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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい どんどん変わる不思議な生き物  投稿日:2023/11/30
ほーら、大きくなったでしょ (3) かえる
ほーら、大きくなったでしょ (3) かえる 作: アンジェラ・ロイストン
写真: キム・テイラー
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
1992年刊行。
たまごから孵化して、オタマジャクシから、どんどんカエルになっていく様子を写真で紹介した絵本。

田舎で子ども時代を過ごしたので、田んぼには春にはカエルの卵とオタマジャクシと、いろんな生き物が大量にいて、楽しく遊んでいた。今は、田んぼも何もない殺風景な住宅街に住んでいるから、あの頃の体験はとても貴重なものだったとわかる。

本書は卵から黒い玉が、にょーっと細長くなって、ナマズみたいな格好になって透明な卵から出てきて、ずんずん大きくなって、エラがある不思議な深海魚のような形から、手足が生えて、しっぽがなくなり、カエルの形になるまでを、懇切丁寧に写真で見られる。
田舎でさんざん見たというのに、意外と細かい部分はしらなかったので驚きだ。

魚の時代と、両生類・爬虫類の時代を経験する不思議な生き物。そのうち、鳥類になり、哺乳類になり、人類になり、宇宙に飛び出ていくかもしれない…などと、空想してみると楽しい。

生き物はどれもまだまだ知らないことが多い。
本書は、楽しい文章と、興味深い写真で、好奇心が満たされる。大好きなシリーズ。
こういう本は、大人になってから改めて見ると、楽しみが倍増する。
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自信を持っておすすめしたい 大事なモノは大事なモノ  投稿日:2023/11/15
ときめきのへや
ときめきのへや 作: セルジオ・ルッツィア
訳: 福本友美子

出版社: 講談社
素晴らしい宝物を飾っておく部屋を作ったモリネズミのお話。

2013年刊行。(原書:2006年)
大人が読んでも、心に残る、ちょっと哲学的な絵本。
素敵なモノを集めて、集めて、自分の部屋をいっぱいにして、それを誰でも「見たい」人に見せてあげている。心が豊かな人生。
しかし、他人の意見を真に受けて、本当に素敵なモノを「つまらないもの」と思い込んで捨ててしまった。それからの彼の落胆ぶりと、周囲の人たちの反応が痛々しい。
いろんなことを考えさせられた。

自分の意見と、他人の意見は違う。
自分の人生なのだから、時には人の意見を聞くことも大事だが、一番大事なのは、自分が本当に大事にしているものを守り通すことだと思った。
あと、くよくよといつまでも後悔しないこと。
大事なことをいくつか教わった。
こういう風に自然な形で、心に大事なものが入って来る絵本に出会えてよかった。

話の内容は物静かな気がするが、その分、絵が派手で、いろんな細部にこだわりがあるので、絵を見ているだけでも楽しめると思う。
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自信を持っておすすめしたい 生まれた後にうさぎになるのね  投稿日:2023/10/31
ほーら、大きくなったでしょ (5) うさぎ
ほーら、大きくなったでしょ (5) うさぎ 作: アンジェラ・ロイストン
写真: バーリィ・ワッツ
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
うさぎの生まれたて〜6週間目までを、写真で紹介する学習絵本。成長の記録と、うさぎ本人のコメントが楽しい。

1992年刊行。(原書:1991年)。
生まれたては毛も生えておらず、目も明いていない。耳も短くてなんだか別の生き物のよう。1週間かけてようやくにこげ(和毛)が生えてきて、2週間目でようやくものを見たり、聞いたりできるようになった。
うさぎは生まれてから、時間をかけてうさぎになっていく。
その間、親がかいがいしく面倒をみる。親の姿はあまり載っていないが、そんな様子が伝わってきてほほえましい。

うさぎ本人になったつもりのコメントが書かれていて、これも素敵だった。初めて体験する世界を、どう感じているのか?
新鮮な気持ちと、命の賢さが感じられて楽しい。成長していくことで、自信をもって誇らしく生きていく様子がカッコいい。

上下と見返しにあるうさぎの絵は、楽しい雰囲気。
実際は、生きていく間にいろいろあるのだけど、こうやって平和に安心に、動物が成長していける世界があちこちにあることが一番いいと思っている。

このシリーズはいろんな動物の、知らない姿が見られるので大好きです。生き物は美しく、尊い。
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自信を持っておすすめしたい びっくりぽんな結末  投稿日:2023/10/09
むしむしでんしゃ
むしむしでんしゃ 作: 内田 麟太郎
絵: 西村 繁男

