人気の絵本「おさるのジョージ」はアニメになっても子どもたちに大人気。
このシリーズはそのアニメ版の方から生まれた楽しい絵本シリーズです。
ジョージは一度に色んなことをするのが得意。
でも、なかでも得意なのは“何でも知りたがる”ことなんですって。
今回ジョージが夢中になったのは、ベランダにやってきたハトさんのこと。
足にわっかが付いているから、伝書バト。おじさんに伝書バトはどんなに遠くへ飛んでも必ずうちに戻ってくると聞いたジョージは、何とかベランダにハトさんのおうちを作ろうと考え始めます。
おうちっていうととまり木。本当にそんなすごいもの作れるの、ジョージ?
・・・でも、ここからのジョージがすごい!
最初に作った木は大失敗。もっと丈夫なものを、と作った粘土の木も失敗。
そこでジョージは本物の木を観察しにいきます。そのスケッチをもとにとりかかった作戦は・・・。
ジョージが突っ走ればいつもの通り、部屋の中はぐっちゃぐちゃ、おじさんもびっくりの大騒ぎ!
でも、今回ばかりはジョージに教えられたようですよ。
一生懸命な気持ちは、ちゃんとハトにだって伝わるってことを、ね。
巻末には、ジョージの行動をクイズにしたコーナーも。
「ものができるまで」。
ジョージのはちゃめちゃストーリーを楽しんでいたかと思ったら、こんな大切なことが学べちゃうなんて!
このシリーズ、なかなかあなどれないのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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