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ぬいぐるみの逆襲
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投稿日:2011/07/18 |
結構衝撃的な絵本でした。そして、ゲラゲラ笑えました。
ぬいぐるみって本当は、こんな気持ちでいるのかもしれませんね。
たしかに、引きづられたり、踏まれたり、汚されたり、挙句の果てにおならをふっかけ
られたり.... それでいて汚れているから連れて行けないなんて言われたら、
ぬいぐるみにとっては、確かに「許せない!!」かもしれませんよね。妙に納得します。
そして、豹変する“ほげちゃん”が実に面白いです。あんなになるまでストレスを
発散して、すごいことになってしまったのに、全てが猫のせいになっちゃうなんて、
ほげちゃんの役得かも.... そして、猫が可哀相。
でも、何やかんやストレスを感じていても、ほげちゃんもみんなといるのがやっぱり
好きなのね....
絵本屋でママ友にも読んでみてと薦めたところ、最初のお世辞にも可愛いとは言えない
ほげちゃんの表紙からはじまって、ページが進むごとに食いつき始め、そして「ゆるせない」
のページで、超ウケで、噴出していました。
純粋な笑いが欲しい人にお奨めです! 是非、読んでみてください。
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お仕事拝見:車掌さん。
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投稿日:2011/07/10 |
絵本コーナーを徘徊していた時に見つけました。息子が幼稚園の時の将来の夢は
山手線の運転士だったので、親の私も影響されてか?! 思わず手に取りました。
作者の竹村宣治さんは元JRの車掌さんで、長年の経験に基づき、車掌さんの
仕事がどんなであるかを、この絵本を通して描いてくれています。
へぇ〜!!という、意外なこととか知らなかったことが結構描かれていて、子鉄には
勿論のこと、普通の子にも親にも興味深いと思います。ちょっとした、職場拝見って
感じの絵本で、お奨めです。
それにしても、始発電車の乗組員は寝坊防止の為にあんな手段をとってるんだ! とか、
駅の発車の音楽は出発時刻40秒前に鳴らすんだ! とか、ちょっとした雑学に
なります。それを、くまくんシリーズの大友康夫さんのソフトタッチの絵で描かれて
いるので、見たからに専門的という印象でないところもよいと思いました。
結局、購入して息子に読ませたところ、時刻を追って描いてあるところが面白い
らしく、とても興味深そうに読んでいました。そして、「この人、また乗車するんだよ」
と本屋で半分までしか立ち読みしていなかった私に、先に全部を読んだ息子が、
一度往復した主人公の車掌さんがまた休憩後に乗ることを教えれくれました。
是非、一度読んでみてください。低学年の夏休みの読書感想文の宿題にもお奨めです。
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こわい夜?
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投稿日:2011/07/06 |
かえるくんシリーズの1冊で、かえるくんが寝ているとベッドの下で何だか音がして
怖くなって、あひるさんの家へ逃げていきます。あひるさんは一笑しながらかえるくんを
受け入れますが、また奇妙な音がして、今度は二人でこぶたさんの家へ逃げ込み...
という話です。読んでみたら、どうってことのない話で、怖い物の招待はまったく
明かされないのですが、どんな時にも受け入れくれる友達がいることの素敵さが
描かれている本でした。本当に、かえるくんの住んでいるところは結束が強いなぁ。
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何の日なんだろう?
