新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

なまけもののエメーリャ

なまけもののエメーリャ

作: 山中 まさひこ
絵: ささめや ゆき
出版社: 小学館 小学館の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,650

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作品情報

発行日: 2011年07月
ISBN: 9784097264460

B5判/40頁

出版社からの紹介

なまけもののエメ−リャのゆかいな物語
エメ−リャは、村いちばんのなまけもの。
あたたかなペチカの上で、
毎日うとうとひるねばかり……。

ある日、エメ−リャが川に水くみに行くと、
一ぴきの大きなカマスが顔を出しました。
エメ−リャは、さっとカマスをつかまえ、
家に持って帰ろうとしました。

するとカマスは、こういったのです。
「わたしを川にもどしてくれたら、
あなたを大金持ちにしてあげますよ」
そこでエメ−リャは……。
ロシアのたのしい昔話です。

ベストレビュー

ロシアのペチカはド・でかいぞ!

この話は内田理沙子さんが邦訳された「ロシアの昔話」に載っている『かますのいいつけ』と、同じものです。
作者紹介を読むと、中山さん自身が昔話の再話を手掛けていらっしゃるようなので、この話は中山さんが訳されて再話されたようです。

話自体はとても面白い不思議な話で、ロシアでいうところの“ペチカ”というのは日本人が想像する暖炉とはけた違いに大きいのだなと、改めて思いました。
絵はささめやゆきさんで、個性的な面白いエメーリャの味を楽しめます。
ちゃんと読むと20分くらいはかかる物語なので、楽しい話ですが、読み聞かせとかに読むには時間がかかり過ぎで、持ち手もつかれてしまうと思います。
こういうお話はぜひ、ブックトークで、子どもたちに紹介してもらいたいです。
(てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)

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