十二支のおもちつき 十二支のおもちつき
作: すとう あさえ 絵: 早川 純子  出版社: 童心社 童心社の特集ページがあります!
来年も福がいっぱいの一年になりますように。

恵里生(えりお)さんの公開ページ

恵里生(えりお)さんのプロフィール

その他の方・30代・東京都

自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理教室に参加する(世界の料理を作る)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事をおすすめします。

恵里生(えりお)さんの声

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自信を持っておすすめしたい おめでたい、いろんな意味で。  掲載日:2017/2/13
しちふくじん
しちふくじん 作: 立川 志の輔
絵: 中川 学
編: 倉本 美津留

出版社: 岩崎書店
ナンセンス絵本。単純に面白い。ギャグマンガの一種だと思って楽しめる愉快な作品。

「お笑いえほん」というシリーズなので、これを読んだからと言って
何かの役に立つとか、七福神の由来がわかるとか、そういうことは一切なし!
非・実用的な、ギャグの絵本です。
非常におめでたい、縁起物ですね。縁起物、というのは、全然、実用的でなくてよくて、ただ単純にありがたがって、楽しめばいいのです!!

自信を持っておススメします。
絵本は娯楽の一種です。

個人的には、以下の部分がポイント高し。
・インテリアなどが、昭和と平成が混然一体となった、きわめて現実的な、
 庶民的な、普通の家だということ(身近に感じられる。感情移入できる)
・新しい技法(コンピューター?)で表現されている、新しい時代に対応した
 七福神。七福神も進化していますな。
・演芸場で鍛えられていそうな、根性の入ったギャグ。
 (作者が、ベテラン落語家さんだけに、演芸場の雰囲気がむんむんです)
・主人公が、普通未満、ダメ男以上、という、さして魅力のないタイプ。
 特別感が全くなく、どこでも必ず2〜3人いそうな少年なので、リアル。

ページの都合で、七人全員のかくし芸が見られませんが、その辺はご了承ください。ネタがボツになったのかしら。
最後に、読者に対する問いかけが2つあります。
読み終わった後も、いろいろ想像して楽しめるように、工夫されている絵本です。
是非、軽い気持ちで読んでみてください。
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自信を持っておすすめしたい ジジ・ババ 悲喜こもごも  掲載日:2017/2/9
おじいちゃんのはげ頭
おじいちゃんのはげ頭 作: 伊藤英治
絵: 長野 ヒデ子

出版社: 岩崎書店
祖父母と一緒に暮らすことが、だんだん珍しくなっていくのでしょうか?
私は、田舎で祖父母、両親、兄弟と暮らしたので
大変懐かしく、面白く、時にほろりと寂しく感じたりして、楽しみました。

核家族で育った子持ちの友達に話を聞くと、ジジ&ババのいない暮らしが当たり前だったから、ジジ&ババのいる暮らしで育った私と感覚や常識と思っていることがだいぶ違っているようです。おもしろい発見でした。

私にとって、ジジ&ババがいない暮らしというのは、なんだか息が詰まりそうです。
両親が共働きだった私の幼少期は、ジジ&ババと一緒に明け暮れて、親子のような感じでジジ&ババを見ていました。ジジ&ババが亡くなってから、両親が「親」とおもおうとしても、「本当の親はジジ&ババ」という感覚が、未だに抜けません。
でも、ジジ&ババにも嫌な部分もありました。この作品は、思い出をあまり美化していないで、ありのままのジジ&ババをのびのびと表現しているところが素敵です。

ジジ&ババのいなかった人には、どういう風にこの作品はうつるのでしょうか?
想像の中の、ジジ&ババがよりリアルになるのでしょうか。
それとも、憧れが大きくなるのでしょうか。
いや、かえって、ジジ&ババがいなくてよかったと思うのでしょうか。

