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カメをつって考えた

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  • 児童書
作: 阿部 夏丸
絵: 大島 加奈子
出版社: 旺文社

税込価格: ¥1,362

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発行日: 1999年04月
ISBN: 9784010695494

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自然のなかで遊ぶということ

ちょっと説教くささはあるが、地球大好き人には共感度120%だった。
なによりうちには拾い亀がいます。
お話のお母さんと同じ経緯を辿って家にいるが、もはや私が飼っている。
人懐っこいこのつぶらな瞳にやられました。なので共感もひとしお。
スポーツで釣りをするより、昔ながらの身近な遊びの一種としての釣りが私も好きかなあ。遊びは生きるためにすることだからね。
アウトドア全般にいえることだが、高いお金をかけてスポーツやオシャレでするのではなく、生きることに即した自然遊びでいいのではないだろうか。私個人の意見ではあるが。

出来事は王道だが、その行間にこめられている心理戦のような作者の思いが小説となっている。字を読むのではなく、思いを読むお話かな。
主人公と一緒に読者が考える小説となっている。
親や周囲の大人が教えきれない環境の子供に、ぜひぜひ自然界が実はどうなっているか知ってもらいたい。

あと。純粋に釣りに興味のある子供に!
一本の釣り竿で、こんなに何種類も釣り分けられるんだよ!

ひとつ注文をつけるならば。
立ち入り禁止の池に近づくとどんなことになるか、どこかに説明を設けて欲しかった。
(てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい 女の子13歳)

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