ばあ〜っ! ばあ〜っ! ばあ〜っ!の試し読みができます!
作: いしづ ちひろ 絵: くわざわ ゆうこ  出版社: くもん出版
おやこでいっしょに「ばあ〜っ!」 赤ちゃんとの毎日が楽しくなる絵本です!

恵里生(えりお)さんの公開ページ

恵里生(えりお)さんのプロフィール

その他の方・30代・東京都

自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理教室に参加する(世界の料理を作る)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事をおすすめします。

恵里生(えりお)さんの声

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自信を持っておすすめしたい 魚がうじゃうじゃいる川、初めて見ました。  掲載日:2017/3/24
カジカおじさんの川語り
カジカおじさんの川語り 文・写真: 稗田 一俊
出版社: 福音館書店
【内容】
雪解けの季節、川をのぞくとハナカジカのおじさんが、子育ての準備をしている。カジカの子育て、サケやトゲウオ、ウグイにヨシノボリ、カラフトマス。川に住む魚たちの生き生きとした暮らしをカジカのおじさんが教えてくれる。
写真で綴る、魚たちの奮闘記。

【感想】
奇跡としか思えない、絶妙のタイミングで撮影した写真の数々に驚きました。
寒い川で何時間もねばって、何枚も写真を撮り続けている作者の様子を想像したら、本当に贅沢な読書だと思えてきました。

カジカのオジサンの語りが、落語の世界みたいで、面白く読み進められます。自然は遠いものではなく、身近なところにあるものだというメッセージが伝わってくるようです。
自分が子どもの頃は、身近な川は全て護岸工事がしてあり、生き物は全然いませんでした。ダムを作ったり、護岸工事をすると、生き物は住めなくなると知ったのは大人になってからです。川には魚なんかいない、というのが、田舎に住んでいた時の感覚です。魚は店で買ってくるもので、生きている魚は池の鯉くらいしか知りませんでした。
この本を見て、まだまだ地球上に豊かな自然が残されていると知り、感動しました。生き物を友達のように扱って、友達が幸せに生きられるように、どうにかならないかと思います。是非とも、自然環境をなおしてください!

さておき、生き物の写真は面白い。宇宙人とか、SFみたいな形。生き物の成長は、不思議なことがいっぱい。10gが3000g〜4000gに成長するって、…人間だったらどんな感じか想像してみたりして。
スゴイ写真物語です。どなたでも楽しめる一冊です。
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自信を持っておすすめしたい ラーメンは平和の使者  掲載日:2017/3/22
ラーメンちゃん
ラーメンちゃん 作: 長谷川 義史
出版社: 絵本館
【あらすじ】
ラーメンちゃんが、困っている子どもに会うたびに、ラーメンネタのギャグで励ます。
夢と希望と笑いを届ける一冊。

【感想】
元気がない時に、こういうナンセンス・ギャグの絵本を見ていると、どうにかなるような気がしてくる。
ラーメンちゃんは、何者かわからないけども、私は出てきた時に「待ってました!」の声がかかっていたから、芸人だと思って読み進めてみた。年もわからないけど、ギャグのセンスがオヤジだ。オヤジが描いているのだから、仕方がない。
そんな懐かしい昭和の匂いがするオヤジギャグで、子どもたちが次々に元気になっていく。けっこう、悩みが深刻そうな子どももいたけど、全く問題なく全開。

オヤジギャグの偉大さ、ラーメンの人気と影響力を思い知りました。
驚異的なラーメン・パワー。ラーメンは平和の使者。
だれもラーメンを食べていないのに、元気もりもりになって、行く先がわからない未来に向かってずんずん歩みだしていく。しかし、安心なのです。中華麺が未来をさ示しているから。