この詩集にでてくるジジ&ババは、元気で介護なんか全然必要ない、ファンキーな方々ばかりです。安心してお読みください。
生きていると、いいことばかりではないので、ツライ思い出を思わせるような詩もあります。恐れずに読んでください。
きっと今はわからなくても、そのうちわかる時がくるだろう・・・というような作品もあります。大人が読んでも楽しめるけど、心の柔らかい子どもに、小学生くらいから読めると思いますので、ぜひ、親子で楽しんで、味わってみて欲しいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 「いただきます」は命を大事にする言葉  掲載日:2017/2/2
世界中からいただきます!
世界中からいただきます! 文: 中山 茂大
写真: 阪口 克

出版社: 偕成社
居ながらにして世界旅行をした気がする一冊。
バックパッカー風の旅のスタイルで、そこら辺の普通のお宅にお邪魔して
ご飯をご馳走になっている二人。すごい行動力&交渉力!
答えてくれる現地の方々も太っ腹!

高級ホテルや観光地ではない、普通の人々の暮らしを紹介しているところが素晴らしい。作られたイメージではない、本物の外国の空気が感じられる。
その辺の人を撮影した何気ない写真、現地の風景や台所の風景がいきいき、のびのびしていて、手を伸ばせば触れそうな勢い。

いろいろなお料理を紹介しているのですが、気取った盛り付けをしているような観光地臭い代物は一つもなく、普通の食卓で何気なく食べているものばかり。
盛り付けもドカン!とお皿に盛っただけの、素朴なもの。
男二人が旅しているためか、男っぽい料理やおもしろいエピソードが満載。

食べる事は、決してきれいごとだけでは済まされれない。
例えば、家畜をと殺する場面や、解体する場面もしっかり取材している。
それがさりげなく、当たり前のこととして、紹介されている。
私たちも、肉や魚を食べる。スーパーでは、すでにと殺され、解体され、食べやすくなった肉の塊がパック詰めされて並んでいるけど、もとをたどれば生き物。
そういう大事な、命のことは、なかなか学校などでは教わる事はない。家庭でも、難しい時代です。昔のように鶏を飼っていて自宅でさばいて食べるという機会がない方が多いだろうし、そういう事をしていると、「残酷」とか言われかねない雰囲気を、私は感じます。
いろんな人の生活を知る事も心の栄養になるし、食べ物が命であることを感じる事も大事。この本は、それを道徳の教科書みたいなかしこまった雰囲気ではなく、ファンキーで楽しい旅行体験として伝えてくれていることが、素晴らしいと思う。
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自信を持っておすすめしたい 戦争は、二度としてはいけない。  掲載日:2017/1/25
Little Selections あなたのための小さな物語(1) 戦争
Little Selections あなたのための小さな物語(1) 戦争 編著: 赤木 かん子
出版社: ポプラ社
どなたにも、是非とも読んでもらいたい一冊です。
戦争(第二次世界大戦)を知っている、体験した人と直接交流ができた最後の世代として、未来の子どもたちに、もちろん現代のあらゆる人たちに是非とも読んでもらいたいです。

私たちの世代(1980年代生まれ)は、祖父母に戦時中の体験を直接聞くことができた最後の世代だと思います。祖父母たちはどんどんこの世から去っていきます。ですから、漫画や映画や文学やあらゆる方法を使って、戦争のことを伝えなければならないと思うのです。
戦争をしたら、どういう事がおきるのか?
是非ともこの作品を読んで、そして他の作品も読んで(あるいは映画などを見るのもいいでしょう)、知ってほしい。
人間は、戦争をしたら、どんどん悪くなっていきます。おかしくなってしまいます。ヤバいと思って、危機感をもって欲しいのです。そして、戦争や争いで問題解決をするのではなく、別の方法で問題を解決するように、一人一人が意識して行動してほしい。

特に、手塚治虫の漫画は、小学生でも絵をみたらわかります。
手塚治虫の文章も、小学校くらいでも読める、わかりやすい文章です。
一番最初の、ロシアの文学作品は、やや読みにくく難しいと思いますが、それでも頑張って読んでみて欲しい。どこの国でも、戦争になれば、起きる事は同じなのだとわかります。

