こいのぼりぐんぐんこどもの日! こいのぼりぐんぐんこどもの日! こいのぼりぐんぐんこどもの日!の試し読みができます!
作: ますだ ゆうこ 絵: たちもと みちこ  出版社: 文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
これ1冊で、「こどもの日」のことがまる分かり!
なーお00さん 30代・その他の方

ストーリー仕立てで分かりやすいです
しっかりとしたストーリー仕立てになって…

若葉みどりさんの公開ページ

若葉みどりさんのプロフィール

ママ・50代・東京都、男の子19歳

若葉みどりさんの声

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自信を持っておすすめしたい ここちよい子守歌のように  掲載日:2017/2/22
よるのこどものあかるいゆめ
よるのこどものあかるいゆめ 作: 谷川 俊太郎
写真: むらいさち

出版社: マイクロマガジン社
谷川俊太郎さんの詩が、ほんとうに心地よい。

眠ることに不安を感じる子どもにも、おとなにも

「めをつむってごらん よるが ゆめで あかるいよ」と誘う

ああ、そうか、夢の世界は明るいんだ・・・と心が軽くなる

夢の中でゆらゆらとゆれながら

身体中の緊張がほどけていく

もしこれをお父さんやお母さんが、耳元で読んでくれたのなら

自分を愛し、守ってくれる、その大人への愛情を確信しながら

安心して眠りに身をゆだねることができるだろう。

眠りに誘うやさしいことば。奇をてらうことなくささやきかけるやさしいことば。

それに合わせて目の前に広がるのは、ゆらゆらと波間に漂う海の中。

色彩がやわらかくて、温かくて、心地よい。

ことばと絵(写真)の絶妙なバランスが、疲れた心と体を包んでくれる。

「おやすみあさまで あしたまで」

明日、目を覚ました時の、新しい朝への希望も感じることができる。

このような絵本こそ、眠りの前に読んであげてほしいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 未来への光を見ました!  掲載日:2016/12/22
おとうさんのクリスマスプレゼント
おとうさんのクリスマスプレゼント 著: スギヤマ カナヨ
出版社: 赤ちゃんとママ社
クリスマスシーズンには毎年たくさんのクリスマス絵本が出ます。クリスマスのほんとうの意味は綺麗に消し去って、サンタクロースが主人公だったり、ツリーが擬人化されていたり、プレゼントをもらうっていうことばかりクローズアップされていたり・・・

そんな風潮に、なにか違うなあと感じていました。もちろんクリスマスは単純ににぎやかに騒ぐのが日本の主流とはわかっていても・・・

でもこの絵本は、読み終わったあとに爽やかな満足感に満ち溢れました。おとなが子どもたちの未来を信じ、大切なものを手渡す・・・その気概が何気ない父と子の会話に垣間見えました。

たくさんの愛情を受けて育った子どもたちは、今度はサンタクロースの弟子として、多くの人に優しさを届けることができる。お父さんが、両親や周りの大人たちの温かい愛情に育まれたように、この男の子も人間への信頼をきちんと心の中において、周囲の人への思いやりをもった大人へと成長していくことでしょう。

お父さんが毎年受け取ったプレゼントも素敵でした。流行りのゲームの代わりにプラネタリウム投影機だったり、犬がほしいと願ったら、飼い方の本が届いて里親のところで子犬を譲り受けるあたり、細部にまで人やものにたいする作者の愛情が溢れていて、こちらまで優しい気持ちになりました。

