よるです。静かな夜です。
子どもたちはみんなすやすや眠っています。
「だれか、いっしょにあそばへん?」
だあれ、こんな夜遅くに寝てない子は?
それは、なるおくんの「カスタネット」!
眠れないカスタネットは、公園に遊びにでかけるのです。
夜の公園で一人で、タンタタタン・・・。
あれ・・・?やっぱりなんだか寂しいのです。
なので、とらこちゃんとこのトライアングルくんを誘って
公園で二人で、チリンチリン タンタタ タンタタ。
二人で遊んでいるとなにやら暗闇からヒュ〜と不気味な音が!
二人の音に誘われて、どうやらいろんな楽器たち・・・。
いやいや楽器どころか目を疑う驚く仲間たちが集まってきたみたいですよ。
夜の公園で音をだして遊んでいる楽器たち。
とても不思議でとても愉快な岡田よしたかさんの絵本。
テンポのよい関西弁で話すモノたちの会話と奏でる楽しげな音。
みんなの仲良しのやりとりがゆるりと流れていく心地よい時間。
「なんでやねん?!」と笑いながらつっこみたくなる展開に
どんどんどんどん増えていく可笑しな仲間たち。
いろいろな音が聞こえてきます。
朝まで続く演奏会は、時間を忘れるほど楽しそう!
さあて、だれが登場したのかは、絵本を読んでのお楽しみです。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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