 結局、人間の悪いところが一番出てしまうのが戦争。それによって長年にわたっていろんな人が苦しんでいます。今も!
 このような短編集を読む事は、平和な世界を作っていくために必要だと思います。第三次世界大戦を起こさないように、皆さん、ご協力ください。
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なかなかよいと思う あり得ないものは書かなかった乱歩先生  掲載日:2017/1/25
文庫版 少年探偵・江戸川乱歩(7) 透明怪人
文庫版 少年探偵・江戸川乱歩(7) 透明怪人 作: 江戸川 乱歩
絵: 藤田 新策

出版社: ポプラ社
どちらかというと大人向けの読み物。
1951年、光文社発行の少年雑誌「少年」に1月から12月にかけて連載されたのが最初のようです。

 透明人間というと、個人的にはなんとなく昭和のコントや、SFの古典名作作品という印象があって、どちらかというとユーモラスな、あまり怖くない気がします。
しかし、この作品はそんなことは全くなく、スリルがあります。
事件を追いかけると、透明人間がいて、それを作った博士がいて、その悪の組織と戦うようなシリアスな展開になってきます。読み応えがあります。
どうやって透明人間をつくったのか?当時の科学技術で可能だったのか?それともトリックなのか?いろいろな疑問が次から次へと湧いてきて、先が楽しみになり、ずんずん読んでしまいます。

この文庫版になる前の、大型本の時に書かれていた乱歩先生の長男、平井隆太郎さんのあとがきによると、乱歩先生は「科学的にできないと思われるような物は書かなかった」とのこと。
実際にトリックが実現できるかどうかは別として、やったらできるであろうものを使って、いかにも本当にありそうなものを書くことに腐心したそうです。
子ども相手だからといって、適当に夢物語で誤魔化さず、具体的にできるようなトリックを考えて物語を作った、乱歩先生の心意気、子どもに対する真摯な姿勢に頭が下がります。

読んでいると、あまりにリアルすぎて、ぞっとするような時がよくあるのですが、納得しました。リアルさを追求された結果なのですね。
子どもは意外と、「これって本当にできるのかな?」ということを、容赦なく追求するところもあります。そんな子どもの性質をよくわかって、尊重して書いたからこそ、今に残る名作になったのではないでしょうか?
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自信を持っておすすめしたい 隣近所と仲良くしよう!  掲載日:2017/1/25
世界のともだち(2) 韓国 ソウルの下町っ子 ピョンジュン
世界のともだち(2) 韓国 ソウルの下町っ子 ピョンジュン 文・写真: 「昭
出版社: 偕成社
子どもから大人まで読んでもらいたい一冊。
ここに出てくる韓国のこどもと、その家族は決して韓国代表ではないけども、
隣の国のことに興味をもつきっかけになると思います。

 けっこうお洒落で、新しいものが好きで、友達と外で遊ぶのが好きで・・・と現代っ子の普通の顔が見られます。一方、隣の国の伝統的な新年のご挨拶とか、お料理とか、そういったものも見られて、韓国にホームステイしているような気分になりました。
 実際に韓国には行ったことがなく、メディアのニュースなどの情報しかないと、印象が偏ります。思い込みや報道されている部分だけで、韓国という国をとらえてしまうのではなく、この本のように、普通の人の生活をもっと知ってみると、素敵な関係がつくっていけるのではないでしょうか?
 同じところもあるけど、違うところもある隣人だと思って、いろんな国や文化の人たちと、子どもたちも仲良くなっていって欲しいと思えました。世界が広がる一冊です。
 
 個人的に面白かったのは、韓国の学校給食や買い食いの屋台などのこと。
子どもでも辛いものを食べるのかな?という長年の疑問がありましたが、なるほど!と納得しました。どうやるかというと・・・それは、読んでのお楽しみ。

