休みの日にだけ、学校に魚を食べに来る真っ白なシラサギのギッちゃんは、万里と秀介だけのヒミツ。万里と秀介はギッちゃんに出会ってから、毎週ギッちゃんが来るのを楽しみにしていました。でもある事件をきっかけに、ギッちゃんは学校に来なくなってしまい……。ギッちゃんを探しに、子どもたちの小さな冒険が始まります。
<編集者から>
日本児童文芸家協会主催第14回創作コンクールで、最優秀賞である「つばさ賞」を受賞した、現役小学校教師によるデビュー作です。この物語は、実際に勤務していた小学校に現れたシラサギに着想を得て生まれたそうですが、子どもたちのリアルな描写は、現役教師ならでは。ギッちゃんのことを友だちのように想う子どもたちの優しい心、そしてギッちゃんを探すため、小さな冒険への一歩を踏み出す勇気と友情が、さわやかな読後感をもたらします。
<ここがポイント>
・シラサギの生態に興味が湧きます
・子どもたちの生き生きとした会話が楽しめます
・読後感がさわやかです
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