面白いから年齢問わず、皆さん、見てください。
見ると、なんとなくラーメンが偉大な気がしてきます。
オヤジギャグも、世のため人のために役立っていることが分かって、早速、調子に乗ってギャグを連発したくなります。しらけてもめげずに、周囲が明るくなるまでやりましょう。
トッピングは、なると、シナチク、ほうれん草。ラーメンちゃんは明るい子なので、たぶん塩じゃないかと思います(色からして)。ラーメンを食べるたびに、思い出したい名作の1つです。愛情と根性、世界平和の願いを感じます。お見事!
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自信を持っておすすめしたい ハードクレーマーとの対決!飲食店編  掲載日:2017/3/22
こぶたしょくどう
こぶたしょくどう 作: もとした いづみ
絵: さいとう しのぶ

出版社: 佼成出版社
【あらすじ】
コブタの兄・ぷちは料理人、妹のちびこはホール係。二人は夢だった食堂を開業する。初日、ふくろうおじさんの来店を皮切りに、口コミが広がり食堂は繁盛。順調な滑り出しであった。そんな中、たった一人「こぶたの作る料理なんか、おいしいわけがない」と言い張るきつねのおばさん。ちびこは一度食べて欲しいので招待状を送りますが…
ハードクレイ―マーの陰険なおばさんの心をとろかす、素晴らしいサービスの数々を、ごゆっくりお楽しみください。

【感想】
実に美味しそうな、コブタ…いや、お料理の数々。
気取った高級レストランではなく、カレーや親子丼などもつくってくれる大衆食堂の温かい雰囲気がうれしい。昔、ファミレスがあまりなかったころ、家族でレストランに食べに行った思い出がよみがえりました。クリームソーダって、素敵じゃない?

食べもしないのに、決めつけたり、素直に良さを認めないきつねのおばさんも、心に残ります。どうやったらあんなにひねくれられるのか?本当によく描かれていて感動的。それぞれの登場人物が魅力的なので、絵本に書かれていない私生活まで気になります。生き生きと描かれている絵が、想像力をさらに掻き立ててくれます。
料理人の喜びや、心を込めて仕事をするすばらしさ、お店を開業させる夢が叶う直前のドキドキワクワク感。物語を通じて、私も飲食店を開業したような気分になりました。でも、クレーマーとの対決は大変だねえ。良い事ばっかりではない、人生の厳しさも含まれて味わい深く仕上がっています。

こんな素晴らしいお店ならすぐに三ツ星になり、予約の取れない、行列のできるお店になるのでは。今のうちにしっかり味わっておくことをお勧めします。
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自信を持っておすすめしたい 汚くて、きれいな話。  掲載日:2017/3/22
はなくそ
はなくそ 作: アラン・メッツ
訳: ふしみ みさを

出版社: ロクリン社
【あらすじ】
月に一回くらいしか風呂に入らない汚いコブタ、ジュールの、愛と成功の物語。
思い人、ジュリーは、不潔なジュールが大嫌い。ジュールがありったけの勇気を振り絞って告白しようとしたその時、ジュリーは引っ越すことになってしまいました。無情な展開に失望し、更に運悪くオオカミに二人とも食べられそうになる。
意外な展開で、ピンチを切り抜け、その後には…

【感想】
今までに体験したことのない、強烈な汚さと、妙な展開にショックを受けた一冊。こんな変な絵本が世に出てくるなんて、時代は本当に変わった!
ユーモアや、ギャグ、皮肉やそのほか、「子どもには不適切」と勝手に親の世代の人々に切り捨てされてきた様々なものが、いよいよ解禁されたと感じました。

そうそう、まず、不潔だと女の子にモテません。
そして、不潔でバカで、変で、嫌われている人に限って、自分は正しいと思っている。それもキモイ人の特徴ですね。
この本、実に現実を正直に見て、容赦なく表現しています。
そして、気色悪いけど、きわめて平和的な方法で、ピンチを打開する場面は、新しい時代の到来を感じさせます。
戦争や暴力などとは違う、新しい方法…といっても、マネしたいとは思わないけど、誰も傷つかない方法で、悪い人を退散させるのが、素晴らしい!
そして、素晴らしいけど、全然尊敬できない、新しいタイプの主人公(ヒーロー?)。
最後は適当に、簡単な展開で、不潔人間を脱出できた(?)上、ハッピーエンド。なのに、後味が良くない。気持ち悪さが残るという、絶妙の味わい。

