ちょっとイラストを描いてみたい。しかし鉛筆やペンだと画力が必要。水彩や色鉛筆だと技術も必要。そこで、簡単に描ける画材として「クレヨン」を取り上げ、ダイナミックなタッチで描いていく手法を、現在、海外でも人気の若手イラストレーターの筆者が、クレヨンの使い方や描き方などを、わかりやすく解説する。
本書は、初心者からプロを目指すイラストレーターまでを対象として、クレヨンで描くポイントを、ビジュアルメインに構成し、見るだけでも簡単に理解できるようになっている。
まず前半では、初心者にも描きやすいモチーフからはじめ、画材の特長を習得し、クレヨンの使い方に慣れることを目標としている。また、お手本となる作品を豊富に掲載し、著者の作品を模写することで次第にモチーフの捉え方やデフォルメのコツをつかむことができる。
本書の後半では、中級者や上級者を対象とした技術的な解説も充実している。質感の出し方やディテールの表現など、段階を追ってわかりやすく説明をしている実践的な技術書である。
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