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思い当たる節があるある・・・
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投稿日:2021/07/24 |
子どもが読む本のタイトルが「うろおぼえ」・・・!?
そのセンスにぐっときて、注目していた出口かずみさんの絵本ということもあり、手に取りました。
朝早く起きた理由さえうろ覚えのうろおぼえ一家。
買い物に行きますが、はて、何を買いに来たのかな?
途中で出会った動物たちが考えてくれて、言われたとおりに買いますが、なんか違う・・・。
うろおぼえなので、完全に覚えてないわけではないのですね。
お店の細かい描写に、つい釘付けに。
たくさんのアイスのシーンでは、ダジャレとも思える品名にニンマリ。
シャリシャリちゃん・・・(笑)
メチャクチャな買い物のようですが、家で待っていたお母さんは「なにがほしかったか うろおぼえだけど これだったきがするわ!」ですって。
そして役に立ちそうになかった石やちょうちんが、最後のページで役に立っていることも素晴らしい。
この一家は本当は何を買いに行こうとしてたのか。
チラシのページで分かったかも。
そして裏表紙に・・・ね。
謎解きのようで子どもにも楽しいと思いますが、実際にうろ覚えなことが多い年代の大人にも、あるあるで楽しんでいただけそうです。
それにしても、うろおぼえって平和だな−。
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もしかしてインフルエンサー?
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投稿日:2020/05/28 |
表紙の顔、思わず吹き出してしまいました。
不満があるけど言えない時、子どもはこんな顔をしていたな〜。
話したくないけど気づいてほしい。
成長していくときの葛藤だと思いました。
「あした」になってほしくないウールに、おかあさんはのんびりと「ねないようにねたらいいのよ」なんて禅問答のようなことを言います。そこからウールは自分で考える。
誰かに何かを言われて克服したのではなく、自分で獲得した自信です。大切な事だと思いました。
ウールの毛がとても素敵なものだと気づいたみんな。
最後のページでは、みんながもじゃもじゃを身につけています。
ウールのコンプレックスが個性として認められた証拠。
もしかしてインフルエンサー?
お友だちの名前もユニーク。
個人的にはジュンモウ・メイヤー気になる・・・(笑)
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胸を締め付けられる思い
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投稿日:2020/04/30 |
あの有名なワンちゃんが
何を聴いているかなんて考えた事もなかった。
実話のエピソードに胸を締め付けられる思いがしました。
家族の一員として大切にされていたラッセルテリアのニッパー。
彼のお気に入りは、家族と一緒に蓄音機で音楽を聴く時間。
ところが不幸な出来事によって、家族がバラバラになってしまいます。画家のフランシスに引き取られたニッパーが蓄音機で聴いたものは?
フランシスの家で蓄音機を聴きながら、ニッパーが様々なことを思いだすページが一番心に残りました。
淡い色彩で単純とも思えるイラストが、想像力を掻き立てます。
てっきり海外の作品かと思っていましたが、作者が日本人ということで驚きました。エキゾチックな作風です。
自分の大切な人や、大切なペットに思いを巡らしながら静かに眺めていたい感動の絵本です。
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受け入れた先にある幸せ
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投稿日:2019/10/21 |
保育園にやってきた、ゾウのフンパーディンク。
子どもたちは彼と仲良く遊ぼうと、いろいろと試みます。
でもやっぱりゾウはゾウ…。
大きすぎたり、重すぎたり、なかなか思うように遊べません。
だったら、こうすれば・・・!
思いついたのは、とっても素敵な発想の転換でした。
フンパーディンクと外に出かける子どもたちの足どりの、なんと軽やかで楽しそうなこと!
絵で気持ちが上手に表現されています。
私たちがなにか異質なものにあったとき、それを排除してしまいがちです。しかし、どうすれば受け入れられるか、という発想の転換が、これからの世界を生きていくために必要なのではないかと思います。受け入れた先にあるのは、この子どもたちのように幸せな世界なのではないでしょうか。
子どもたちに伝えたい知恵、大人たちに欠けている優しさを感じた絵本でした。
それにしても可愛らしい絵。子どもたちの満足した表情に、こちらも笑顔になれること請け合いですよ。
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アイディアが素晴らしい!
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投稿日:2019/09/27 |
モヤモヤする日、やる気の起きない日、あるよね。そんな憂鬱な気持ちを動物になることで見事に表現しているエディ!
学校に行きたくない気持ちを必死でアピールしているのに、どこかユーモラスで裏目裏目にでちゃう。
手がホッキョクグマになってしまうところは、うまい!と感嘆せざるを得ません。1本とられました。
ハダカデバネズミの気持ち、なんとなく理解できる・・・。
その夜、お母さんに泣きながら気持ちを話し、最後に一番ステキなものになったエディ。
こんな可愛らしい顔をしてたのね。
思わずぎゅっと抱きしめて、大丈夫、行ってらっしゃい、と送り出したくなりました。
作者の子どもの気持ちに寄り添う優しさが伝わってくる本です。
小学校の読み聞かせにピッタリですね。
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手に入れたものは
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投稿日:2018/08/07 |
この作者を知らなかったので、あまり期待せずに本を開きました。
ところが、小さなゾウさんの、なんて可愛らしいこと。
すっかり魅了されてしまいました。
町の何もかもがエリオットにとっては大きいので、不便を感じつつも工夫して生活している様子。
誰にも気づかれなくても、出かけたり買い物にチャレンジしている様子。
そしてねずみに出会って、彼の役に立つことで自分をとても大きな存在に感じることができた様子!