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投稿日:2011/07/06 |
結局は、かえるくんの誕生日なのですが、かえるくん自体がそれを忘れていて、
みんなに聞いて歩き回るけれど、誰も特別な日だなんて言わないので、言いだしっぺの
のうさぎさんに一杯食わされたとまで思い込むかえるくん。家に帰ってみると、そこには
みんながいて、かえるくんの誕生日を祝ってくれましたという話です。
大人だと、とくべつな日だなんて言うと、すぐにピンと来ますが、6歳の息子は、一体
なんだろう?と、かえるくんがどんどん色々な人に聞きに行くのと同じように、
興味津々で食いついてきましたね。誕生日と分って、ほっとしたみたいです。
でも、親の私は、逆に、途中でねずみさんが言う、
とくべつじゃない日なんて ないからね。みてごらん。世界はうつくしいだろう。
ぼくらの一日一日は すべて、とくべつな日なんだよ。
と言う言葉の方が心に残り、そして、こっちを作者のベルジュイスは言いたいのでは
ないのかな? と思いました。
それにしても、かえるくんを喜ばそうと口裏を合わせて誰も何も言わない、その結束力がすごいなと思いました。
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水にまつわる言葉
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投稿日:2011/07/05 |
本屋で見かけ、白地に水色の表紙が涼しげだったので、手に取って読んでみました。
水にまつわる擬音語ってこんなにあるんですね。
一粒の水が落ちる音、続けて落ちる音、大量に落ちる音、また落ちた先の状態によって
これまた変わってくる音。
日本に生まれ育って、日本語が母国語の人にとっては、この絵本の絵と音がぴったりくる
ことでしょう。作者:新井洋行さんの空間と水しか描いていない、マックスなシンプルさ
がとても効果的だと思いました。
私の後にも、ベビーカーを押したママさんが手にとって見ていました。やはり惹かれる
ものがあるのでしょうね。対象年齢が0・1歳からというのが頷けます。
こういう絵本のお蔭で日本語らしい擬音語って実体験でなくても習得できるんだなと
思いました。私としては、日本語を勉強している外国人の方にもプレゼントしたいなと
思わされた絵本でした。是非、お手にとってみてください。
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想像遊び
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投稿日:2011/07/05 |
レビュー募集をしていると知って、全ページ立ち読みで読んだ後、実物も見てみたいと
思って、本屋さんを覗いてみたら、ありました! ちょうど、小さい子にはお手頃な
サイズの本でした。まず、そこに好感が持てました。
残念ながら、もう6歳の息子は、この絵本ではキャッキャすることはありませんでしたが、
3歳頃、こんな風によく想像遊びをしていたなぁと懐かしく思いました。
そうそう、コップは色々なものになっちゃうんですよね。分る、分る。でも、私としては、
たいこの後にも、もっと続けて欲しかったです。電車になっちゃうのが意外でした。
きっと、電車の部分を作らなかったから、どちらかというと女の子向けの絵本になって
しまっていたかもしれないな、と言う憶測と、ストーリー的に最後にお母さんを
持ってくることで安定感を出しているんだろうな、と思うと妥当なのかな?
可愛い絵本でした。色がハッキリしているところも好感が持てました。
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恵みの雨
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投稿日:2011/07/01 |
連日30℃を越えて、雨でも降って少しでも涼しくして欲しいと痛感すると、この絵本の
ことをいつもいつも必ず思い出します。
もう何年前になるのでしょうか? この本が新刊として本屋さんに並んでいた時に、
今でもはっきりと覚えているのですが、一番上の棚に表紙が見えるように並べられていて、
あの大きな顔のついた“やかん”だけが表紙に描かれているのが、すごく印象的で、
一体どんな絵本なんだろうと興味津々でした。でもその日は急いでいたので手に取ること
が出来ずに帰宅... でも、どうしても気になって、別の日に、あのやかんの本!と思って、
その本屋にそそくさと出かけて行きました。これが、私がかがくいさんの絵本との出会い
でした。
やかんが一生懸命走っているところから始まること自体が、これまでの絵本とは違う感じで
ん?と懐疑的になり、待っている相手がこれまた不思議なメンツ。そして、準備運動...
あんまりに突飛なかかぐいさんの発想にぐいぐい引き込まれ、もうページをめくるたびに
どんどん噴出しそうになり、でも妙に納得できて、一気にこの絵本のファンになりました。
この節電をしなければならない今年の夏は、きっと、この絵本の中のやかん達はヒーロー
になれることでしょう!! 是非、大活躍してもらいたいものです。 裏表紙の5つの姿が
まるでゴレンジャー(年代が知れますね)とか戦隊モノのヒーローが歩いているように
見えるところも是非、見てください! 猛暑にお奨めの本です。気持ちだけでも涼しく
なりますよ! 是非、読んでみてください。
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愛情豊かなかえるくん
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投稿日:2011/06/28 |
かえるくんシリーズの1冊で、のちに『かえるくんはかなしい』にも出てくるこぐまくんと
かえるくんの出会いが描いてある絵本です。
実は、こぐまくんは元々は、かえるくんが森に落ちていたものを拾ったぬいぐるみでした。
かわいそうにと思って自分の家に連れて帰り、ごはんをあげ、話すことを教えたのです。
すると、本当に、話すことが出来る、かえるくんにとって、かけがいのない友達に
なったのでした。
愛が成した業なのでしょうね。6歳の息子に、これってどう思う?と聞いたところ、
こんなことは起きないよね〜って... 遠慮がちに微笑んでいました。
でも、本当は彼にとっても、起きて欲しいことなのは私は知っています(笑)
一人っ子なので、小さい時からお気に入りの(偶然の一致なのですが)かえるの
ぬいぐるみを遊び相手にしていますから!
