どこで何を食べているのかでかわっている,鳥のくちばしや足の形。採餌する身近な鳥を詳細に観察した、新しいタイプの絵本図鑑。
身近な鳥が何を食べているのか非常に分かり易く描かれた1冊です。
虫や鳥、生き物に興味を持っている2歳の息子に。
鳥と触れ合える植物園に行った後、読んでみました。
スズメ、ツバメ、カッコウ、ハヤブサ、フクロウ、サギなど
美しい鳥の姿がリアルに描かれていて、
口に食べ物を加えているのですが、これがまた興味深い。
肉食の鳥は爪が鋭かったり、水辺の生き物を食べる鳥は
その食事とするものによってくちばしの形が特徴的だったりと、
当たり前のようですが、生き物がなぜその姿形なのか、
環境に適応していることがよくわかります。
同じ鳥でも、大きな鳥が小さな鳥を襲う場面も描かれており
生き物が命をいただいて生きているということも伝わってきます。
文章は少ないですが、目でみて伝わってくる情報は多いので、
親子でやりとりしながら読めると思います。
息子は自分が普段目にしている青虫やら毛虫やらを鳥が口に
加えているページが興味深い様子。繰り返し「これは何を
たべているの?」と質問してきます。
食べられている虫も気になるようなので、他の虫の図鑑を
横に持ってきて調べながら読んでいます。
コンパクトですが立派な図鑑だと感じました。 (空色のかわうそさん 30代・ママ 男の子2歳、)
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