勇気をもらいました!!
そして、カップケーキと一緒に手に入れたもの…。
ひとつだけじゃなくて、たくさんあるんじゃないかな。
文章が少なくてシンプルなので、読む人によって様々なとらえ方ができそうです。
絵も美しいので、見て楽しむのにもよさそう。
大人向けのお話会で読もうと思います。
シリーズの他の本も楽しみです。
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わたしはしりたい!みてみたい!
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投稿日:2018/07/11 |
ずっと昔からある、高い壁。
この中にいれば安全だということも知っているし、深く考えなければハッピーなままでいられることも知っている。
でも、外の世界を見たい。知りたい。
何がこの小さなねずみを突き動かすのだろう。
付和雷同していては、大切なものを見失う。
自分の気持ちにウソをついて生きていくことになる。
知りたい気持ちを諦めずにいたねずみは、真実を見つけることができたのだ。
対照的な年老いたらいおんは、なぜ最後まで壁を越えなかったのだろう。
推測なのだけど、もしかしたら、若いころに壁を越えようと散々チャレンジして、諦めてしまった過去があるのかもしれない。
大人が読むと、今の世の中を象徴しているかのようで心が痛い。
見ないふりしてないか、諦めてしまってないか。
私たちの世界に立ちふさがる壁も、越えることができるのかな。
表紙カバーの下に、答えがあるような気がします。
ブリッタ・テッケントラップの美しい絵が、希望を与えてくれます。
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ねこ飼いあるある的な
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投稿日:2018/07/04 |
ねこ好きの息子と読みました。
大ウケ〜!
ねこって、こんなふうに考えてるんだぁ。
こんな行動するよね、って。
ニャートンプーは幼いころの息子そっくり。
いろいろな意味で楽しめました。
動物がいると子育てが楽になるような気がします。
癒されるだけでなく、動物との関係で子どもが社会性を学んでくれるから。
優しさや、思いやり、待つこと、期待にこたえること。
ねこと一緒の育児、お勧めしたいデス。
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そのままでいいよ
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投稿日:2018/05/17 |
思春期の入り口に立った息子に読みました。
最初は絵本なんて、と馬鹿にした様子でしたが、次第に集中し、うさぎのお母さんの言葉を静かに待っているようでした。
親の言葉は、思いがけず子どもの心を支配します。
私も子どものころに何気なくかけられた母親の言葉を執念深く覚えていて、どうせ私は・・・なんてひがんだ感情を引きずっていました(笑)
成人して笑い飛ばせるようになった時に母に聞いてみたら、もちろん覚えていませんでした。
親として、子どもにかける言葉を選ばなくちゃ、と心がけるきっかけになった出来事ではあります。
このうさぎのお母さんのように、優しく受け止めながら、無理していい子にならなくていいのよと声かけ出来ていたかなぁと自分の子育てを思い返しています。
11歳の息子。
「つまり、いい子にならなくってイイっていうことね」とふざけ気味に返してきました。
ついつい親の欲が出て、努力だけはしてくださいと言ってしまいそうでしたが、ここは抑えて、「そのままでもいい子っていうことだね」と言うと、満足そうな顔をしていました。
優しい気持ちになれる絵本です。
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いつか、は来る
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投稿日:2018/05/16 |
子どもたちがまだ幼かったころ、新刊コーナーで美しい表紙に魅かれて手に取った絵本。
あ、これ私に必要だ。と、ためらいなく購入。
子どもへ読み聞かせをするためにではなく、自分がじっくりと読むために購入した絵本です。
発売から10年ということで、その間、読むたびに印象が違ってきました。
子育てで忙しかった頃は、幼い娘もいずれは私のように母親になっていくのだなぁと思い、娘がちゃんと子育てできるよう、私も愛情込めて育てなければ、と思いました。
ママ友に読み聞かせしたときは、一緒に泣きながら、子どもはいずれ巣立つのだから、子育ては大変でも今一緒にいられる時間を大切にしよう、と話しました。
子育てが落ち着いてくると、自分の母に思いが重なり、絵本の中の母親のように遠くから見守っていてくれる母をありがたく思うようになりました。
そして今、上の2人は成人して遠くで自分たちの道を歩き始めました。
時々は思い出してね、と、その背中を頼もしく、誇らしく、でも少しだけ寂しい気持ちで見守っています。
まさに、絵本の通りに心の変化が起きているよう。
いつか、は必ず来るのですね。
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