仲間はずれになった千波の携帯に、1通のメールが届いた。メールの言葉に励まされて千波は卒業式を迎えた。メールの送り主は……。
中学三年の千波。図書委員に選出されたことから友だち関係がうまくいかなくなります。
いじめといえる状況の中で千波の心を救ってくれたのは潮風と名乗るメールでした。
辛い時に支えてくれる言葉というのがありますよね。
メールというのが今時の題材だと思いましたが、千波の心情が丁寧に描かれていると思いました。
私自身、小学生の時に仲間はずれにされたことがありましたが、その時に支えてくれたのは本だったことを思い出しました。
自分ではよくわからない理由ではずされることって、今でもあるだろうと思います。
そんな時に前向きにというのは難しいかもしれませんが、自分だけではないし、どんな時にでも誠実に生きていけたらいいなと思います。
主人公が中学三年なのでその周辺のお子さんが読むと共感できる内容だと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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