声に出して読んでみると、いろんなものが「へんしん」しちゃう!
そんな不思議な言葉遊びが大人気の「へんしん」シリーズ。
ページをめくる瞬間、なにが登場するのか想像するだけでワクワクするこの絵本。
子どもたちも大喜びすると園の先生方からも大好評なのだそうです。
『へんしんトンネル』『へんしんトイレ』『へんしんマラソン』『へんしんオバケ』・・・と続き、今回はシリーズなんと14作目。そして、記念すべき第1作目の、あの「トンネル」がふたたびかえってきたのです。
ある日、突然あらわれたふしぎなトンネル。このトンネルをくぐると、なぜかみんなへんしんするというのです。あ、向こうからやって来たのは、いちわのにわとりです。
「にわ にわ にわ にわ・・・」
そう言いながらトンネルをくぐると、出てきたのは!?
次にやってきたのは、えいごの「Y」。ワイワイにぎやかにトンネルをくぐります。
「ワイ ワイ ワイ ワイ・・・」
トンネルから出てきたのは、やっぱり?
さらに次々と風変わりなキャラクターたちがやって来ては、トンネルに入っていきます。
そして「あのヒーロー」もかえってきた!?
このシリーズが好きな子なら、遊び方はすっかりわかっているはずなのに、なぜかやっぱり笑っちゃう。
それがこの絵本のすごさですよね。
読み方にもちょっとしたコツがあるようですが、ちゃんと注意書きとして教えてくれるので安心です。
子どもたちが自分で読むのはもちろん、読んであげる大人たちも、その楽しさを味わってしまうとくり返し読みたくなってしまうようですよ。
「もしぼくがトンネルをくぐったら、何にへんしんできるのかな。
あのへんてこりんなトンネル、ぼくのまちにやってきたら、絶対入ってみるんだから。」
いつかそんな時のために、自分でもどんどんことばを考えておくのがオススメです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
続きを読む