まさに本当にこの絵本のように彼のかえるに生命が吹き込まれたら嬉しいでしょうに!
かえるくんによって命(愛情)を吹き込まれたこぐまくんの続きを読みたい方は
是非、『かえるくんはかなしい』を読んでみてください!
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助けあうこと “絆”
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投稿日:2011/06/28 |
偶然にも昨日、息子の小学校が代休で図書館に行って、「そうだ。かえるくんシリーズを
一気に借りてしまおう!」と思って、ごっそりシリーズを借りてきたのですが、何かの思し
召しなのでしょうか? この時期にこの話に巡り会うとは!
洪水でかえるくんの家が浸水してしまい、仲間のあひるさん・こぶたさんの家へ次々と
行きますが、どこも浸水。のうさぎさんちだけが無事でした。のうさぎさんはみんなを
快く受け入れ、食物を提供します。何日かそこでみんなで仲良く暮らしていると、
食料が尽きてしまい... まだまだ水が引かない危険の中、かえるくんは自分が一番
泳ぎが上手いから助けを求めにいくと言い出し... という話です。
どうしても、この度の東北大震災を思い出さずにはいられない話でした。そして、
自分は直接、多大な被災を受けたわけでもないですが、新聞や報道で、沢山のこの話の
中に出てくるような、のうさぎさんやかえるくんのような存在の人々がいたことを
知らされ、ただただ脱帽するばかりです。自己犠牲してまで共(友)に生きるなんて、
私にはできるのかな....
この話で私が好きなところは、のうさぎくんやかえるくんの献身的な行動も勿論のこと
ですが、やはり、最後に希望があるところです。みなで掃除道具を持って、浸水した家の
掃除にでかけます。とても、東北の津波で震災された方々のことがかぶりますが、どうか、
その方々が、この絵本の話のように希望を持って再出発ができることを
祈ってやみません。
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よそもの
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投稿日:2011/06/28 |
オランダの誇る「かえるくんシリーズ」の1冊で、よそものに対する偏見を扱った絵本でした。
表紙を開いた題名の書いてあるページの反対側にこう書いてあります。
同じ地球にくらす ありとあらゆる生きものたちに この物語を おくります。
この言葉がまさに作者がこの絵本にこめた思いを伝えていると思います。
ある日、かえるくんたちが住む所に、旅のねずみがやってきて、森にテントを張りました。
それを最初に見つけたこぶたさんが、かえるくんたち、仲間に警戒を促します。
ねずみが勝手にテントを張っている! ねずみだから汚いし、物を盗むわ!と。
ところが無垢なかえるくんには意味が分らず、よそもののねずみに興味津々。
自分の気持ちに正直になり、ねずみとの交友が始まります。それをよく思わない仲間。
でも、そんな時にこぶたさんの家が火事になり、火を消してくれたのがねずみでした。
また、別の日には川でおぼれるうさぎさんを助けてくれたのもねずみでした。
みんなはそれ以降、ねずみが大好きになりました。でも、ねずみくんは、また旅立って
行きました。という話です。
大人から見ると、いつだって、この世界のいたるところで起きていることを、そのまま、
ありがちな事例を踏んで描いてあるだけなので、新しいことでなく、むしろ、聞くと
耳が痛い話かもしれません。でも、かえるくんのようにまだ無垢で偏見のない子供には、
こういう話で啓発することは効果があるのかもしれませんね。
オランダは移民が多いから、作者マックス・ベルジュイスが杞憂し、冒頭の願いを込めて
この絵本を描いたのでしょうか? そんな気持ちが感じられる絵本でした。
下世話なことですが、自分の子供には、この登場人物の中でどれになって欲しい?と
聞かれたら、かえるくんのように偏見のない人になってもらいたい気持ちと、逆に、
旅のねずみのように、偏見やら困難を打開する自分自身を守れるスキルや経験、
気持ちを身に付けて欲しいと願います。
かえるくんシリーズって結構、社会的なテーマも扱っているんだなと改めて思いました。
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