よく晴れた冬の朝、いつもより早く目を覚ましたジョージ。
おとなりのビルも、もう起きて何かをつくりはじめています。
「これからゆきのいえをつくるんだ。“イグルー”っていうんだよ。こんやはここでねむるつもりさ」
おもしろそう! ジョージも手伝うことにしました。
雪の地面を丸く掘り、雪のブロックをならべて土台をつくったら、ドーム状にブロックを積み上げて……
ブロックの隙間を雪でうめたら、完成!
でも、あれれ? できあがったビルのイグルーはちょっとせまいみたい。
ジョージはもっと大きなイグルーをつくってみたくなりました。
ベッドを置けて、ともだちもよべて、パーティだってひらけるような……。
さっそくつくりはじめたジョージは、日が暮れるまでがんばって、とうとう完成させます!
黄色いぼうしのおじさんが、ジョージのベッドをイグルーのなかに運んでくれました。
満足そうにベッドにもぐりこむジョージ。
でも大きなイグルーは、なんだか、ねむるには寒すぎるみたい……。
どうしてもあきらめきれないジョージが、考えついたこととは!?
今回もジョージの好奇心とがんばりに、ほれぼれしちゃうお話。
なんでもやってみるのがジョージ。だからこそ、毎日発見があるんですね!
もともとは、寒い地方に住むエスキモーなどがつくる家として知られる、イグルー。
巻末のおまけページを見ながら、キッチンで小さなイグルーをつくるのも楽しそうですよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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