子どもたちは私たちの未来を背負います。そんな子どもたちにこのようなメッセージをクリスマスに伝えられるなんて、ほんとうに素敵です。希望の光を感じました。
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よいと思わない 泣かせようとする意図がプンプンしている絵本  掲載日:2016/11/10
いのちのはな
いのちのはな 作: のぶみ
出版社: KADOKAWA
この絵本は、「情熱大陸」という番組の密着取材を受けながら制作されたということです。
昨年、爆発的に売り上げた『ママがおばけになっちゃった』があったので、取り上げられたのでしょう。
『ママおば・・・』は賛否両論。ファンの方々には「ママの承認欲求を満たす絵本」として、「感動する絵本」、「泣ける絵本」として高い評価を得たようですが、子どもと本について長く活動を続けてきた視点からみると、問題の多い作品だったと思います。そのことはそちらの絵本のレビューに書きました。
そしてこちらの作品。『ママおば』が死を軽視した絵本だという批判があったためか、その反論として「生命の大切さを訴える渾身の作」ということですが、読んでみてどこが生命の尊厳を伝えているのだろうと思ってしまいます。ことばで無理やり感動させようとする意図がありありで、逆に冷めてしまいます。
インタビュー記事を読んでも、そのあたりのことは理解できません。

どうして冷めてしまうかというのは、ご本人がインタビューで答えている、”重いテーマを伝えたい時は最初は思いっきり面白く描く”という点です。でも、大切なことはストレートに表現したほうが絶対に子どもには伝わります。

またチューリップのプーが植えられている場所が一体どこなのか、最初のページでは庭のように見えるし、途中でベランダのようにも見える、そしてそのベランダが狭い突き出したバルコニーのようにも描かれていて、絵の稚拙さにもテーマとのギャップを感じます。縁台の高さも描かれ方も不安定で、気になるのですが・・・

そういうことを含めても子どもをナメた絵本だと思います。子ども向けだからこそ、写実的でなくてもいいから、せめて一貫した統一性が絵に欲しいと思います。
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よいと思わない 二匹目のどじょう狙い  掲載日:2016/8/19
さよなら ママがおばけになっちゃった!
さよなら ママがおばけになっちゃった! 作: のぶみ
出版社: 講談社
第1作目で感じた違和感をやはり感じてしまいます。

絵本ナビのインタビュー記事も読みましたが、1作目で指摘された矛盾点を、なんとか取り繕うとしているとしか思えません。

父親不在の指摘をかんたろうが描く似顔絵の「パパ」で、父親はいるとアピールしたりしているのが、苦し紛れの言い訳に聞こえて来ます。

第1作が32万部という絵本としては異例の売れ行きだったのですが、どんなに著者が「命」の大切さを訴えた本で、命を軽視したわけではないと言っていても、そこには真剣さが感じられません。

ほかのインタビューで、著者は「母親の存在を当たり前と思って感謝しない子どもにビンタをはる目的で描いた」、つまり母親の存在の大切さを知らせるために子どもたちに「ママが死んでしまうこともあるんだぞ!ママを大事にしろ」ということを伝えたかったと述べています。

母親の存在のありがたさを伝えるのに、わざわざ子どもが辛いと思う「母親の死」を使わなくても、伝えている絵本はほかにもたくさんあります。

また葬儀の様子を描いていますが、まったく別人の遺影をそのまま使うことは、現実の世界ではありえないことで、それをユーモアだいうことはできません。あまりに軽率で、ここにも「死」への軽視を感じます。

子どもも真実かどうかを見分ける力を持っています。こんなこどもだましの絵本を手渡す必要はないと思います。
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あまりおすすめしない 中途半端な絵本  掲載日:2016/1/19
かぜ ひいた・・・
かぜ ひいた・・・ 作・絵: 小池 アミイゴ
出版社: 教育画劇
子どもたちにとって、身近にかかる病気のひとつ、風邪の症状を伝えるという点では面白いと思います。

ただ、どうして風邪をひくのか、ここが一番子どもは知りたいはずです。「かぜばいきん」はどういう時にからだに入ってくるのか、という説明がないまま、夢の中でただ注射器を持っているお医者さんと争っているだけでは、すとんと納得はできないでしょう。

