しばわんこの和の行事えほん しばわんこの和の行事えほん しばわんこの和の行事えほんの試し読みができます!
絵・文: 川浦 良枝  出版社: 白泉社 白泉社の特集ページがあります!
お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

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その他の方・50代・東京都

しろいまちこさんの声

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なかなかよいと思う 色合いが美しい絵本です  掲載日:2014/7/4
宮沢賢治の絵本 なめとこ山の熊
宮沢賢治の絵本 なめとこ山の熊 作: 宮沢 賢治
絵: あべ 弘士

出版社: 三起商行(ミキハウス)
あべ弘士さんのこの絵本、オッ!?と思ったのは
絵が非常にカラフル。

なめとこ山の熊って、クライマックスのシーンが1月なので
全体的に冬の雪山を中心に描いている絵本が多いんですね。
でも、冬に至るまでには当然春も夏も秋もあるわけで。
冬以外の明るくてキレイな季節がちゃんと描きこまれていることで
ここが冬になるとこんなふうなのね…と
イメージがふくらむのです。

そしてもうひとつオッ!いいね〜と感じたのは
小十郎がちゃんとおじ(い)ちゃんなのですw
ヘンですか?でも意外と少ないんですよ?

小十郎は孫を育てるために猟をしていまして
孫たちの面倒をみているのは小十郎の母、つまり曾祖母なんですが
この曾祖母の年齢が九十といいますから
息子である小十郎の歳だってかなりトシのはず、ですよね。

でも
あんまりじいさまだと弱そうに見えるのか
それとも他に理由があるのか?
小十郎を壮年のように描く
もしくは年齢不詳になるようぼかして描く方、多いんですね。

なので
あべさんの小十郎を見たとき
おお、リアルだなと。

夜のシーンの深い青
雪山のシーンの空が照り映える白
など
とにかく色がきれいで冴え冴えとしているので
文章がツメツメのページもけっこうあるんですが
それに負けない存在感があります。

山の自然の美しさをグッとアピールする絵を
じっくりと味わえる作品です。
どうぞお楽しみください。
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自信を持っておすすめしたい ダイナミックさはピカイチ!  掲載日:2014/7/4
宮沢賢治の絵本 注文の多い料理店
宮沢賢治の絵本 注文の多い料理店 作: 宮沢 賢治
絵: スズキ コージ

出版社: 三起商行(ミキハウス)
『注文の多い料理店』は、いろんな挿絵の方がいろんな出版社から出していますよね。
ミキハウスはスズキコージさん。
黒が基調で、すごくシャープな感じです。

紳士を感情の喜怒哀楽含めて、すごく強調しています。
大喜びのシーンでハイタッチをしてみたり、上着と一緒にズボンまで脱いじゃって、いつの間にかパンツいっちょになる(!)リラックスっぷりだったり。
それだけに化け物と分かった時のコントラストがはっきりしています。

だんだん不信感を抱く様子、そしてすべてがわかったショック。
このあたりになってくると、たいていの本が
化け物の方や家の中など
紳士じゃないところに絵のウェイトや視線が向くのですが、
スズキコージさんは紳士サイドの方に最後まで重点を置いた描き方です。
(なので、ホントいうとちょっとだけ化け物が物足りない感じがしました。
文章には忠実なんですけどね〜)

場面が一転したあとは、一度はぐれた犬の再登場です。
この犬、最初に登場したときからいっちゃった雰囲気で、個人的に大好き!なんですが
ここではさらに大活躍!
いろんな『注文の多い料理店』のなかで、犬はこの作品が最高だと思っています(笑)。

起承転結の「転」と「結」の間、扉の向こうに消えていくシーンは
お芝居でいうと暗転にあたる場面ですが
スズキさんはここを文章なしの1見開きを使って描いていまして
他の本にはない「間」が生まれています。

そのあとはエピローグ感が強いですね。顔が戻らなくてもめでたしめでたしって雰囲気に。

スピーディでダイナミックなので
男の子に読んだら反応がよさそうだな…と思いました。
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なかなかよいと思う 空色の文字が映えていました  掲載日:2014/7/4
宮沢賢治の絵本 雪わたり
宮沢賢治の絵本 雪わたり 作: 宮沢 賢治
絵: 方緒 良

出版社: 三起商行(ミキハウス)
この本、なぜか文章が横書きです。
どうしてかしら?
挿絵のせいかもしれませんが
縦書き絵本に慣れてるとちょっと違和感ありますね。

全体がモノクロで
文字が空色
とってもいい感じの色バランスです。
ちょっと寒そうだけど、そこがまた「冬」って感じでステキ。

四郎とかん子は雪の照り返しの中のシルエットになっていて
服装も顔もよくわかりません。
物語の後半になると、アップのシーンが多少出てきますが
それでもぼんやりした感じ。
そこがまたいい感じですね。

逆にきつねは…
好みがわかれそうです。
かわいいけどぬいぐるみっぽいメルヘンなきつねで
個人的には好みからズレているので、ちょっと残念でした★

雪とか冬とか寒さなど
空気感の表現力が素晴らしい作品ですので
その部分を中心にご堪能いただくのがいいのではないかしらと思います。
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自信を持っておすすめしたい 物語の主役は森たち!  掲載日:2014/7/4
宮沢賢治の絵本 狼森と笊森、盗森
宮沢賢治の絵本 狼森と笊森、盗森 作: 宮沢 賢治
絵: 片山 健

出版社: 三起商行(ミキハウス)
宮沢賢治作品って、
硬質な絵が合う作品と、うんと泥臭い描き方が似合う作品と
けっこう分かれると思うんですが
この片山健さんの作品は思いっきり後者。
ガツガツ、ザクザク塗ってます。

片山さんって、水彩画ですい〜っと色をのばす印象が強かったんですが
この挿絵の画材は何を使ってるんでしょう?
油っぽい感じですね。油絵の具?クレヨン?わからないのですが、勢いよくビタビタといってます。
ここまでダイナミックな絵は珍しいのでは?

