死闘の末、失われた七つの鍵のうち第一の鍵を手に入れてようやく現実世界にもどってきたアーサーのもとに、
翌朝ハウスにいる「遺書」から不吉な電話がかかってきた。第二の鍵をあずかるチューズデーが、アーサーから
第一の鍵を奪おうと陰謀をめぐらせているから気をつけろというのだ。電話を切ったとたん、不気味なふたり組が
やってきて、午後にもアーサーの家をとりこわしてやると脅したうえ、父親に奇妙なガスをふきつけていった。
このままでは、家族や友だちにまで害がおよんでしまう…… ハウスにもどってチューズデーと対決しようと決めた
アーサーだったが、ハウスはハウスで、地底からわきあがってくる「無」の脅威にさらされていた――
ファンタジーの天才ガース・ニクス最新作。シリーズ全7巻中、すでに刊行ずみの巻は
すべてアメリカでトップ10入りをはたしている超人気シリーズ第2巻。
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