全体の中で、最も楽に読めるように、逆算して、読み始めの音量や、リズムを決めていきます。
 でも、技術より数倍大切なのは、「この本、イイんだよ〜。」と、いう気持ちです。「為になる本だから、読んであげる。」では、誰だってお断りですよね。
 最も大切な事は、読み手自身が共感できる本を、その絵本の世界観に、どっぷりと浸り、楽しみながら、読めるようになる事。と、思います。

振袖柳さんの声

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自信を持っておすすめしたい 極上のファンタジー  掲載日:2013/11/14
すてきな三にんぐみ
すてきな三にんぐみ 作・絵: トミー・アンゲラー
訳: 今江 祥智

出版社: 偕成社
怖い泥棒三人組に、無邪気なティファニーちゃんが加わることで、思わぬ展開となり、ラストは、ハッピーエンド。
前半の、黒を基調にした、影絵のようなシャープな絵。
中盤の、明るい色彩の絵。
後半の、柔かな線と、深く穏やかな色彩。
ストーリーと、絵の雰囲気がぴったりと一致して、子供も大人も、スーッと、引き込まれます。
子どもの大好きな、ちょっと怖いお話。
リズミカルで、明るく楽しい場面。
誰もが心癒され、安心し、心穏やかになる終わり。
盛り沢山の要素が、しっくりと1冊の絵本にまとまった、極上のファンタジーです。
1冊の絵本の中に、様々な表情があり、読み手自身、いつ読んでも楽しいし、また読むのが、とても楽しみです。
小さな子ども達は、大好きですし、大人も、高学年でも、楽しんで聞いてくれます。
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なかなかよいと思う いっしょに、グテーッと……。  掲載日:2013/9/24
キャベツくん
キャベツくん 作・絵: 長 新太
出版社: 文研出版
キャベツくんと、ブタヤマさんの、「こうなる!」「ブキャ!」と、言う掛け合いがおかしい。さまざまな動物が、キャベツを食べると、どうなるのか……?予想を裏切る展開に、笑い声が…。
小さなキャベツくんが、主人公です。が、ナンセンスなお話なので、リズミカルに、可愛らしく読むより、摩訶不思議な雰囲気で、ちょっとけだるく、ダラーッ!(?)と読むと、より絵本の世界感が広がります。
読み聞かせって、お勉強じゃないんだよ。肩の力抜いて、一緒に、グテーッて、楽しもうよ。と、言う感じが、大好きです。
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なかなかよいと思う 小さな子も、大人も…。  掲載日:2013/9/17
くろねこかあさん
くろねこかあさん 作・絵: 東 君平
出版社: 福音館書店
リズミカルでユーモアたっぷりの詩と、白と黒2色だけの切り絵で構成された、楽しい絵本です。
小さなこどもたち向けのおはなし会では、多少ざわついていても、すっと引き込まれて、笑いが漏れてきます。
2歳から4歳ぐらいの、小さなこどもたち向けの絵本です。が、小学生も、大人も、一緒に楽しんでくれます。
年齢層に幅のあるお話し会の、初めの1冊にお薦めです。
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自信を持っておすすめしたい キャンプに行きたーい!  掲載日:2013/9/9
ねこのオーランドー
ねこのオーランドー 作・画: キャスリーン・ヘイル
訳: 脇 明子

出版社: 福音館書店
大きな大きなページから、猫たちの楽しいキャンプの様子が、次から次へと、あふれてきます。
3匹のこねこ達の仕草が、本当に可愛らしく、色鮮やかな背景が、とても綺麗です。
読み聞かせでは、15分以上かかる長いお話です。が、キャンプの準備かから、事細かに順を追って、丁寧に綴られているので、かなり小さなこどもでも、途中で飽きる事無く、非常によくついていてきてくれます。
大きなページいっぱいに、キャンプでの仕事の分担や、周辺の地図、美しい自然の風景、楽しい森の動物達と、隙間なびっしりと書き込まれていますので、親子で話をしながら、じっくり読むと、楽しい時間を過ごせそうです。
次の日、こどもが、「キャンプに連れてってー!」と、言いだすかもしれません。
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自信を持っておすすめしたい 幻想的な、七夕の世界へ…。  掲載日:2013/9/9
たなばた
たなばた 再話: 君島 久子
絵: 初山 滋

出版社: 福音館書店
初山滋さんの神秘的な美しい絵が、満天の星の煌めく、夏の夜空に導いてくれます。
たおやかな織姫、純朴な彦星、美しい天の川、健気なこども達、ページをめくるごとに、幻想的な七夕伝説の世界引き込まれていきます。
中国の伝承を基にしているので、私たちの馴染んだ、恋人たちの悲恋の物語とは違い、家族の絆や、雄大な天の世界のお話なので、小さな子どもたちには、少し解り難いかもしれません。が、小学校中・高学年、特に、女の子は、グイグイと、引き込まれていきます。
夏の気配を感じ、笹の葉に短冊を吊るすころ、読みたくなる1冊です。
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自信を持っておすすめしたい 隠れたかえるは…どこ?  掲載日:2013/9/9
ゆかいなかえる
ゆかいなかえる 作・絵: ジュリエット・キープス
訳: 石井 桃子

