児童文学でも絵本でもない本ですから、絵本ナビにはちょっとなじまない本かも知れません。
8月のこの時期に戦争をテーマにした絵本を読み続けていたら、戦時中の子どもがどんなであったかを体験として知ることも重要ではないかと思い、手にした本です。
戦時中の東京。
小学校も低学年は学童疎開で東京を離れます。
学童の年齢の上の子どもたちは、少国民として戦争に巻き込まれていきます。
客観的な平和論ではなく、少年は時代の中でどう生きたかが体験として生き生きと描かれています。
自分がその時代にいたらどうして生きただろうかと考えてみると、社会の大きさを感じずにはいられません。
絵本を読む間に、このような本を読んでみることも大切かと思います。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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