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にぶくさしこむ月光の中でくり広げられる幻想の世界。ふしぎな安らぎに満ちた賢治の名作を、ダイナミックに視覚化した大型絵本。
線路に沿った夜道を歩いていたら、恭一の前で不思議な出来事が…。
電信柱の行進が始まります。
躍動的で権威的で力強さと存在感のある電信柱。
電気総長だという不思議なおじいさんが現れます。
遠山さんは宮沢賢治の世界を見事に演出しています。
なんだかクラシック音楽にピッタリの交響曲もあったような。
今風ではない不思議な世界です。
やがて汽車が通りかかります。
電信柱は汽車のためにあるのではなかったようです。
重厚な作品だと思います。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)
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