わすれものあずかりしょには、きょうもたくさん届いていますよ。 牧場のにおいのするふわふわのセーターや、夜露にぬれたマント。 色とりどりの、たくさんの靴。 どこからか風にはこばれてきた、大きな大きなわすれものも! さあ、持ち主はだれでしょう?
あずかりしょ受付のおじさんがくんくんにおいをかいでいると 羊や、コウモリや、いろいろな生き物が 「それ!ぼくのですー。さがしてたんですー」 「は〜 たすかりました〜」 「よかった これがないとねむれないんです」 と、汗をかきかき、とりにやってきます。 あずかりしょの一日の仕事がおわり、看板をしまう夕暮れどきまで……。
読むと、だんだん力が抜け、思わずニコニコしてしまう。 はやしますみさんの魅力にひきこまれる一冊です。 ページをめくる前に、これは誰のだろう?と想像するおもしろさ。 あれっ、この人が持ち主だったの!?と意表をつかれるおもしろさ。 みんなで和気あいあいと楽しむのにもぴったりです。 「くんくんくん」「あれあれあれ」「おやおやおや」 声に出して読むと心地いいですよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
動物たちが自分が忘れた物を引き取りにやってきます。ふわふわのセーターは、羊。広がっているマントはコウモリ。たくさんの靴はムカデ。甲羅はの忘れ物は亀か思ったら…?最後はなんと太陽の忘れ物まで!?想像が広がってくるのが面白い、楽しさあふれる絵本。
シンプルで分かりやすく、小さなお子さんでも楽しめそうな絵本です。
ひつじの毛も、コウモリの羽根も、
どれもこれも、取り外し可能・・・?!
この発想が面白いと感じました。
タコ・・・ではなく、イカの場面が一番好きです。
一生懸命に走ったら、真っ赤になってしまったのですね!
だれの忘れ物かなあって、想像しながら楽しく読みました。 (なーお00さん 30代・その他の方 )
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