どれをとっても、一度体験していただきたい、全く新しい芸術作品でございます。
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自信を持っておすすめしたい 内容が深い。お菓子の世界も大変。  掲載日:2017/3/22
チョコレートのまち
チョコレートのまち 作・絵: 深見 春夫
出版社: 佼成出版社
題名を見た時、甘くて楽しいお話のような印象を受けましたが、
内容は全然違って、けっこうビターなお味でした。
何度か読み返してみても、その都度、感じるものがあって好きになりました。

ちょっとSFのような印象を受ける、街の設定。
住んでいる人は、全員、チョコレートでできているから、好きな風に自分の顔を変えられるという。いろんなチョコレートのお菓子が歩いていて、見ているだけでも面白い。知っているお菓子、知らないお菓子、あれこれ探して幸せな気分になります。

しかし、お話自体は、内容が深いと感じます。
見た目を簡単に変えられるからといって、ワニになって威張ってみたり、威張っている人を懲らしめる目的でティラノサウルスになっても、前よりももっとひどい暴君になってしまったり、なかなかままならない人生を歩んでおられます。
見た目を変えると、心の中もそれに応じた性質をもってしまいます。その事に最後は気が付いて、ハッピーエンドで終わるのですが、読後に、なんとなくいろんなことが気になってあれこれ想像してしまうお話でした。

このお話には書かれていないけど、おとなのチョコレートの人たちのお話も読んでみたいと思いました。大人の世界は最初のほうにちょっとだけ紹介されていたのですが、人と違う面白い顔になって注意を引こうとする様子が描かれています。
これはこれでいろんな問題が起きて、話が面白くなりそうです。
形が簡単に変わるものだったら、何でもよかったのかもしれませんが、チョコレートという魅力的な材料を持ってきたので、年齢を問わず楽しめる作品になっているのだと思いました。

このお話の世界の住人に、もし自分がなったとしたら…いろんな空想が広がり、本を閉じても楽しみがたくさん続きます。
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自信を持っておすすめしたい だんだん壮大な話になって、その先は…?  掲載日:2017/3/22
単位がわかるメートルのえほん
単位がわかるメートルのえほん 編: オフィス303
出版社: ほるぷ出版
単位がおもしろい。
普通のp、m、qなどの他に、独自の「単位」を使って表現している。
・ICカード 10枚分、単4乾電池10本分…この辺は、普通な感じ。
・ランドセル3つ分、八段跳び箱8台分…小学生にわかりやすい、愛情と配慮を感じる身近な表現。

私が一番好きなのは、「ゴジラ 84頭分」。エベレストの高さの表現。
ゴジラの身長なんて、考えたことがなかった。興味をもって、ネットで調べてみたら、初代ゴジラ(1954年)が50メートル、以降、大きくなったり小さくなったりしているけど、最近はまた大きくなって118.5mだとか。(シンゴジラ2016年)
いつのゴジラだろう?
絵本を見ていて、新たな疑問が湧いてきた。

東京ドーム@個分、という風にして広さを表現することはよくある話だが、ゴジラでいろんなものを計るというのが、新鮮。

最後の方になってくると、壮大な地球や宇宙の話になってくるので、
気持もおおらかになるのか、きっちり前のページの10倍、というわけでもなく、
「エベレスト10個分 より高い」とか、ちょっと曖昧な表現になってくる。
気持が大きくなって、細かいことは気にならなくなってくるのだ。
とはいえ、今まできっちり「前のページの10倍」で次に行ったのが、途中でネタ切れなのか、適当な材料が見つからなかったのか、「だいたいこのぐらい」という表記になって、おちゃめ。

そんなおちゃめな単位の世界。こんな風に、おもしろい図り方で、目で見て楽しめれば、きっと算数や数字の世界、単位の世界が楽しくなるだろう。
私も子どもの頃にこういう楽しい絵本で勉強したかった。いい時代ですねぇ〜。
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自信を持っておすすめしたい 本当は寂しい、おばけの真実  掲載日:2017/3/22
おばけのゆびきり
おばけのゆびきり 作: 那須 正幹
絵: はた こうしろう

