野菜いっぱいのテッドさんの畑から、レタスが消えました。レタスだけが1つもないのです。どうしたのでしょう。
おや、誰かの足跡がついているようですよ。このピカピカした足跡、どこかで見たことあるような・・・。
足跡は、赤い花の下へと続いています。犯人はここ?
花びらをめくると・・・わっ!花粉をかかえて食事中のみつばちが飛び出てきました。
「ぼくじゃないよ! べとべとした かふんが だいすきなんだから!」どうやら違ったようですね。
ページを進んで、今度は大きな石をもちあげると・・・うわぁ!!一体何が?!
見開きごとに、めくりを開くといろんな生きものが立体的に飛び出すしかけになっています。現れるのは、身近だけど、会ったら思わず「きゃっ」と叫んでしまうだろう顔ぶればかり。けっこうな迫力で飛び出てくるので、要注意です。でもご安心ください。よく見れば、みんな陽気な顔で、丁寧に自分の好物を教えてくれたり何だか親しみがあるのです。たどる足跡は、その部分だけツヤのある加工がされていて、浮き出して光って見えます。なぞると、指に吸い付くような独特の感触が楽しい!
さあ足跡をどんどんたどって、犯人を探していきましょう。
・・・ああ、あなたたちだったのね! レタスが大好物の犯人は、最後のページで、とびっきりとぼけた表情で登場してくれますよ。
草の上の足跡をたどって、葉っぱや岩の下を覗いてみたり、たまにはこんなふうに虫気分で本の上をお散歩してみるのも楽しいですね。
(絵本ナビ編集部)
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