またどうしたら風邪の予防ができるかなどということも触れられておらず、ただ「風邪ひいて、こんな症状だったけど、早く寝たら治ったよ」というだけのおはなしです。

もちろん科学絵本ではないので、そこまで触れる必要がないという意見もあるかもしれませんが、ストーリー展開も唐突な感じがします。

絵のタッチもとてもラフで、それが持ち味かもしれませんが、何度も読みたくなるという絵本ではないと思います。
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自信を持っておすすめしたい 雪の絵本なのに温かい・・・そんな絵本です  掲載日:2016/1/13
ゆき
ゆき 作: きくち ちき
出版社: ほるぷ出版
2013年に『しろねこくろねこ』(学研)という絵本で、見事ブラティスラヴァ世界絵本原画展「金のりんご」賞を受賞されたきくちちきさんの最新作が出版されました。

まだデビューされたばかりの頃、きくちちきさんのライブペインティングに参加したことがありました。絵本を描くようになったのは、パリの古本屋さんでブーテ・ド・モンヴェルの絵本に出会い、衝撃を受けて100年以上読み継がれる絵本を作りたいと強く思ったから!とおっしゃっていたちきさん。一作ごとに絵本の表現も磨かれていっています。

ちきさんが生まれ育った北海道の大地を舞台に晩秋の森に雪が降り始め、やがて一面の雪に閉ざされるまでをダイナミックな筆使いで描いたこの絵本は、雪を描いているのに、柔らかく暖かな色が使われていて、寒さよりも温かさを感じます。ページをめくるごとに動物や子どもたちの息遣いも聞こえてきそうです。

それは、いずれ雪に閉ざされていく雪国の、身を寄せ合って過ごす家族の温かさと、家の中の暖かさに繋がっているからなのでしょう。

言葉は詩のようで・・・絵は躍動的。小さな子から大人まで楽しめる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 手元に置いておきたい宝物のような1冊  掲載日:2015/12/8
自然のとびら
自然のとびら 作: ケイ・マグワイア
絵: ダニエル・クロル
訳: さいとう みわ

出版社: アノニマ・スタジオ
「自然は、わたしたちのそばにいます。ただそこに、背すじをただし、呼吸をし、生きています。」という文章ではじまる『自然のとびら』。四季折々の自然の変化を、“庭”、“野菜畑”、“森”、“農場”、“畑”、“池”、“果樹園”、“街”の8つの場面で追っていく図鑑のような美しい絵本です。私たちの身近な自然へ目を向けさせ、私たちが自然の一部であることや、自然からの恩恵をたくさん受けていることを伝えてくれます。子どもたちの“センス・オブ・ワンダー”、“何だろう?不思議だな”って感じる気持ちに答えてくれる宝石箱のような一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 子育て中のすべての夫婦に贈りたい  掲載日:2015/10/21
今日
今日 訳: 伊藤比呂美
画: 下田昌克

出版社: 福音館書店
子育て中にこの詩に出会っていたら、どれだけ救われていただろう・・・最初にこの本を紹介してもらった時にそう思いました。

特に初めての子育ての時は、転勤族で近くに頼りにできる親も友人もいなくて、乳飲み子を抱えて途方にくれていました。
朝、夫を送り出してからも、泣く子をあやし、家事がどれも中途半端で片付かず・・・夫が帰宅しても夕飯の準備も出来ていないような状況に、夫に呆れられ、傷つき、自分は何も出来ないと思ってしまっていた、あの28年前にこの詩に出会っていたらと、胸が熱くなりました。

4人の子育てもほぼ終わりに差し掛かり、そんな日々があったことも嘘のようです。

小さなお子さん連れの親子向けのわらべうた講座や絵本講座でこの詩を紹介すると、みなさんがじわっと目尻に涙を浮かべて聞き入っていらっしゃる。そうそう、大丈夫、赤ちゃんのために一生懸命やってるって、そう思えたら、笑顔になれるのです。ママが笑顔なら、赤ちゃんも幸せな気持ちになれる・・・

