とにかく・・・とにかく、大きい!大きいんです!
正直、虫はあまり好きではない、いやはっきり言ってしまえば苦手。でも・・・虫をここまでど迫力の大きさで見たことがあったでしょうか!この大きさには驚きを超え、感動せずにいられません。
モンシロチョウの羽は大きな骨組みで支えられていること。アリはお腹がすいている時は腹がしぼんでいる。タマムシが放つ輝きのヒミツは、体の表面のでこぼこ!?虫の体に生えている極細の毛や小さな目が集まってできている「複眼」のしくみ・・・。
小学生の頃、教科書や図鑑から「言葉」で学んだ知識が、リアルで迫力満点な写真を通し、生きた虫たちの姿として目に飛び込んできます。
・・・いや、そんな気難しいことは置いておいても。日頃は「ちょっと気持ち悪い」とさえ思ってしまう虫たちが、強気だったり、笑っていたり、クリクリの目でこちらを見つめていたり。豊かなその表情が、何とも愛らしいのです!その体のフォルムには美しささえ感じてしまう・・・あぁ、すでにして虫のとりこに!?
数多くの昆虫が載っている本格的な図鑑と見比べると、情報としては物足りないかもしれません。でも大好きなダンゴムシ、テントウムシ、カマキリ・・・この本を開く子ども達の目は、虫の世界への不思議に満ち溢れきっと輝いているはず。
学びの原点ってこういうことなのだろうな、という大切な気づきも与えてくれる一冊です。
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*2011/7/9(土)の朝日小学生新聞で紹介されました!
*2011/7/17(日)の産経新聞で紹介されました!
本書は、昆虫の全身を拡大写真で見せる図鑑です。
生きている昆虫をマクロレンズで接写して、B4見開きまで画像を拡大しました。
肉眼ではわかりにくい、昆虫のからだの細かなつくりや質感、微毛などを、
鮮明な美しいビジュアルで伝えます。
全身を拡大することで、従来の昆虫図鑑などでは文章でしか説明されていなかった、
特徴的な部位(たとえば、ミツバチの花粉かご、トンボの幼虫ヤゴの下唇)の構造を、
写真でズバリ紹介することができました。
拡大して初めてわかる昆虫のからだの秘密は、まさしく“百聞は一見にしかず”。
神秘的で想像力をおおいに刺激する、新しいタイプの図鑑です。
(編集者の声)
この本は、とにかく写真を見てください。
ページを開いたとたんに、写真がドーンと目に飛び込むように、写真と文字情報をスッパリ分けました。
目の前に現れる大きな大きな昆虫の姿から、何でもいいから発見し、感じてもらえれば、それで十分です。
大勢の子どもたちと一緒に読むときは、大型の判型を生かして、紙芝居ふうに読んだり、
クイズを出したりしてはいかがでしょう。また、もしも、こんな大きさの昆虫が本当にいたら…と、
みんなで話し合ってみるのも楽しそうです。
子どもたちだけでなく、かつて昆虫少年だったお父さん方が目を輝かせ、
武勇伝を語ってくれかもしれませんね。
特に、4ページ分を使ったワイドページの「クロスジギンヤンマ」は必見です!
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