牛をつないだ椿の木/うた時計/最後の胡弓ひき/おじいさんのランプ 〈解説〉新美南吉記念館学芸員 遠山光嗣・田舎道の文学に託したもの
牛をつないだ 椿の木
うた時計
最後の鼓弓ひき
おじいさんのランプ
四つのおはなしです
一つめは 人の良い人力車引きの海蔵さんが みんながのどを潤すためにお金を貯めて井戸を掘った話 ところが 日露戦争で 海蔵さんは帰らぬ人となりました
最後の鼓弓ひきは涙の出るような話です。
木之助さんの鼓弓への愛情 熱心に鼓弓を学び人々に美しい音色を届けていたこと。
年取っても最後まで 鼓弓を愛したこと でも ラストがかわいそうでこんなに鼓弓を愛していたのに 古物屋に 30銭でうってしまうのです
はたと気がついて取り戻そうとしたら・・・60銭と言われてかわいそうに思えました
おじいさんのランプはランプが大好きな 巳之助さんが文明開化でランプから電気にかわりランプをいっぱい つるして 喜んでいる姿に共感しました
時代は 明治時代のお話ですが なんだか 人間の生き方を学び 人は 現代に生きていても 誠実に生きていくことが大事だと思えるのです
新美南吉さんから 学びます!
是非皆さんも読んでみてください! (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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