 大人が読むと、自分たちの学校生活やいろいろな子ども時代の事を思い出して楽しめたりもします。私は、子どもの頃に田舎のばあさんに「子どもは辛いものを食べるな!」と怒られていましたので、こっそり隠れて〇〇屋のキムチの元をごはんや白菜などにかけまわして食べていました。セコイ思い出です。

 今のことども達はどんどん豊かになって、情報もたくさん与えられているから、将来、平和な、国際関係をつくっていって欲しいと思います。がんばれ〜!
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自信を持っておすすめしたい リアルな生活感。実感できる本。  掲載日:2017/1/25
100円たんけん
100円たんけん 文: 中川 ひろたか
絵: 岡本 よしろう

出版社: くもん出版
大人のリラックスタイムとして絵本を愛好しております。
2016年の小学生新聞、日曜版の本を紹介するコーナーに載っていた一冊。
算数が苦手で、小学校を卒業して未だに苦手な三十路の私でも、理解できました!

この本の優秀なところは、頭ではなく、感覚をつかって、なんとなくわかってしまうところ。優秀な算数の入門書ともいえます。
私がこどもの時も、駄菓子を100円分買うのに、あれこれ組み合わせていました。自分のお小遣いで買い物をするようになると、子どもながらに生活感覚が磨かれるというか、子どもながらに「生活がかかっているのじゃ!」という感覚になるのか(お小遣いの範囲でしかないのにね〜)、必死になって100円以内でお買い得を探して頑張りました。あの感覚で自然に生活力が身につくような、そんな一冊です。

感動したのは、ケーキ屋さんに行って、1800円のホールのケーキを、100円分欲しいとしたら、お店のおじさんが「ちょうど20度だね」と言った場面。
360度で、1800円。20度で100円。おじさんの計算能力、頭の良さ!
どうして20度になるのか、しばらく考え込んでしまいました。何気なく角度の勉強もおまけされてたりして、参りました。よく考えて作られた作品です。

お買い物や物の価値の他にも、そんな数学的な内容がちょっとだけわかるように工夫されていて、また、マナーや人情についても絵をみていると気づいたり、考えたりできる工夫があって、面白いのに勉強にもなるという、素敵な絵本です。
子どもに気づかれずに、楽しく勉強させられるのではないでしょうか?

もちろん、大人が見ても、なるほど!と思える素敵な一冊です。
戸越商店街の皆さんにご協力いただいたようで、早速、現地に行ってみましょうか。商店街好きの人にもガンガンにおススメいたします。
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なかなかよいと思う 画面いっぱいのエネルギーにくらくら・・・  掲載日:2017/1/19
エネルギー
エネルギー 文: 池内 了
絵: スズキ コージ

出版社: 福音館書店
科学の本のような題名ですが、あまり頭は使わなくていい素敵な本。
子どもに科学的な教育を期待する(仕組みがわかるとか、理屈がわかるとか)のではないのがミソ。

エネルギーというものは、地球全体にあふれているんだよ。
太陽からたくさんのエネルギーが届いていて、それがいろんな形に変わって、あっちこっちに存在しているんだよ。

そんな風に、単純だけども非常に大事なメッセージが伝わってくる絵本です。

スズキコージ氏の、実験的で、斬新かつパワフルな迫力ある絵にもエネルギーが満ち溢れています。絵本の画面から熱いエネルギーが湧きあがってきて、読者が充電されて元気になるような、そんなアーティスティックな作品でもあります。

落ち込んだ時や、気持がクサクサしている時、このような壮大な作品に触れて、
頭も体も解放させてみてはいかがでしょうか?
自分の個人的な悩みから離れて、地球や宇宙のことをイメージでき、あっちこっちからエネルギーに応援されているような気分になって、元気が復活します。

文章は、大事な事はきっちり伝わってくるけど、誰にとってもわかりやすく書かれています。
子どもなら、小学校中学年以上かな?
でも、絵が面白いので、内容がわからなくても、見るだけでも楽しめると思います。
もっとも、スズキコージ氏の絵は非常に刺激的で、個性的で、パンチが効いていて、文字通りエネルギッシュなので、好き嫌いがはっきりすると思いますが。

