どうして夕焼けって赤いのかなぁ。なんで虹ができるのかなぁ。台風はなんで雨や風が強いのかな。・・・
空を眺め、天気予報を観ながらふっと疑問がわくこと、子どもの頃はありましたよね。もしわが子がこんな「?」をつぶやいたら、ぜひこちらの本を開いてみてください。
雲、雨、雪、雷、風・・・空と天気をめぐる109の疑問に、テレビやラジオのお天気キャスターとして人気の気象予報士・森田正光さんが一問一答で答えてくれます。
たとえば台風だけでも、台風はどこからくる?何号まである?台風に名前があるってほんと?などなど9問ものふしぎが。さて、ちょっとのぞいてみましょうか。
「Q.「夏台風」「秋台風」って、どういう台風?」。7〜8月にくる「夏台風」と呼ばれる台風は動きがゆっくり、9月〜10月の「秋台風」はスピードがはやいという特徴があるんだ。その理由は・・・どうしてだと思う?
「それは、ほんとうだよ」「しくみを説明しよう」ちょっと難しい気象のしくみや知識もわかりやすく親しみやすい語り口調で解説されていて、なんだか森田さんが目の前で教えてくれているような気分!黄砂に覆われた大空、傘の表面についた雨粒、降り積もる雪で化粧をした山々・・・壮大で美しく、そして二度と出会うことのできない刹那的な空や自然の風景をとらえた写真家・八板康麿さんの写真も、天気への探究心をかきたててくれます。
子どもの疑問に答えてくれる本ですが、実は大人にとっても今さら聞けない基礎知識や知っていれば天気予報がもっとおもしろくなるトリビアが満載。親子で一緒にお天気博士を目指したくなる一冊ですよ!
(竹原雅子 まなびナビ編集部)
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