「あ」りんこが「あ」っと おどろいた。
だってね・・・
「い」すの うえで、「う」しが 「え」を かいているんだ。
「お」っと、あぶない。
みなさんお気づきでしょうか。
このちょっと不思議なお話には、「あ行」の文字が全て登場します。
椅子の上で、あぶなっかしく絵を描いているうしってどんな感じかというと・・・絵を見ればすぐに笑っちゃうはず。
次の「か行」では、かめが「か」のつく美味しいお菓子を見つけ。
「さ行」では、さいとうくんが何だか「さ」いこうの日らしく。
「た行」では、たぬきが「た」すけてって、さわいでる。
こんな風に、「あ行」から「わ行」まで、2見開きを使って文字がまなべるお話が次々に登場します。文章はたくさんの絵本の翻訳を手がけられている灰島かりさんです。文字が読めるようになれば、お話も楽しめる。当たり前のことだけど、なんだか明快でやる気になりますよね。楽しめるようになったら、今度は文字を真似して書いてみて!
みんな あつまれ 「あかさたな」♪
すいすい たのしく 「はまやらわ」♪♪
声に出しても気持ちいい「あいうえおのえほん」、巻末には楽しい絵入り五十音表も付いていますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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