作者も、絵本もエネルギーいっぱいの一冊です。
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なかなかよいと思う 「読者に楽しんでもらいたい!」乱歩おじさんの語り名調子  掲載日:2017/1/11
文庫版 少年探偵・江戸川乱歩(6) 地底の魔術王
文庫版 少年探偵・江戸川乱歩(6) 地底の魔術王 作: 江戸川 乱歩
絵: 藤田 新策

出版社: ポプラ社
ずいぶん昔の作品なので、今、現役の子どもたちが果たしてどういう風に受け止めるのか未知数。
 しかし、レトロな雰囲気を楽しめる人にとっては、年齢を問わず、面白がって読めるエンターテインメントだと思います。

※1950年(昭和25年)1月号〜12月号 「少年」(光文社の雑誌)に「虎の牙」という題で連載された。のちに改題。
※現代の読者に親しんでもらえるように、読みやすく編集し、わかりにくい事柄や単語は欄外に説明文がついています。

 シリーズものなので、最初から読んだ方が、登場人物の背景などがわかりやすいが、適当に途中の巻から読んでも大丈夫。話が一巻ずつ読み切り作品のように完結しています。
 シリーズ物とはいえ、一つ一つが独立した作品としても楽しめます。全部を読み切るぞ!とチャレンジ精神を燃やしてもよし。1冊だけ試しに読んでみるのもよし。

 探偵ものですが、残酷な描写は控えられていて、トリックを解き明かす楽しみや、登場人物の不気味さを楽しんだり、不思議な雰囲気を味わったりして、いつの間にか読み終わってしまいます。
 あまり頭を使わなくてもよく、「わからない」トリックも、登場人物の誰かが懇切丁寧に解説してくれるので、推理小説が苦手な人(私のように!)でも安心です。

 実際にそんなことができるのか?という驚きの設定、トリックもあり、「そりゃないだろう!」というつっこみどころもあり。読者に語りかけてくる独特の語り口が、レトロな手品ショー演芸のように楽しめます。
 絵もすごい。この世界観は、ちょっと他では味わえません。どうぞご期待ください。
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自信を持っておすすめしたい しっかりした女の子が、子どもたちの幸せを作った  掲載日:2017/1/5
図書館に児童室ができた日 〜アン・キャロル・ムーアのものがたり〜
図書館に児童室ができた日 〜アン・キャロル・ムーアのものがたり〜 作: ジャン・ピンボロー
絵: デビー・アトウェル
訳: 張替 惠子

出版社: 徳間書店
本を愛するすべての人に読んでいただきたい絵本です。

やさしい文章で書かれているのですが、子どもたちが読むのには
少々、根気がいると思います。
お話は実話をもとにして、派手さはないし、ファンタジーでもありません。
しかし、誰もが気軽に本を手にできるようになったのは、この絵本に出てくるような先駆的な、しっかりした考えをもった女性たちの活躍があればこそ。

全ての図書館を愛する人に知っていただきたいお話です。
昔は子どもたちは図書館に入れなかったとか、児童向けの本は少なかった上、気軽に手にとれなかった(本棚にカギがかかっていた)とか、
今では考えられない事が普通だった時代。

女の人が職業を持って自立するのが珍しかった時代。
そんな時代に、新しい考え方を広めていった人があった。
絵本にはえがかれていないけど、反対する人もあっただろうし、
古い考え方を変えていく仕事は、そうとう大変だったのではないか?と思います。
絵本の余白の部分に、そのような空想を描きながら、ゆっくり味わいましょう。
時代を切り開いて行った勇敢な女性の姿に励まされます。
清々しく、強くしなやかな素敵な女性の先輩として、尊敬します。

この人がいたおかげで、私も子どもの頃から図書館に親しめたと思うと、
感無量です。

子どもが読んでもいい本ですが、大人が読んでも素晴らしい。ぜひ、おすすめします。
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