出版社: 福音館書店
渋い青色の背景に、緑のかえる。
地味な、小さな絵本です。が、ちょっとしたたかな4ひきのかえるたちが、生き生きと、伸び伸びと描かれています。
亀や鷺に襲われて、隠れてしまうかえるたちを探そうと、子供たちが、身を乗り出して、目を凝らして聞いてくれます。
たくさんの卵が、魚に食べられてしまったり、冬になると冬眠したり、自然の営みと、ユーモア溢れるかえるたちが、しっくりと、ひとつのお話としてまとまっています。
最小限の文章に、無駄な装飾の無い、青と緑、2色だけの絵。余計なものが、すべてそぎ落とされた、モダンでシンプルな美しさが、初版から50年の、時を経ても、子供たちを、夢中にさせます。
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自信を持っておすすめしたい なぜ?  掲載日:2013/8/16
三びきのやぎのがらがらどん
三びきのやぎのがらがらどん 作: (ノルウェーの昔話)
絵: マーシャ・ブラウン
訳: 瀬田 貞二

出版社: 福音館書店
読み聞かせの定番で、民話らしい、言葉のリズムが、読み手には楽しい絵本です。が、なぜ、子供たちに、こんなにも支持されるのか?はっきり言って、よく解りません。
あの、恐ろしいトロルの顔や、大きいやぎがトロルを八つ裂きにする絵は、あまりに衝撃的で、大人でも、引いてしまいます。が、この本を「怖い」と、言う子に出会ったことはありません。
「子供はかわいいものが好き。」と、言う神話を覆されます。
未就学の子供たちは、何度聞いても、誰もが夢中になる、テッパンの絵本です。
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自信を持っておすすめしたい とにかく、笑えます。  掲載日:2013/8/16
ものぐさトミー
ものぐさトミー 作・絵: ペーン・デュボア
訳: 松岡 享子

出版社: 岩波書店
単純にくおかしく、文句なく楽しい。
読み聞かせでは、ちょっと不貞腐れた、生意気な小6生でも、声を出して笑ってくれる。希少な1冊。
「本って、楽しいよ。お話って、面白いよ。」と、言う、読み聞かせの、最も大事なメッセージを、ストレートに伝えてくれます。
原書初版から、50年近く経とうとしているのに、古臭さを微塵も感じさせない、近未来の表現は、信じがたいものがあります。
ペーン・デュボアのセンスには、感動を通り越して、驚愕です。
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なかなかよいと思う 絵が、90度くるり…。  掲載日:2013/8/16
まあちゃんのながいかみ
まあちゃんのながいかみ 作・絵: たかどの ほうこ
出版社: 福音館書店
絵や内容から、女の子向き、と、思われがちです。が、途中2回、絵が90度回転してしまう、絵本の仕掛けに、男の子、女の子を問わず、どの子の目も、一斉に釘付けになります。
小さな女の子たちが、主人公のお話です。が、おませな女の子たちの会話の、たくましい想像力や、微笑ましい様子など、お話の面白さ自体は、ごく小さい子供より、少し大きくなった方が、より楽しめるかもしれません。
ほとんどが、女の子の会話で構成されているうえ、途中で本の向きを変えなければならないので、読み聞かせでは、しっかり読み込んでおく必要を感じました。
とはいえ、誰が読んでも、読んでもらっても、楽しい絵本です。
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なかなかよいと思う ちょっと、オ・ト・ナ?  掲載日:2013/5/11
あおい目のこねこ
あおい目のこねこ 作・絵: エゴン・マチーセン
訳: 瀬田 貞二

出版社: 福音館書店
常に、明るくて前向き。
嫌な事があっても、他者の所為にせず、気に病む事無く、発想の転換で、前向きに、しかも漂々と、乗り越えていく。
読んでいて、あぁ、こんなふうに生きていけたら……、なんて、思えてしまいます。

ユーモアたっぷりの絵とおはなしで、子供たちも、楽しそうに聞いてくれます。大人の本の様な、ハードカバーの分厚い装丁も、子供たちには新鮮な様です。長いおはなしなので、小さな子などは、集中が途切れてしまう事もあります。が、途中、何度もでてくる、「Oのまき」と、いう表現が面白いらしく、再度、聞き入ってくれます。

個性の強い作品なので、読み聞かせでは、かなり読み込んで、自分のものにする必要を感じました。でも、しっかり読み込めば、子供とともに、楽しい時間を過ごせる、素敵な絵本です。
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『いっさいはん』minchiさんインタビュー

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