リサはおじいちゃんが大好き。いつもいっしょに数をかぞえたり、パチンコの石を飛ばして遊びます。ところが、つらい別れの時がやってきて……。ぬくもりのある絵で、幼い少女の心もようを描きます。
オットーおじいちゃんと孫娘のリサの二人だけの空間がとても鮮やかに描かれています。
死んでゆくおじいちゃんを思いやるリサの優しさが満ち溢れています。
それでもおじいちゃんは死んでしまいました。
とても哀しい絵本ですが、おじいちゃんは心の中に生きているのだと、リサはおじいちゃんの死を受け入れる事が出来ました。
数という概念がキーワード。
大切なものを忘れないため、リサにおじいちゃんが残したものでした。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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