直木賞作家・辻村深月の作品が、青い鳥文庫に初登場!
運動神経抜群で学校の人気者のトシと、気弱で友達の少ないワタル。小学校5年生の彼らはある日、家出を決意する。
5年生になって同じクラスになり、親しくなったふたりは、いつの間にかクラスで孤立し、ついには嫌がらせをされるようになった。それでもふたりは、相手を裏切ることなく、いっしょにいることを選んだが……。(『ロードムービー』)
親友の『ヒロちゃん』がとつぜんいなくなり、心を失ったようになって、学校を休みがちになった2年生のヒロ。毎日お見舞いにきてくれる同じクラスのみーちゃんに、イライラをぶつけ「いなくなっちゃえ!」と言ってしまった日、みーちゃんが姿を消してしまった……。(『雪の降る道』)
※この作品は、2008年10月に講談社から単行本が刊行されました。青い鳥文庫収録にあたり、2編を選び加筆・訂正をしたうえ、全体にふりがなをふり、新たにイラストを加えました。
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