「友達ってどうやって作るの?」
大人だって答えるのは簡単ではありません。
子どもたちにとっては、人間関係の最初の試練、一大事です。
入学式、クラス替え、
そんな、友達作りの入り口に立った子どもたちに、いったいどんなことを伝えてあげたらいいのでしょう?
げんきなこ、どうぶつずきなこ、まじめなこ、おもしろいこ、じまんするこ、うそつきなこ・・・
まわりにはいろんな子がいます。
どんな子と友達になりたい?と、まずは、考えますよね。
でもそれって、裏返すと、どんな子が友達になってほしいと思ってもらえるかということでもあるんです。
友達選びは、まず自分を知ることから。
それから、どんな風に友達になったらいいかを考えてみましょう。
この絵本の特徴は、実践的に使えるところ。
巻末のページをコピーすると、書き込めるワークシートになっています。
好きな食べ物、得意なこと、苦手なこと、将来の夢。
絵本のページを参考に、自分のことを記入してみてください。
どうやったら誰かと友達になれるかのアクションや、人間関係の基本的なルールも、絵本の中でゲームのように楽しみながら学べるようになっています。
小さな子にも、やさしい言葉とわかりやすい楽しい絵で、語りかけてくれる絵本。
頭も心も柔らかい時期に、親子はもちろん、グループやクラスで話し合うきっかけになるといいですね。
「よい友達がいれば、真っすぐ生きていける」
「友達は一生の宝物です」
作者は、今まで100冊以上の絵本に関わってきた、絵本作家たかいよしかずさん。
長年子どもたちに伝えたいと思い続けたことを形にしたという、思いのこもった絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
続きを読む