ラビッタちゃんは、山で暮らすうさぎの女の子。
おかあさんにお使いをたのまれて、ラビッタラッタ、と町へ下りていきました。
ゆうびんやさんや毛糸やさん、本屋さんで元気よく用事をすませます。
でもお金がわりのにんじんをたくさん持ってきたので、おつかいがおわるころには、もうクタクタ。噴水のベンチでちょっとひとやすみ。
のんびりにんじんをかじりながら、広場の演奏を聞いていると、なんだか眠くなってきました。
しばらくしてハッときがつくと、さあたいへん!
お日さまが沈みかけています。ラビッタちゃんは、山のおうちへいそぎますが……。
作者のかじりさんは、本作が絵本第一作の新人です。
おすまいは東京の郊外・緑ゆたかな玉川上水ぞいで、
幼稚園と小学生の娘さんを育てながら、本作を描きあげました。
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