出版社: 佼成出版社
【あらすじ】
森に棲む子どものお化けは、ある日、年よりお化けが、そろそろ寿命で死んでしまうことを知ります。一人ぼっちになる事を悲しんだお化けは、友達を作ろうとしますが、森の動物たちは怖がってしまい、うまくいきません。
そんな中、森のはずれに住むおばあさんと仲良くなります。耳と目が不自由なおばあさんのために、お化けは薬を作りなおしてあげました。若返ったおばあさんは、お化けを見るや否や拒否します。ガッカリしたお化けに、ねずみが助け舟を出しますが…

【感想】
おばけは、「もともと、数の少ない動物」という事実にびっくり!
おばけが両親もいないのに生まれるしくみやお化けの寿命などを、私も年よりお化けから教えてもらって、勉強になってしまいました。
水木しげる氏のお化けの印象が強いので、どうしてもお化け=怖い、悪さをする、わけがわからない…と思っていたので、こんなに可愛くて、純真なお化けがいると感動しますね。

この話は、最後の場面で終わるのではなく、更に続きがありそうな感じがします。
ねずみは元・おばあさんをちゃんと説得できたのか?そもそもネズミが出て行ったら、「キャー!ねずみ〜!」と怖がられて話し合いどころではない状況になるのか?
更に先を読みたくなる物語は、本を閉じても楽しいものです。勝手にあれこれ話を作っております。

「おばけは、生まれたときも ひとり、死ぬときも ひとりじゃ」
年よりお化けのセリフですが、こんなカッコいいセリフを言うのに、着ぐるみを着たコントの人みたいな見た目がシュール。生まれても死んでも、どこか喜劇的。
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自信を持っておすすめしたい 怖いぞ!大人気☆納豆。  掲載日:2017/3/22
ゆうれいなっとう
ゆうれいなっとう 作: 苅田 澄子
絵: 大島 妙子

出版社: アリス館
不気味な物の組み合わせ。よくぞこういうものを想像してくれました!
さすがです。納豆を見るたびに思い出して、笑ってしまいます。

納豆好きの少年が、スーパーマーケットで偶然に見つけた「ゆうれい納豆」。
食べてみると、幽霊としてのスキルアップができるという、恐ろしい商品です。
よくぞ実用化、製造販売にこぎつけましたね!販売している会社を訪問してみたい。パッケージの、「安心 ゆうれい豆100%」の表示も、自信の表れ。

こんなゲテモノを食べてみようという少年の勇気と好奇心も素晴らしい。
そうそう、子どもは面白そうなものや、怖いもの見たさで行動するところ、あるね。
自分が子どもの時も、お化けとか幽霊とかにやたらに興味があった時期がありました。

納豆をいざ開けて、箸でかき回した後が、本当に怖い。トラウマになりそう(笑)
絵描きも、よくこういう絵が描けたな!と思う。素晴らしい不気味さ。これは実際に遭遇したら、逃げ出す事請け合い。妙に現実味があって、納豆の匂いがしてきそうな気がしました。
あんなに怖がっていたのに、食べたらおいしい。商品イメージと実際の味わいとのギャップがすごすぎます。そして、少年の表情の変わりっぷりもすごすぎます。
これは楽しいだろうなあ。
しかし、幽霊効果はいつまでつづくのだろうか?本物の幽霊はいいけど、少年がいつまでも幽霊声だと、友達がいなくなるぞ〜。イヤ、逆に、人気がでる?
いろんなところにつっこみながら、最後までたっぷり楽しめる絵本です。

素晴らしいユーモアのセンス。名作絵本です。ぜひ、お試しください。
その後、本当の納豆をぜひ、お召し上がりください。幽霊味が感じられて、なんともいいがたい、面白さ。ご家庭でも体験できますよ。
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自信を持っておすすめしたい 個人の特性を尊重する感動  掲載日:2017/3/22
ぼくとベルさん
ぼくとベルさん 著: フリップ・ロイ
訳: 櫛田 理絵

