すっかりみんなの人気者、青いかば(!?)・・・じゃなくてくまのぬいぐるみ「ほげちゃん」。
今日は家族と一緒に動物園にお出かけです。ほげちゃん、今回は連れて行ってもらえるんだね。お留守番はねこのムウだけです。
ところが、せっかく一緒に来たのにほげちゃんはかばんの中。ぷんぷん怒っていると、外の会話が聞こえてきます。
「みて。くまのあかちゃん! かわいいねえ」
え?くまだって!
ほげちゃんは、どうしても本物のくまを見てみたくて、かばんから体を乗り出します。すると・・・たいへん。かばんから落ちて、みんなとはなればなれになってしまったのです。
「おーい、ぼくは ここに いるよー!」
ゆうちゃんのもとに、家族みんなのもとに戻るため、ほげちゃんのひとりぼっちの冒険がはじまります。
男の子に拾われたり、迷ったり。上から見渡そうと木の上に登ればカラスに襲われて!!
ほげちゃんは散々です。こんなんで、無事にみんなと出会えるのでしょうか。
待ってました! の『ほげちゃん』続編。ほげちゃんは、やっぱりそこにいるだけで面白い。
どんなに不機嫌な顔をしていても、くたーってなってても、汚れていたって、ゆうちゃんの大好きなほげちゃんです。今日はちょっと疲れたね。帰ったらゆっくり眠ってね。
巻末には、「ほげちゃん音頭」「ほげちゃんぐるぐる節」の歌と楽譜が載っています。こちらも見逃せません。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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