俺、花火になりたいねん! はじけて、光って、響いて、ゆれる。花火みたいなドラムを、たたいていたい! 児童文学賞トリプル受賞のブラスバンド物語
「おまえにはリズム感がある!」呼びだされた音楽室で、いきなり同級生の菅野七生にそういわれた、横山英二。「たたいてみろ。」と渡されたバチで、力まかせに太鼓をたたいた瞬間、英二の中で花火がはじけた! マーチングってなに? ドリルフェスって? 吹奏楽や楽器をよく知らなくても、読んでいるうちにガツンと気持ちが熱くなる、涙あり笑いありの大阪ブラスバンド物語、登場!
主人公の英二は、なかば強引に吹奏楽部に勧誘されますが、ドラムの才能を開花させブラスバンドにのめりこんでいきます。
家庭環境には恵まれず、苦労の多い英二ですが、天然ボケの明るいキャラで、大阪の漫才のような場面がたくさんありました。
以前、息子と私が読んで面白かったので、娘にも勧めたところ、すぐに読んでしまいました。
娘は、この青い鳥文庫版のほうが表紙と挿絵が好きだそうです。
まだ青い鳥文庫にはなっていない続編「ビート・キッズU」もお勧めです。 (みいのさん 50代・ママ 男の子17歳、女の子12歳)
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