まずは砂糖から。原材料やお菓子の種類別にまとめ、膨大な数の世界のお菓子をわかりやすく理解できるように工夫した一冊。
地域別の特徴、歴史、風習などがほどよい分量で、写真やイラストとともに味わえる。
砂糖、カカオ、アイスクリーム、スナック菓子、和菓子、中華菓子(点心)、東南アジア、インド、西アジア、ヨーロッパ。
まだまだ日本では知られていない地域のお菓子が、面白い。西アジアには「大臣の指」とか「婦人のおへそ」という名前のお菓子があって、どんな味がするのか?…実に興味深い。(本当に大臣の指を使っているわけではありません)イスラム圏は、ユーモアが効いていて愉快だ。
和菓子は季節や自然を写し取ったものが多く紹介されているけど、日本にはユーモアを反映した名前や姿をもつお菓子もあるのだろうか?
よく知っているはずのチョコレートも、もともとは辛い唐辛子を入れた、健康飲料だったとか、知らない事だらけ。世界にはまだまだ知らない事の方が多く、いくつになっても新しいものを知る楽しみはつきない。
一部のお菓子の作り方も載っているので、実際に試せる。楽しみが増えた。外国人の友達が多いので、結構、役立っています。
食べ物の話は、単純に盛り上がるので、助かります。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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