出版社: 童心社
いもむし電車に乗って、終点まで行く話。

出発は「はたけ」、終点は「はなばたけ」。
途中に池や川、村など、いろいろな風景が見え、それぞれの場所で降りる人があって、それぞれの物語を作りに行くのだろう。電車に乗っている途中に見える風景にも、いろんな人物(動物、その他)があり、それぞれの暮らしがあり、生き方があるのが想像できる。
どこかに旅行に行く時に、長い道中、車窓から見える景色をぼんやり眺めて、あれこれ想像してみる感じが味わえた。

お話の結末が奇想天外・ビックリ仰天。
是非とも実際に本書のページをめくって体験して欲しい。
大人になってから自分の楽しみで絵本を読んでいるが、
こういう楽しくて、予想外の展開が待っている上、読後が爽快な作品は、心も体もすっかりリフレッシュできてうれしい。
まさかあんな結末とは…なかなかすごい事を考えたな、と作者の遊び心に感心。
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自信を持っておすすめしたい 極彩色の人間ドラマ 悲喜劇こもごも  投稿日:2023/09/26
本おじさんのまちかど図書館
本おじさんのまちかど図書館 作: ウマ・クリシュナズワミー
訳: 長友 恵子
絵: 川原 瑞丸

出版社: フレーベル館
インドで、路上で無料の図書館を長年行っているおじさんと、常連客の少女の話。

無料で文字を教えたり、教育が受けられなかった人たちのサポートをしている「まちかど図書館」のおじさん。
毎日1冊は本を読むことを楽しみにしている少女と、その友達たち。
学校の先生、アパートの住民、バスの運転手、選挙に立候補している人たち…それぞれの人生が鮮やかに目の前に広がり、それぞれの思いや、野望、来し方までもが見えてくる。
思ったことをはっきり表現して、人生を楽しみ、自分の哲学や大事にしているものをしっかり持って生きているインドの人々が、生き生きと描かれている。

お話は、インド映画のような大どんでん返しや、思わぬ展開にハラハラしながらも、最後はハッピーエンド。
文字が大きくて、そんなに長い話ではないのに、心に迫って来る場面が多く、考えさせられたり、感情移入するところが多くて、読み応えがあった。2時間くらいの映画を見たようにエネルギーを使った読書体験だった。

この話で一番心に残ったのは、おじさんの生き方。
教育者として大事な事や、人として大事なこと、ひとりひとりの幸せが地域社会や世界の幸せにつながることなどが、よくわかった。
本を通して、素晴らしい叡智に繋がり、主人公の少女と共に、読者も成長していける素敵な物語りだと思った。

キャラクターが全員、濃いので、その一人ひとりにも物語が想像できて楽しい。
生きることの厳しさや、人のずるさや面倒なところも、全部描かれていて、容赦なく人間を堪能できる物語でもある。
心に残った。
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自信を持っておすすめしたい あひるは生まれてすぐに何でもわかります  投稿日:2023/09/20
ほーら、大きくなったでしょ (4) あひる
ほーら、大きくなったでしょ (4) あひる 作: アンジェラ・ロイストン
写真: バーリィ・ワッツ
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
あひるが卵から出て、黄色いひよこ時代を過ごして、産毛が抜けて羽が白くなり、大人と同じ大きさになるまでを紹介してくれる写真絵本。

原書:1991年、日本語版:1992年刊行。
あひるが卵からかえる場面が、「うんとこしょ」と出てきて、大仕事が終って、一息ついた感じが伝わってきて楽しい。
生まれてすぐに何でも見えるし、聞こえるし、立って歩ける。
二日目で池に入って泳げる。
水に入ったら、習いもしないのに泳げている。
あひるの生きる本能のすごさがわかる。

人間はあひるよりもゆっくり成長するから、何かできるようになるまで時間がかかる。あひると比べると、ずいぶんのんびりしている気がした。

あひると仲良くなった気がして、これからは、あひるも、あひる以外の鳥も、みんな尊い兄弟だと思って、大事にしよう。

表紙みかえしの、あひるの成長イラストも楽しくかわいい。
心が和む一冊。
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自信を持っておすすめしたい やることが多い、読者参加型絵本  投稿日:2023/09/20
わっこおばちゃんのしりとりあそび
わっこおばちゃんのしりとりあそび 作: さとう わきこ
出版社: 童心社
しりとりをしながら迷路を進む絵本。
ページを開くたびに、新しい主人公としりとりと迷路が待ち構えている。
しりとりのない普通の迷路もあり。

読者がぼ〜としていられない絵本。とにかくやることが多い。
まず、しりとりをする。しりとりをしながら、次のコマに進む。選択を間違うと、話が先に進まないでゲームオーバー。
もう一回やり直す。
またしりとり…と、ゴールにたどり着くまで、何度でも遊べる。結果を効率的に求めたい人には不向き(せっかちタイプはイライラするだろう)。
のんきに楽しく、なりゆきまかせで、絵を見たり、ことばやお話を考えたり、自分なりの話も考えてみたりしながら、ずっと楽しめるイベント。

