2013年に日本人として初となる、 ボローニャ国際絵本原画展「国際イラストレーション賞」を受賞した 絵本作家の刀根里衣さん。 やさしいタッチと、かわいい動物が描かれた作品は、 日本でも多くの絵本好きの心をつかんでいます。
あかい大きなリンゴの家に、一人ぼっちで住んでいるウサギは、 ある雨の日、迷子のたまごと出会います。 たまごを家に連れて帰り、一緒に暮しはじめます。 食事も一緒、散歩も一緒。 うさぎはたまごのおかげで、一人ぼっちの寂しさを感じなくなりました。 でも、ある日、たまごのお母さんが迎えに来てしまい、 うさぎは再び一人ぼっちに……。 さらに強い孤独の中で、感じるうさぎに訪れたこととは……?
誰もが経験する、友達との出会いと別れ。 とっても悲しい体験だけど、別れがあることで、 人はもう一歩成長し、強くなれる……ということを、 刀根さんはうさぎとたまごの友情を通して、子どもたちに伝えてくれます。
卒園卒業シーズンや、お友達について考えたいときに 読みたい作品です。
(木村春子 絵本ナビライター)
ひとりぼっちのうさぎの初めての友達は迷子のたまご。何をするにもふたりは一緒。うさぎはとても幸せでした。こんな毎日が続いて欲しいとうさぎは願いますが…。イタリアで活躍する絵本作家・刀根里衣が贈る友情と絆の物語、待望の日本語版。
とても美しいイラストです。
静かに眺めていたくなるような雰囲気です。
孤独、出会い 楽しさ 喜び
友達 別れ
寂しさ 再会。。
人生のいろんな経験、
乗り越えていくこと、
成長していくこと、
いろんなメッセージを感じました。
それは私が年を重ねているから
そんなふうに受け止めたのかもしれません。
読み手によって
またちがった印象があると思います。
美しい絵本なので
小さいお子さんも
見ながら何か思うことがあるかもしれませんね。 (koyokaさん 50代・じいじ・ばあば )
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