昔のくらしと道具が50音順でひける本格絵事典。前半は昔のくらしが楽しいイラストでまとめられていて,当時のようすや生活の変化がわかります。後半は前半に出てきた道具について,写真や図解と簡単な解説で理解が深まります。
それこそ、昔はこういった本はすべてまとめて百科事典だったような気がしますが、この本の分類は「社会科辞典」だそうです。
正直面白かったです。
こういうのは小学生くらいの子どもたちが、授業で資料として使うことを前提に作っているのでしょうか?
普通に読んでも十分楽しかったですよ。
昭和生まれのお父さんお母さん、戦前戦中戦後くらいの生まれのおじいちゃんおばあちゃんも、お元気で長生きされている大正・明治生まれのひいおじいちゃんとかひいおばあちゃんもお子さんやお孫さんと是非一緒に読んでもらいたいな〜と、思います。
どのページも懐かしい物や風景に溢れていて、改めて子供の頃はいろいろな季節の空気や自然、それに季節ごとの行事をもっと肌で感じていたなと、思いました。
学校の「校舎」を紹介しているページ一つとっても、今の小学校のグランドに「百葉箱」ってあったかな〜、うちの子どもたちが通っていた小学校ではどこかにあったかしら?なんて考えてしまいました。
読んでいて一番面白かったのは各ページについている
「当時のことを聞いてみよう」というところ。
その当時ことを思い出して昔の○○はこうだった。と、コメントみたいに載ってるんですが、
どれもこれも「そーそー」と、ついうなずいてしまうのは、きっと私だけでないと思いたいです。
ところで、『道具』で紹介されている昔の紙芝居の舞台の写真が載っているのですが、
ここにたまたま載っているこの紙芝居がなんなのか、とっても気になります。なんだか宇宙人みたいな少年と、ごく一般的な男の子とUFOみたいな乗り物が描かれています。
この紙芝居のタイトルが気になりました。
あと、牛乳屋さんが朝配達してくれる箱も懐かしかったです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子13歳)
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