こういう頭を使った楽しみを考えられる作者がスゴイ。
つっこみどころも満載で、ユーモアも多い。
楽しい気分になる遊びの絵本。
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自信を持っておすすめしたい 人類最古の便利グッズ  投稿日:2023/09/12
ヒョウタンの絵本
ヒョウタンの絵本 作: おおつきよしあき
絵: やまふくあけみ

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
ヒョウタンの栽培方法を中心に、加工方法、世界のヒョウタンの使い方事例、いろいろな品種などを紹介する学習絵本。実用書。

最近、近所の産直・八百屋で、ヒョウタン(食用)が売られていた。ためしに食べてみた。ヒョウタンの他にヘチマやニガウリ、いろんな珍しい瓜があった。世界にはまだまだ見知らぬ植物があるのがわかって、楽しい。
味は、淡白。アジアではカレーにしたり、いろいろらしい。

次の時には、同じヒョウタンに張り紙がしてあった。「苦い時は食べないでください」。本書には食用のヒョウタンについてはあまり書かれていなかったが、殆どのヒョウタンは苦くて食べられないらしい。
たまに食べられるヒョウタンもあることを、実体験した。
誰でも食べているだろうヒョウタンは、かんぴょう。ユウガオの実を薄くむいて乾燥させたもの。

ヒョウタンは形も面白いが、利用法も面白い。
実を乾燥させて、入れ物や、お面などのアート、楽器など、さまざまに使う。
土器ができる前は、ヒョウタンの入れ物で水を運んでいたとか。さすがにその時代からは生きていないので、確認できないが、そうかもしれないと思った。

大昔からの便利グッズ。きっと、古代の人も、いろんな使い方を開発していたのではないだろうか(想像)。

栽培方法がメインの実用書だが、ただ読むだけでも楽しい本です。
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自信を持っておすすめしたい 実際に子どもたちが作ったものが見られる  投稿日:2023/09/06
地図や年表で伝えよう
地図や年表で伝えよう 監修: 鎌田和宏
出版社: ポプラ社
学校の調べ学習の時に、テーマを決めて、地域を実際に歩いて取材し、地図や年表を使った形にまとめて発表する(掲示する)具体的な方法を教えてくれる実用書。学習絵本。
実際にいろんな地域の学生たちが作った防災マップや、地域の特産品特集、地元の偉人や歴史の特集など、いろんなタイプの地図や年表が見られる。

大変そうだけど、楽しそうでもある。
自分が学生の時は、こういう調べ学習(グループワーク)はなかったから、ちょっと新鮮な発見。
大人になって、日本の歴史に興味を持つようになってからは、改めて、地図や年表を見る機会が多くなった。
覚えたいところは、白地図を使って、自分なりにまとめてみようかと思っていたけど、やり方がわからないので、参考にした本。
本書は、テーマに沿って取材する対象を決めたり、地元の人に聞きこみをしたり、図書館やインターネットで情報を調べたりするなどをして、しっかりした地図を作っていたので感心した。

学生が自分で歩いていける範囲で、いろんな発見があっただろうし、制作途中でいろんな体験もしたと思う。
形になった物をみて、作った人たちのことを想像すると、尊い作業だと思った。
調べものをして、世の中に発表する人たちの大変さもわかった。

調べものをしなくても、見ているだけでも楽しい本。
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自信を持っておすすめしたい お箸は意外と深い。  投稿日:2023/09/06
箸の絵本
箸の絵本 作: 兵左衛門
絵: 土橋 とし子

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
お箸の使い方、マナー、歴史、お箸を使う地域(世界の食文化)を紹介してくれる学習絵本。
木を削って自分のお箸を作る方法も詳しく紹介されている、工作の本でもある。実用書。

毎日使うものなのに、意外と知らないことが多かった。
お箸の形が、中国や韓国、ベトナムなど、アジアでお箸を使う地域ごとに長さや、使い方が違っているのが面白かった。
フォークやスプーンを使う食べ方が、一番新しい方法だったのも心に残った。とても古いものだと思い込んでいたので、意外だった。

お箸などを使わず、手で直接食べものをつかんで食べる方法が、一番古く、人数も多いという。
人類最古の食事法で、「手で味わう」という要素もあり、楽しい発見だった。

日本人の精細な感覚が、地域によるお箸の形の違いや、箸遣いのマナーなどに表れているようで、興味深い。
しっかり美しいマナーで食べられる大人になろうと思った。
こういう日常の動作や、道具についてよく知っていることは大切だ。
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