パパにもぜひ知ってほしいなって思います。留守中の母子がどんな気持ちで過ごしているかを・・・そうすれば夫婦の間にもきっと共感が広がるはずです。

すべての子育て中のカップルに贈りたい詩です。
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自信を持っておすすめしたい しかけが壊れてしまうくらいくり返し読んだ絵本  掲載日:2015/10/6
<ボード・ブック> コロちゃんはどこ?
<ボード・ブック> コロちゃんはどこ? 作・絵: エリック・ヒル
訳: 松川 真弓

出版社: 評論社
もう成人してしまった(30歳に近くなった)上の子たちが大好きな絵本でした。

何度も何度もくり返し、くり返し読んだので、しかけが取れかかってしまうほどでした。ドアの向こうにくま、柱時計の中にヘビ、ピアノの中にカバ・・・いろんなものが、思わぬところに隠れていて、それぞれ違った言い方で、“コロちゃんはここにいない”ってことを伝えてくれます。

「ちがうよ」「おりません」「いいや」「おらんぞ」「いない」「いないぜ」「ちがう ちがう ちがう」・・・

何度も読んでいるうちに、そのセリフも覚えて、その動物になりきって一緒に答えてくれたものでした。

そして・・・最後にカーペットの下にいたカメが「バスケットをみてごらん」というと、コロちゃんのママの気持ちになって、ふわ〜っと表情もゆるみ、ページをめくるのも待てないくらいでした。

ママとコロちゃんが出会えた時の安心感を、幼い心はしっかりと受け止めていたようでした。自分で歩けるようになって、どんどんお友達と遊ぶようになっていく1歳の後半から2歳くらいのころに、大好きだった絵本。ママはちゃんと見ていてくれる、探し出してくれるという安心感があったからこそ、子どもたちは次々と新しいことにチャレンジ出来たに違いありません。

そんな母と子の気持ちを繋いでくれた絵本でした。

そのうち、孫ができたらぜひ読んであげたいなと思います。そのボロボロになった絵本で!(もちろん新しいものも購入して)
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自信を持っておすすめしたい 声なきモノの声が聞こえる心優しき泥棒  掲載日:2015/10/5
どろぼうのどろぼん
どろぼうのどろぼん 作: 斉藤 倫
画: 牡丹靖佳

出版社: 福音館書店
どろぼうのどろぼんは、人々がその存在さえ忘れてしまったモノの声が聞こえます。その声に導かれて、そのモノを盗み出すのですが、盗まれた人もまったくそのモノの存在を忘れているので、盗まれたことさえ気が付きません。
そんなどろぼんがある雨の日、刑事であるぼくと出会います。

その出会いのシーンもとても美しい文章で綴られています。「あじさいの小さな花びらのひとつひとつに雨つぶが包まれるように当たって、そのささやかな音がたくさん集まってつめたい空気をふるわせていた。あじさいにはじかれた雨つぶは、さらに小さくくだけて紫色の煙幕になり、むせかえるようにあたりをかすませていた。それがどろぼんと、ぼくの出会いだった。」p6

それから始まる取り調べで、どろぼんの不思議な不思議な体験を聞くことになります。そのお話は、読む者をもぐいぐい引き込んで魅了していきます。

どろぼんは、ある夏の夜に出会ったものとの関係を築く中で、モノの声を聞く力を失っていくのですが、どろぼんがそこで自分の生き方をみつめなおしていくあたりも、じんわりと心に響いてきます。

詩人の斉藤倫さんの美しい文章が、ふんわりと、「子どもというには年をとりすぎているけど、おじいさんというには若すぎる。背はのっぽというには低すぎるけど、ちびというには高すぎる」という特徴のないどろぼんのように、私たちを包み込み、読後は優しい気持ちになることができました。

2015年の小学館児童出版文化賞を受賞したこの作品が多くの子どもたち、大人たちに読まれることを願っています。
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