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アンナと冬のすみれ

アンナと冬のすみれ

再話: ネッティ・ローウェンスタイン
絵: エリザベス・ハーバー
訳: 中川 千尋
出版社: 徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,650

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作品情報

発行日: 2000年
ISBN: 9784198612764

出版社のおすすめ年齢:5歳〜

出版社からの紹介

ある晩、継母とその連れ子のねえさんに、すみれをつんでくるよういわれたアンナ。雪の中、森へでかけますが、こんな冬にすみれが咲いているはずがありません。途方にくれるアンナでしたが、森の奥で、十二の月をつかさどる不思議な人々に出会い…? 繊細なイラストが美しい絵本。

ベストレビュー

素敵な神話

12月のある日、まま母と姉さんに言われて、
森にすみれの花を探しに行ったアンナ。
(朝から晩まで働かされ、いじわるばかりされていた)
森のなかをさまよううち、火を囲んで12人の人がいすに
すわっていた。十二の月だった。「今は私がおさめる月なので
大きいいすにすわっている」と12月が言う。
願いを聞いてくれて、三つずついすをずれ、3月が大きいいす
にすわると、そよ風が吹き、雪が解け、野原いちめんすみれが
咲いた。アンナはエプロンいっぱいにすみれを摘み、
急いで家に帰る途中、冬に戻った。
よくばりな、まま母と姉さんは、その話を聞き、
森へ行ったっきり帰っては来なかった・・というお話です。

神話のような話に、パステル調の、ほんわかした絵が
ピッタリです。森の動物達が所々小さく登場するのも
かわいい。

火を囲んで十二の月がいすにすわっている絵が、
子供は印象的だったようで、「不思議な形してる人だね」
と言っていました。
(♪ナナコ♪さん 40代・ママ 男の子8歳)

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