そして
「主役は土地(森)で、ヒトじゃない」
というメッセージが
絵からひしひしと伝わってきます。
最初の4人なんて
「ん?なに?人?」ってくらいちみっとしてて
失礼な書き方だったらごめんなさいですが
虫っぽいんですよぉ!

とにかくロングで引いたショットの構図を使い
たまに森を擬人化っぽくして顔つけてみたりして
季節の移り変わり、土地が開墾されて畑が増えていく様子を
淡々と、でもたっぷりと描きだしています。

狼森の火のシーンと、それが消えた瞬間の絵の対比とか
盗森らしき足のシーンとか
秋の事件の盛り上がりの場面の絵もダイナミックでいいですよ〜
特に足w
必見です^^

森が中心なので
色合い的に暗い・黒い場面が多いですが
おどろおどろしくはありません。
背の高い木がたくさんですもん、日が差さなくて暗いんですよ。
ま、でも、ちょっとは怖いかな、原っぱとは違いますから。
そして、この暗さ・怖さが森の魅力なわけですし。

自然の荒々しさと優しさ
それにこたえる人間
素朴な対比があったかくつたわる絵本でした。

片山健さんっぽい絵を期待すると
んん?違うかも?ですが
らしさでいうと「著者らしさ」より「作品らしさ」を追及している、って感じで
著者の意外性を見せていただいたように思います。

いろんな出版社の『狼森と笊森、盗森』を全部並べても
文章と絵のマッチングはかなり上位に入るはず。
宮沢賢治の森の世界へご一緒にどうぞです♪
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自信を持っておすすめしたい 感謝知らずのネズミがね…  掲載日:2014/7/4
宮沢賢治の絵本 ツェねずみ
宮沢賢治の絵本 ツェねずみ 作: 宮沢 賢治
絵: 石井 聖岳

出版社: 三起商行(ミキハウス)
石井聖岳さんが
めちゃめちゃツボな本に挿絵をつけてらっしゃいました。
宮沢賢治のなかでもイケズな作品ですが、かなり好きなんですw

いやんなネズミが最終的にちゃんとひどい目にあうんですよ〜
という
オトナの本でいうとスティーブン・キングの「ミザリー」みたいな展開になるこの本
(アレ?ちょっと違う?ワタシのなかではわりと類友な話です)
あんまりかわいらしく描かれちゃうとねぇ…
ツェねずみが不憫になっちゃうじゃないですか…
ということで
石井さんの挿絵は
ふてぶてしいとことがとってもナイスw
手描きの「まどうて」山盛りなのがめっちゃコワくて
ちょっとしたホラーでもあります★

わっしわっしとダイナミックに描かれた絵のなかでも
ワタシのお気に入りはねずみ取りです。
スッキリさせてくれる役割だから、だけではなくw
表情の変化がハッキリしていて
そりゃ、こんだけされたら怒って鍵も外れるわな、というのが
絵を見てるだけでもよくわかります(^^;)

最後のクライマックスからの絵も
盛り上がりますよ〜!

宮沢賢治作品の中では、どちらかというとマイナーですが
昔話的でわかりやすい内容でもありますので
集団の読み聞かせにもいいかもしれませんね。
お試しあれ!
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自信を持っておすすめしたい 個人的なベスト絵本です!  掲載日:2014/7/4
宮沢賢治の絵本 水仙月の四日
宮沢賢治の絵本 水仙月の四日 作: 宮沢 賢治
絵: 黒井 健

出版社: 三起商行(ミキハウス)
宮沢賢治作品は文章から受けるイメージが強く
読む人それぞれの持っているイメージに合うか合わないかで
好ききらいが完全に決まっちゃう…って感じがするんですが
この本はそういう意味で、ワタシの
「ベスト・オブ・水仙月の四日」です。

黒井健さんって
どの作品を読んでもブレなく絵が美しいのですが
個人的には、そこで終わっちゃってる作品も多い気がして
はがゆい気持ちになったりすることがあって。
もっとこの先まで描ける方ですよね?と。
(描きもしない絵本読みが何をゆーかってアレなんですけど★)

なので
この作品を見たときは
「やったー!!!」でした。

色が!
風景が
雪婆んごが!雪童子が!
悲鳴が上がりそうなほど透明感と冷たさにあふれていて
素晴らしいという言葉が陳腐に感じるほど感激しました。

こどもの赤毛布のあざやかなこと。
やどりぎの生き生きしていること。
これがまた、風景の冷たさの中のコントラストでハッと魅せる!のですよ〜。
(とはいっても、黒井さんの描くこの作品では
主人公はあくまでも冬と雪と雪童子ですけども)

天気が変わり
明るい雪の合間の天気から
吹雪になる色合いもドキドキするような不安さで。

雪婆んごが、雪童子が、雪狼が飛び回るその様子
雪童子のほっぺがほんのり紅くて、いかにも童子らしくて。
乱れた髪に風の強さ、激しさが感じられます。
(雪婆んごがまたコワいんだ★
小さい子だと夢に見そうw)

そして
雪がやんだ後の静けさ。夜の澄んだ空気。
風どころか、星のまたたきまで止まっているような。

翌朝の冷たい太陽と
雪童子によって掘り起こされたこどもに
それを迎えに来たのであろう人影まで。

いやもう
たっぷり堪能いたしました!

こんな名作はなかなかお目にかかれないと思います。
未読の方にはぜひ!ご一読いただきたいです。
参考になりました。 1人

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