出版社: PHP研究所
【あらすじ】
左利きの少年エディは、文字が書けない。しかし数学に関しては天才的な才能をもっていた。困難な学校生活を送る中、ある日、偶然にも発明王のベルさんと出会う。そしてヘレンケラーとも出会い、少年は自分のできる事とできない事に真剣に向かい合う。彼は数学を応用し、滑車をつかって、誰もがお手上げだった畑の岩を動かし、だんだんと周囲の人に認められていく。
歴史的事実をもとにした、心温まる物語。

【感想】
電話を発明したことで有名なグラハム・ベルが、障害者の支援もしていたことを初めて知りました。左利きも、学習障害も、全く理解のない時代を生き抜き、困難と立ち向かい、才能を開いていく少年の姿は感動ものです。
親兄弟にも理解されず、学校では愚か者扱いされ、全く希望されなかった人たちの苦しみが伝わってきて、涙が出る場面もありました。ちょっと前には、左利きを無理やり「治す」ことが、日本でも、私の身近な場所でもまかり通っていました。障害や個人の特性にたいする無理解が、どれだけ本人の心を傷つけるか、将来有望な若者の人生を台無しにするか…そんなことも、この物語を読んでいて考えされされました。
登場人物の心の動きがよく描かれていて、その場面にいるような感じがしました。
文字と音を結びづけて、文字を書くことが困難な状況が、よくわかりました。
もし、私がこのような学習障害(ディスレクシア)であったら…物語を通して、自分とは違う特性を持った人の苦しみを知ることができ、考える事ができました。

年齢を問わず、いろんな人に読んでもらいたい一冊です。
そして、できることなら、この本に描かれている「理解のある人」のように、自分もいろいろな困難を抱えている人たちを理解できるようになりたいと思いました。
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自信を持っておすすめしたい いろんなパン(短編作品)を召し上がれ  掲載日:2017/3/22
つるばら村シリーズ(2) つるばら村の三日月屋さん
つるばら村シリーズ(2) つるばら村の三日月屋さん 作: 茂市 久美子
絵: 中村 悦子

出版社: 講談社
【あらすじ】
宅配のパン屋さんだったくるみさんは、この春やっと駅前にお店を出すことができました。5月1日の開店初日は、記念にすべてのパンが半額。チラシを配った効果もあり、初日は閉店時間を待たずに売り切れてしまいました。くるみさんがお店を閉めようとした時に、キツネのお客さんがやってきて…
ほっこり心が温まるパンにまつわる短編、12作品が収められています。

【感想】
どの作品も、大変、優しいお味でこころがちょうどよく満足するボリュームでした。
このお話を読んでいると、パンを食べたくなって困ります。
日本の、昔ながらの家庭的なパン屋さんの雰囲気があって、親しみやすい作品ばかりです。お洒落で都会的なパン屋さんとも、外国の乾いた空気の中にあるパン屋さんとも違う、ほっとする味わいです。

ファンタジックな物語の世界と、仕事で生計を立てる現実的な世界が、行ったり来たりするところがステキです。うさぎのお客さんの、パン代が「新鮮なヨモギ 1かご」で、軽くガッカリしたりする、しっかりと地に足がついているくるみさん。きっと商売も手堅く、基本に忠実にやって、長く人に愛されるパン屋さんを続けていける事と思われます。
開店当初の慌ただしさや、パンの売れない時期などがリアルに感じられて、物語のヒロインも楽じゃないな…と思ったら、急に、くるみさんとの距離が近くなりました。
パンを買って応援してあげたい気持ちでいっぱいです。

カッパのパン、カエルのパンは、話の展開が意外な感じ。爬虫類とパンのイメージの違和感も楽しい。魔術師のパンを読むとカレーが食べたくなる。作者も物語を書くにあたって、いろんなパンを食べたとか。パンを食べる人にも、パンを食べない人にも味わってほしい作品です。
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本屋さんイチオシ(読売KODOMO新聞)

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