学校で「お米のことを調べなさい」という宿題を出された!どうすればいい?
そんな日々起こる子どもたちの悩みを解決する画期的な本ができました!その名も『お父さんが教える図書館の使いかた』。
2009年刊行の前作『お父さんが教える自由研究の書きかた』で書ききれなかった、“そのレポートの内容をどうやって作ったらいいのか”の調べ方を書いたのが、こちらの「図書館の使いかた」。さらにシンプルに分かりやすいデザインとなり、驚くぐらいとっても読みやすいんです。これなら、本自体の説明を読むのに疲れてしまうこともなさそうですね。
「お父さんが教える」としているのは、男の人の方が順序立てて論理的に物事を考えるのが得意なので、説明に向いているから。内容は子どもとの会話形式で進んでいくので、お父さんはこの本に書いてある通りに子どもと会話を進めていけば教えることができてしまうんです。この『図書館の使い方』では、具体的には、朝9時に子どもに調べものの宿題で泣きつかれたお父さんが、10時に図書館に連れて行って、午後5時にレポートを完成させるためには、どういう風に子どもに教えたらいいか、子どもにどう行動させたらいいのかが時間を追って丁寧に説明されていて、本当にこの通りに動けばレポートができちゃう!というそんなとっても懇切丁寧な手引き書なんです。これは忙しいお父さんは助かりますね。
驚きのノウハウと考え方を少し紹介すると…
まず図書館へ行って真っ先にすることは、百科事典のコーナーへ行き、“必要なことばの定義を押さえること”それが決して抜かしてはいけない何より重要なこと。まず調べる内容を百科事典で正確に知るところからスタートすることが大切なのですね。また百科事典の該当ページの見開き1枚には、テーマの種がたくさん転がっているのです。さらに目次と索引の見方や情報をノートにまとめる方法、奥付と発行年月日を確認すること、参考文献リストの作り方、表紙のつけ方などレポートを書くときに押さえておきたいポイントもしっかり教えてくれるので、小学生のうちにこの基礎を身につけてしまえば、中学高校大学…そして大人になってからも一生役立つこと間違いなしの大切な方法論なんです。
さて、これでもう調べものの宿題なんてこわくありません。今年の夏休みは本を片手に、お子さんと図書館へ出かけてみませんか。
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なにか調べたいときには図書館へ行けばわかる、ということはどなたもご存じのことでしょう。
でも、図書館に行って具体的になにをどうすればいいのか……は、まだそれほど定着していないように思います。
なのでこの本では、
お米のことを調べなさい
という宿題を出され、困ってしまった小学校5年生の男の子と、じゃあ図書館に行こう、と助け船を出したお父さんの2人を主人公に、図書館に行ったら、この順番でこう動いてみて!
を解説してみました。
高学年の調べものともなると、答えが見つかるのは、ほぼ大人の本になってしまいます。
混乱を避けるためにこの本ではわざとネット系は省かせていただきましたが(まずはしっかり本が使えるように)、ネットのなかで統計などを探すのも、小学生にはなかなかに難しいことで、全部、ではなくともあちこちで、大人の手助けが必要なのです。
このシリーズの他の本と同じように、この本は大人が読んで≠かったことを、お子さんにあのね…≠ニいうように、話しことばで説明して≠ュださればわかってもらえるように作りました。
どうぞお子さんを助けてやってください。
そうしてお子さんのヒーローになってください。 (「はじめに」より)
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